じべ。の観てきた!クチコミ一覧

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評価

評価

大ナカゴー

座・高円寺2(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/14 (金)公演終了

満足度★★★★

いつもに輪をかけておバカ
「大」を冠するだけにホント大バカ、いつもに輪をかけておバカで声をあげてワロタ。
しかしあまりにおバカであんな方やそんな方のせっかくの「ワザ」を忘れてしまいそうなのはどーよ?(爆)
また、終盤のあるシーンはややクドい感無きにしも非ず。
一方、開演がやや押したが、間のもたせ方は抜群。他団体もそのサービス精神を見習うべし!

「ストレンジャー イン ザ 騎士」

「ストレンジャー イン ザ 騎士」

無頼組合

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/12/07 (金) ~ 2012/12/10 (月)公演終了

満足度★★★★

シリーズ佳境!
今回は特に70年代後半の東映アクション映画の雰囲気が色濃く漂う。終盤の銃撃戦のせいだろうか?
その銃撃戦もシナトラを流しながらというのがニクいねどうも。また、幕切れに衝撃の事実を明かすのはシリーズ初か?
待たれる次回♪

Knight of the Peach

Knight of the Peach

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

邪道ver.
「表層の正・裏面の邪」「行動の正・心理の邪」なオモムキ。また、正で残った疑問点に対する回答も含まれており、観る順がこれで良かったと思う一方で、逆順で観たらどう感じたろう?と思ったりも。

Knight of the Peach

Knight of the Peach

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

正道ver.
イヌ・サル・キジ(や鬼、キビダンゴ)は出てくるものの桃太郎がなかなか登場しないだけに中盤で4者が集まった時の「キターーーッ!!」感たるや!(笑)
それにしてもあの話をよくもまぁ「海賊風味」に仕立てたものだ、と感服。

ひげ太夫第34回公演「トラジャ百香拳(ひゃっかけん)

ひげ太夫第34回公演「トラジャ百香拳(ひゃっかけん)

ひげ太夫

Geki地下Liberty(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

最高傑作、ここに誕生
形あるものや光など可視的なものならともかく、香りや味などまで身体で表現するとはおそるべしっっ!!!(笑)
また、物語も従来に増して練れており、大技も「いつもより多めに入れております」な上に空中三点倒立などという新技も披露して、15周年の最後を飾るに相応しい。
聞けば近年は11人体制のところ今回は9人での上演だったそうで、その陣容での大技の増量には感服。
最高傑作ここに誕生と言っても良いのではないか?
なお、今回ツボを突かれたネタ(?)は自転車とガチャピン(笑)。

トリビュート企画『feat.白井』 【終演しました。ご来場有難うございました!】

トリビュート企画『feat.白井』 【終演しました。ご来場有難うございました!】

サイバー∴サイコロジック

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/12/04 (火) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

シューティングガール×バイオミュージック
キャラのたった6人の姉妹が交わす会話は言い争いでさえ血の繋がり故の甘えや思いやりが滲み出ていて鮮やか。
さらに終盤での収束のさせ方も定番ではあるが上手く、満足度高し。
また、「白井肉丸嬢の客演状態を作る」という松澤主宰の企画意図も見事にクリア。
ところで「焼きおにぎり定食」もさることながら「紅しょうが定食」「フルーツグラタン」とはいかなるものなのか?気になって仕方ない。(笑)

第二回 演劇早慶戦

第二回 演劇早慶戦

演劇早慶戦実行委員会

牛込箪笥区民ホール(東京都)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/08 (土)公演終了

満足度★★★

奇策が裏目の早稲田2連敗…
作品ではなく沙翁その人をテーマにしたという早稲田の「青の楽園」は奇策が裏目に出て自滅?
対する慶應の「ロミオとジュリエット/ロミオとジュリエットみたいなの」はロミジュリに飛龍伝を組み合わせてワカり易く娯楽性も持ち合わせ、「よくワカっていらっしゃる」な感じ。
思い返せば第1回も早稲田は終盤で映像を使う奇策…と言うより演劇表現を放棄する愚策(←私見)を用いて敗れており、第3回は2度連続の敗退を糧として頂きたく。

なお、今後の改善策の参考までにマチネのタイムテーブルを以下に記しておく。
13:20 開演(20分押し)
13:30 早稲田大学「青の楽園」開演(上演時間65分=5分オーバー?)
14:35 休憩(予定では15分間が40分間に)
15:15 慶應大学「ロミオとジュリエット/ロミオとジュリエットみたいなの」開演
16:15 両校エール交換・開票結果発表
16:35 終演(ソワレ開場予定時刻の5分後)

