ぱち太の観てきた!クチコミ一覧

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言うなればゲシュタルト崩壊

言うなればゲシュタルト崩壊

MCR

駅前劇場(東京都)

2014/06/04 (水) ~ 2014/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

台本どうなってんのかな?
・・て、思うくらいの舞台の方が良いんじゃないかな、たぶん。

後でもうちょい・・

五反田怪団ザ・ベスト

五反田怪団ザ・ベスト

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2014/06/06 (金) ~ 2014/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

プリ×プリ
その日一番の恐怖・・
「上演時間2時間40分ナリ」
その時、カイジの「ぐにゃ」が広がった気がした。
「ザワ・・ザワ・・・」
気のせいか♨

自分の膀胱との勝負。
男性トイレは一人分。いつも並ぶ。
ビール、飲むべきか飲まざるべきか。
休憩ありまひた。

ネタバレBOX

「決して笑わない」
そう誓ったもののあちこちでつい笑ってしまったが(苦笑
必要最低限にとどめたつもりだった。

そのお蔭か?
ムードがぶち壊されることも無く、
会場のあちこちで「予想外に怖かった」との声が聞こえた。
良かったべな。

ちなみに
京都に行く途中で奈良のサカキバラ古墳に行った、という話があったんだけど、
それは三重の榊原温泉に遊びに行った、という解釈で良かったんだろうか?♨
JOE MEEK

JOE MEEK

ピストンズ

王子小劇場(東京都)

2014/05/30 (金) ~ 2014/06/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

テルスター
この出来事自体は知ってはいたけれど、それをまさか日本人が舞台にするとは。

イタリア未来派からデトロイトテクノの点を結ぶ衛星軌道にこのジョーがいたのかな。

ネタバレBOX

マヤコフスキーやカートのような天才だったかは分からんけれど、
同じように銃で自殺した気の短い無線技士は、
宇宙のどんな音を聴いていたんだろうか?

今の技術があれば、彼は凄い天才となっていたのかもなぁ。
キャベティーナ

キャベティーナ

劇団鋼鉄村松

d-倉庫(東京都)

2014/05/28 (水) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

二回目
この劇団の公演を観たのは2度目だったんだけど、
慣れてきたのかとても良かった。

ひとつひとつの筋が一見チープなようで凄く練られているなって感じた。

トンガっているって訳じゃないんだけど、
良い意味で未熟さみたいのを凄く肯定的にとらえているんだと感じた。

ネタバレBOX

ラスト、勇気を振り絞って仮面舞踏会に出る若者がいれば、
親代わりに育てた年の少し離れた女の子に
「俺はホモだ」と言い張って、
別の若者に託すオッサンもいる。
毛穴からニュートリノ

毛穴からニュートリノ

ゴキブリコンビナート

タイニイアリス(東京都)

2014/05/29 (木) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

壮大
ゴキコンの物語は、一見馬鹿馬鹿しくて実は切ない物語だったりする。

一見するとそうだとは全く見えないけれど(苦笑

そういう意味では完全なストレートプレイ。

でも観劇には相当な体力を使う(苦笑

普段は圧倒されて物語を咀嚼する時間が無かったりして、
あとで、ああ、ああいうことだったのか、とか気づいたりするけど、
今回はいろいろ考えながら観れた。

ちなみに今回は足が浸水することも無かったので普通の靴でも行ける(これ重要

勉強させていただきやした、ドクター(笑

6人のレオナルド

6人のレオナルド

ジョン・スミスと探る演劇

ギャラリーLE DECO(東京都)

2014/05/29 (木) ~ 2014/06/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

真ん中がちょっとリズムが悪かった気がする
逆にラストはとても好き。

序盤でちょっと頭を整理する時間があると良いかも。

途中であきらめてしまう人も出てきていたような・・(苦笑

でも、うまくラストに落とし込めていたと思う。

自分にはとても良い物語だと思えた。

何度か観るのがおススメ・・

こんにちわハワイ

こんにちわハワイ

かのうとおっさん

小劇場 楽園(東京都)

