nらoむkれe〜nずaんkが投票した舞台芸術アワード!

2018年度 1-10位と総評
上空に光る

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上空に光る

やしゃご

震災のその後に真正面から切り込んだ作品。帰らない命。生まれない命。人間以外の命。そこに優越はない。そして、風化させてはいけない。

Q学

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Q学

田上パル

愛しい。教育現場の本質や愛について考える。学ぶということ。仲間。心に深く刻まれた。

鵺的トライアルvol.2『天はすべて許し給う』

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鵺的トライアルvol.2『天はすべて許し給う』

鵺的(ぬえてき)

男の…いや、自分の中に潜む欲望の闇や醜さを暴かれた気持ちになった。傑作。

愛犬ポリーの死、そして家族の話

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愛犬ポリーの死、そして家族の話

月刊「根本宗子」

展開の意外性。緊急出演となったことを感じさせない藤松祥子さんの素晴らしさを堪能した。彼女の素晴らしさを堪能できる演出にも敬服。

空想科学II

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空想科学II

うさぎストライプ

ユーモアがあってポップで、一見ふざけて見えるけれど、奥が深い。そして美しく切ない。

ただいま

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ただいま

劇団こふく劇場

素晴らしい脚本。演出による抑制された動き。俳優が確かにそこで生きていた。素晴らしい作品だった。素敵な劇団との出会いに感激。

その子17歳

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その子17歳

少女東京奇襲

衝撃的な出会いだった。緻密に計算された構成と演出に一目惚れ。あれだけキャストを魅力的に見せるのは演出家の腕前。舞台芸術学院出身の主宰と俳優陣。学院の評価がグンと上がった。花岡美月さんは今後、目が離せない作家・演出家だ。

かさぶた

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かさぶた

On7

砂塵の向こうに、大好きな彼女たちの今が見えた。

モジリ兄とヘミング

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モジリ兄とヘミング

モジリ兄とヘミング

時空を超えた広がりとスピーディーな展開が圧巻。

フリーターの矜持

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フリーターの矜持

笠島企画

現代社会の歪みがそこにある。人間のズルさが見えた。仕事も恋愛も地続きだ。だからこそ利害の摩擦が生じる。それを考えさせる素晴らしい作品だった。

総評

2018年の観劇は、292作品でリピート72本の合計364公演。その中で、2018年冒頭に少女東京奇襲に出会い、年末に劇団こふく劇場に出会った1年は豊かな観劇ライフだった。キャストが自ら作品作りに関わっていたOn7の『かさぶた』、広島まで観に行ったOn7『その頬、熱線に焼かれ』、稽古場を見学させていただいたAntikame?『じくりじくりと蝕まれていく』といった作品と出会えたことも素晴らしい出来事だった。

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