トリビュート企画『feat.白井』 【終演しました。ご来場有難うございました!】

トリビュート企画『feat.白井』 【終演しました。ご来場有難うございました!】

サイバー∴サイコロジック

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/12/04 (火) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

閻魔堂モラトリアム
劇中で現世を等活地獄が侵食していった如く、+1の世界をサイバー∴サイコロジックが徐々に侵食して行く感覚は両団体のイイトコ取りで、企画の勝利。
また、「自殺はダメよ」なメッセージで終わるのもイイ。

吃逆の祭り -キツギャクノマツリ-

吃逆の祭り -キツギャクノマツリ-

劇団五〇鬼

北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/11/30 (金) ~ 2012/12/04 (火)公演終了

満足度★★★★

今市子的世界
民間伝承とホーム(?)コメディ要素を融合させた「青嵐のいない百鬼夜行抄」的(あるいは今市子的)世界が好み。
やや古い日本家屋(いわゆる旧家ではなくごく一般的な家)を表現した装置と岡山の訛りも相俟って柔らかくどこか懐かしさを感じたりも。

グッバイ、マザー(たくさんのご来場&コメントありがとうございました!)

グッバイ、マザー(たくさんのご来場&コメントありがとうございました!)

劇団ズッキュン娘

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2012/12/07 (金) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

女性ならではの作劇?
やや破天荒な母の行動で笑える前半と、主人公であるその娘が友人の指摘により母と自分について「悟りを開く(笑)」終盤の対比が鮮やか。
また、多感な年頃で時に身勝手な娘の心理も巧みに描かれ、なるほど実体験がベースなだけのことはある、と。
さらに「あー言えばこー言う」な母娘のやり取りや主題歌・挿入歌も楽しく、かなり満足。
(星は御祝儀の意味もありちょっとオマケ(爆))

青のはて ―銀河鉄道前奏曲(プレリュード)―

青のはて ―銀河鉄道前奏曲(プレリュード)―

てがみ座

吉祥寺シアター(東京都)

2012/11/30 (金) ~ 2012/12/03 (月)公演終了

満足度★★★★

盛り込み過ぎな感無きにしも非ず
意図は汲むし個々の場面も良いが全体としては盛り込み過ぎで頭でっかちな感無きにしも非ず。
一方、賢治作品のモチーフが登場すると、劇中設定から「これが原形なのね」と錯覚したりするのは楽しく、見事に術にハマった感じ?(笑)
お得意の(?)対面客席にした美術や間接的なものも使った照明も◎。

週末たち(満員御礼で終幕。ありがとうございました。御感想お待ちしています!)

週末たち(満員御礼で終幕。ありがとうございました。御感想お待ちしています!)

MU

BAR COREDO(東京都)

2012/12/01 (土) ~ 2012/12/04 (火)公演終了

満足度★★★★

構成の妙
執筆者が4人で書き下ろしあり既製の改稿ありと出自は様々ながら1編目がある日の午後、その後3編が同日夜、ラスト1編をコトの起きた後、とちゃんと同じ半日の話としてまとまる構成が巧み。
後から気付いたが、最初の挿話でちゃんと「アレ」を予報しているのも愉快。

吉田ハミガキ

吉田ハミガキ

しいばしあやな×あさかわちえ

王子小劇場(東京都)

2012/12/03 (月) ~ 2012/12/04 (火)公演終了

満足度★★★★

ブッ跳びー♪(笑)
シュールで実験的。猫の目のように話がコロコロ変移するが考えようによってはエッシャーの「メタモルフォーゼ」のように徐々に変わっているとも言えるか?
それでありながら最後は(殆ど忘れていた)序盤の一点に回帰するのが巧み。
ネタのブッ跳び方はワワフラミンゴに通ずるも、「あ、ここで終わりだな」とワカるところが違いかも。

ファントム・ライセンス

ファントム・ライセンス

進戯団 夢命クラシックス

新宿シアターモリエール(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

アニメチックな娯楽アクション
コミカル…というよりマンガチック、アニメチックな娯楽アクション。
某怪盗もの&某スタジオ系のリスペクトネタが楽しく、おポンチさは往年の新感線に通ずる?
また、アクションのキレはもちろん、サンプリングのS.E.のタイミングが寸分たがわずピタリと合うのも見事。