2014/05/28 (水) ~ 2014/05/31 (土)公演終了

満足度★★★★

自分はもうちょいしつこい方が・・
大阪・京都っぽくて良いような気も・・(苦笑

やっぱり、元はもうちょっと長いのを削ってシンプルにしたんだね。

ベトナム並にしつこくても自分は逆にそっちの方が・・

東からの雨

東からの雨

レティクル座

王子小劇場(東京都)

2014/05/22 (木) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

アフタートークが
特に面白いと思った。

前置きにもあったように、まだまだ未整理、グダグダなところもある。

でも、それでも前向きに勢いで上演してしまう清々しさが自分にはとても好感が持てた(笑

そうなんだよな、今、必要なのは、
いわゆる「良い子」の、文句のつけようもない優良な自伝なんかじゃないんだよな。

演出助手でお使いを頼まれても財布を落として泣いて帰ってきてしまう(笑

アフタートークに呼んだゲストたちにも
「失敗だった」と斬られてしまう(笑

・・いや、それだって実は演出家の演出で、
カンペには
「俺をイジれ!!」
とだけ書いてあったのかもしれない(勘繰り過ぎ?

どこを切っても、パッとしない男の一生。
恥ばっか。

・・でも、それで良いんだよ!

考えてみればネットなんて、カッコつけた奴らのたまり場で、
まともに時間を使うのも勿体無い。

カッコつける余裕も凝った演出も無い。

実は根暗なイジられキャラの文化系。

たしかによくいる!

でも、そのうち誰がこんな真正面からどこの誰かも知れない観客達にありのままをたたきつけるんだろうか?

顏の造りがどんどん変わっていくアイドルを見つめるほど自分は暇人じゃない。

カッコ悪いまま、不細工なまま、自己嫌悪を抱えたまま。
でももがいて苦しみながら、自分が今手に届く精一杯に臆せず喰らいついていく感じが伝わってきた。

実は自分は以前レティクル座を見て、
「まぁいっかな」
と思った派(苦笑

でも、昔と今はハッキリ違ってきていると思う。

実はこの週末は自分は関西に行こうかと思っていた。

でも、今月初めにレティクル座をもう一回観て、この劇団の今を確認してみたいと思って、東京に残ってしまった(苦笑

まだまだ荒削りだけど、このカッコ悪さ(苦笑
これから先がメッチャ楽しみだな、とワクワクしてきた(笑

まだまだ立ち止まらないで突っ走ってほしいな、と思った。

ヘナレイデー

ヘナレイデー

AnK

王子小劇場(東京都)

2014/05/15 (木) ~ 2014/05/19 (月)公演終了

満足度★★★★

これは・・
トリコ(ジャンプ)の熱心な愛読者である自分は、
「これは・・アレだな、最後に旨い肉が出てくるパターンだな」
と思ったが、出てこなかった。

ネタバレBOX

その代り、わりと動き大き目のダンスが出てきた。

テーマとその動きとの差がどこから出てくるのか。

逆に動きの方に目を奪われてしまうと、
テーマが取ってつけたようになってしまう。

結局、どこまでが主人公の妄想なのか?

自分は会社内とか研究室内で恋愛問題のイザコザとか、みたり聞いたり
したことは無いので(逆にそんなんあっても気持ち悪いだけだし)
これが現実の悪夢なのか、主人公の妄想の一環なのか、
雰囲気で読み取ることは不可能だったし。

最近の少女漫画で、イケメン男子に囲まれた見目麗しい女性・・
の横で空気のように妄想だけしている主人公、
というのがあると言う話だが、
そこまでぶっ飛んでいれば自分も少年漫画のノリでついていけなくもない気が。

よく分からないんだが、
世間一般の男子って、こんなアホだったっけ?みたいのがあると、
男の自分としては、女性の悩みがいくら深刻でも、
「おい、ちょっと待て」
的な感じが心のどっかに出て縞馬♨

音楽が良かった。
ルーシアの妹

ルーシアの妹

ライオン・パーマ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

ゆるっと入って、
どんどんテンションが上がっていくところとか、凄く好みかも。

前回の未確認でも思ったけど。

衣装替えが頻繁な役者と、ファンキーな服を着たきりの俳優の、
思いっきり差のついている所とか、
良く考えると突っ込みたくなる小さなすき間が至る所にあるのが素晴らしいと思う。

