1
ダブルブッキング
K Dash Stage
新宿の古参2劇場で同時上演、内容がリンクしているというアイデアにとどまらず、一方だけでもストーリーがキチンと成立しているのはさすが堤泰之
2
SHOUT!!
S×Sプロデュース
核燃料再処理場の本稼働反対運動を描きながらもカタくならず、娯楽性も十分な「社会派エンタテインメント」
3
恋人としては無理
柿喰う客
口調と身に着けるアイテムという「記号」で表現した主要人物を出演者5人が交互に演ずる手法に加えて柿版『JCS』な内容も面白かった
4
hg
風琴工房
水俣病の「昔と今」を描き、硬派な面とあたたかな面を対比させた構成と、観るものをグイグイ引きこむ語り口が印象的
5
歌の翼にキミを乗せ
昭和芸能舎
「シラノ・ド・ベルジュラック」の翻案に反戦メッセージを込めた秀作。機会ある毎に演を重ねて欲しい
6
中野ブロンディーズ
ネルケプランニング
それぞれ個性的なオタク少女たちがつながりを深めチアリーディングに挑む物語、キャラクター設定とラストのパフォーマンスが特に○
7
鈴木家 の はなし#00
and Me
更に磨きのかかった会話が見事なばかりでなく終盤で立った波を意外なオチでまとめるストーリー展開も巧みで、完成度高し
8
ブロッサム・セレナーデ
進戯団 夢命クラシックス
コメディ調に始まりながらもハートウォーミングな中盤を経て戦うことの虚しさを訴えるクライマックスに持ち込む構成が巧い
9
Father Christmas, Don’t Cry ~2008 下北Ver.~
しゅうくりー夢
親子もの+タイムスリップ系という2点盛りな上に当時の流行語や流行歌が懐かしく、さらに使用曲の歌詞が内容にリンクしているのが見事
10
黒子ノ譲志
グワィニャオン
世の中には密かに人助けをする黒子がいる、という発想の面白さ、表現のユニークさに加えて涙あり笑いありのストーリーが楽しい