ネタバレBOX

さらに先日のラッパ屋との共通点まであり(ホントにももクロちゃん、小劇場系に大モテ)、満足度高し。
みせられて

みせられて

はぶ談戯

劇場HOPE(東京都)

2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

底無し沼のように引きずり込まれる
SNSのオフ会にありがちな身近な光景で引き付けておいて次第にディープな世界に変貌、気が付くとコワい世界にどっぷりハマっているのは底無し沼の如し。
イイ話やコメディリリーフ的なキャラで緩和されてはいるもののこえーよ!(笑)
そのナマナマしさはσ(^-^)がかつてオフ猿であった(爆)ことよりも適材適所のキャストによるものが大きく、序盤では意外だった役も「あぁ、やっぱり!」だったりして妙な説得力アリ(笑)。
また、事前に目にしたいくつかの評の通り伏線とその回収が裏打ちしていると言えよう。
しかしホントに女性はコワい、いや、劇中人物ではなくこういう芝居を創る穂科さんが…(←もちろん褒めているつもりです)

カゼマチ

カゼマチ

ゲンパビ

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

手堅く着実なツクリでワカり易く好感
「罪とその償い」「消えないばかりか暴走るす被害者意識」などが心に迫り、犯した罪は赦されないのか、被害者の心はどうしたら癒されるのか、などについて考えさせられる。
また、各人物や物語の背景をじっくり語ってからクライマックスを迎えるツクリはオーソドックスながら着実で、当日パンフレットに掲載された登場人物紹介と相俟ってワカり易い。(以下ネタバレBOXへ)

ネタバレBOX

その一方で母の死など観客の想像に委ねる部分のぼかし方も程よく、序盤でのしゃぼん玉を使って明日香の心境を示す幕の引き方も巧み。
ただ、「土喰い」の謎が解かれないのはやや気になる。(笑)
あと、強いて言えばあそこはべレッタでなくトカレフの方がイイような…。(爆)
The Library of Life まとめ * 図書館的人生(上)

The Library of Life まとめ * 図書館的人生(上)

イキウメ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2012/11/16 (金) ~ 2012/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

まさに「リミックス」
単に過去の短編を並べ替えて見せるのでなく複数の挿話を場単位で同時進行させ、時としてある動作が別の挿話に影響したりするのが面白い。
過去の複数の作品を組み合わせて新たな価値を与えるのはまさに「リミックス」。

テロルとそのほか

テロルとそのほか

工場の出口

アトリエ春風舎(東京都)

2012/12/01 (土) ~ 2012/12/07 (金)公演終了

満足度★★★★

作劇過程がワカる演劇版四題噺
4人の役者が出したテーマにつきモノローグと短編を1編ずつ書き下ろし、それら8編を発展させて1本に仕上げるという演劇版「四題噺」、生成過程がワカるのが面白い。
当日パンフレットで事前に読んだその「作り方」は観劇中は忘れていたが、終演後に再見したらもう膝を連打!(笑)
また、独白パートと芝居パートのバランスが作り出すリズムによりメリハリがきいており、シンプルながら多彩な照明も◎。

オセロ。

オセロ。

y0suka

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2012/11/28 (水) ~ 2012/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

「オセロ。」であって「オセロー」ではない
確かに「オセロ。」であって「オセロー」ではない(←当日パンフレットより)な感じ。
元ネタの基本設定だけ踏襲して異なる物語を紡ぐ手口に前年のガチゲキでの日本のラジオ「タイタス・アンドロカス」を連想したりしつつ楽しむ。
欲を言えば些細なことから形勢が逆転する部分などあればさらに「オセロ」だったのでは?(笑)

世界は僕のCUBEで造られる

世界は僕のCUBEで造られる

ACTOR’S TRASH ASSH

吉祥寺シアター(東京都)

2012/11/20 (火) ~ 2012/11/26 (月)公演終了

満足度★★★★

大幅グレードアップ
2年前にブラッツで上演した作品の大幅グレードアップ。
「当世人気者」な若手俳優やアイドルを多数招いた中、4人のASSHメンバーが要所要所を締めてメリハリを付けているのがさすが。
2年前と比較するとエンターテイメント性が大幅にアップした分「自分の中の多面性」的な主題が薄れた気がしないでもないが、いわば素描と極彩色(むしろサイケ調?(笑))に塗った絵画との違い、的な?
ただ、ゲスト陣のファンへのサービス的なシーンは千穐楽ということもあってか冗長感アリ。
その結果、上演時間が10分間の休憩を含み3時間というのは行き過ぎでは?(面白いことは面白いんだが)

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