やっぱ、演劇って、
完全に舞台の上に世界観を作り上げることも重要だけど、
あとで「あそこが何か面白くない?」
って言い合える隙間がいっぱいあるところが何よりも大事なんじゃないかと思う。

観客の入り込める想像力の隙間って言うのか。

あとでもうちょっと書き足せれば・・

へんしん(仮)

へんしん(仮)

快快

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/05/09 (金) ~ 2014/05/19 (月)公演終了

満足度★★★★

凄く面白い
ただ、唇の動きとバナナが、
どうしてもベケットの一人芝居を強く思い出させてしまうのがちょっと(苦笑

テーマが近いだけにどうしてもね。

違うって言ってもどうしてもそこだけが。

どっちかいっこだけにすればもうちょい。

ちなみに初日9日と一週間後の16日に観てきました。

ドニとベケットが好きな人には特に合うんじゃないかな。

常夜ノ國ノ★アリス

常夜ノ國ノ★アリス

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王子小劇場(東京都)

2014/05/02 (金) ~ 2014/05/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

サイリウム
みんなで持って行った方が楽しいかもな。
電池式の。

会場でも配っているけど、
何人かで「わーい」ってやってる方が楽しいかも。
少なめの光ので。

あとでもうちょい・・かけたら・・

迷迷Q

迷迷Q

Q

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/04/24 (木) ~ 2014/05/01 (木)公演終了

満足度★★★★★

二回目にして・・
何とか慣れてきた感。

一度目は途中で泡吹いて倒れるかと思ったけど・・(苦笑

最初は結構キツイかもしれないけど、
これは凄い作品だと思いまふ。

男性の作家の作品が全体的に、繊細すぎて社会性を失っているのに比べると、
こういうフェリーニの8 1/2をグロテスクに女性的に?アレンジしたようなこんな作品は、正直むしろ男性作家から先に生まれて欲しかったかも・・(苦笑

高校演劇とかでこういう作品を観てみたい気も。

個人的には、今年の岸田賞の最右翼なのではないかと・・。

ネタバレBOX

どこを切っても、完全な悲劇でしかないようなのに、
それを喜劇にしてしまうところが凄い。

登場してくる人全てが悲惨、に見える、少なくとも自分には。

虐待されて死ぬ犬。

死んだのか、それとも夫?を寝取られた母親に嫉妬されて殺されたんではないのか?

娘は、本当に生まれてきたのか?

11人いるという妹、弟は本当に生まれてきたの?

母親が言うところの「飼育小屋」は、水子の国のシェアハウス?

アメリカのオハイオ州の女性監禁事件とかが元になっているのかな?という気もしたり。

俳優としては登場しない父親は本当に人間なのか、犬なのか?
犬のような男(達)なのか、男のような犬なのか?

答えはすべて物語のなかにある・・ように見える。

母親の中に生きる生んであげられなかった娘の幻想・・だとしよう、自分としては。

公衆便所のように犬、あるいは犬のような男(達)に貪られながら生み出される日本的な少女の幻影。
落書きの中の暗黒から抜け出した、サバンナの美しさとは真逆の室内的な女性は、
野蛮で暴力的な現実から逃げだすように、
少年と馬の融合したケンタウロスと、猫の額ほどの小部屋に住む。

娘の、かつての飼い犬(♀)は人間の女優によって演じられる。

その犬は、母親にとっては完全な人間。・・もしくは最初から人間。
他の家庭から盗み取って来るがやがて、彼女の眼を盗んでその夫・・人間か犬かは分からないが、を盗み取る。

幻想の娘の飼い犬もまた幻想なのか?
そうとも限らない。
幻想の幻想は、現実かも知れない。

そう思いつつ観ていると、母親の飼い犬を誘惑?した茶色い迷い犬が浮上する。

幻想の娘の飼い犬は、かつて母親の飼い犬を誘惑した犬の生まれ変わりかも知れない。

なぜ、その犬が幻想の世界に姿を変えて登場するのか?

母親は、自分の夫(≒飼い犬?)を誘惑した犬を殺すか飼い殺しにした後調理する。
調理した肉を、娘に食べさせようとするが、娘は食べず、
母親は食べて、鳥の方が美味しいと言う。

・・それがどういう意味なのか?

娘が母親の中に生きているのだとすれば、
娘が食べなくとも、母親が食べれば、肉をとり込んだことになる。

犬のような男を奪う、犬のような女は食べられて当然、
鳥より不味い。

女性とは皆、このように考えるものなのだろうか?(まぁ、そうではないと思うけれど

嫉妬?の肉を食べた母娘は、やがて犬に呪われてか死ぬ。

あるいはこれが原罪という奴なのかもしれない。

飼い犬を誘惑した迷い犬は禁じられた林檎。

食べたことから全てが始まる。

母娘のなかで生まれ変わって、新たな飼い犬として登場する。

やがて原罪に立ち戻る。

ケンタロスの幻想は、
娘がフェイスブックの上の二次元の幻想におぼれている間に、
雑誌の上の幻想の欲望に埋もれて餓死している。

母親は死んで鳥になって、
娘の元にケンタウロスの下手な字の愛を伝える手紙を届ける。

母親は、多くの生まれなかった子供たちの夢と花に囲まれて見送られる。

娘が母親の中の幻想ではないかということは、
母親の死後、唐突に訪れる娘の死によって暗示されているようにも見える。

グロテスクでブラックすぎるユーモアに覆い尽くされているけれど、
その中に垣間見える、
不衛生で幼稚な男性たちの姿、
一方的な暴力・虐待の嵐の中で死ぬ動物たち。

今までの作品は百合臭が強かったけど、
今回もそういうのはある感じではあるけれど、
より普遍性の高い作品になりつつあるように・・
ほらふき王女バートリー

ほらふき王女バートリー

ミジンコターボ

HEP HALL(大阪府)

2014/04/17 (木) ~ 2014/04/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

湿っぽいのは苦手なんだけど・・
行けて良かった千秋楽。

この4月は、関西ではいろんなイベントがひっそり終わったりしている感じで、
ひとつの時代の終わりと始まりを告げているような・・。

東京では、3~4月に時代が変わると言うことはないんだけど、
関西ではこういうのがあるような・・。

片岡百萬両氏と大塚宣幸氏がガッツリ組んだ舞台。

東京でも舞台に出たことはあるけど、大塚宣幸氏は割とどの舞台でも異彩を放っていて、関西の次世代の役者の筆頭と言っても良いような・もうなってる?

・・なんか、東京にはこういうのがなかなか無いなぁ・・ターニングポイントになるような舞台作品と言うのが(苦笑

禁じられた遊び

禁じられた遊び

カメハウス

STAGE+PLUS(大阪府)

2014/04/14 (月) ~ 2014/04/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

なかなか良い顔立ちの・・
変態(褒め言葉?)が一杯いて、その日の気分で予約したのだけれど、思った以上に楽しめました。

でも、この公演、「カメハウス」とかも良いのだけれど、
もっとイメージの膨らむようなグループ名に今度だけ限定でしてみるのも良いのかも、とか思ったり。勿体無い。

『厨二病でも演劇がしたい!』プロデュース「禁じられた遊び」
とか、そんなんの方がイメージが伝わりそうな・・(笑

ネタバレBOX

森田鮎氏の顔立ちとは正反対の変態ぶりが目を惹いた。

大牧ぽるん・・氏?の、土曜のバグダッドカフェでは浮きまくっていたのに、
織田信子ではピッタリはまっていたのにはちょっとビックリした。

おまけに蘭丸・・子だっけとBL?的展開になるのかと思いきや、
「レズだよ」と声を掛けられると止まるところとか、
小ネタも効いていた・・って自分の日本語ダイジョ―ブ?(苦笑

何より動きにキレがあって、元気に動けていて、
大阪には良い変態が一杯育っているのだな、というのが良く分かって面白かった。

「きのうでけた」という台本で、あれだけ動けているのは凄い。

でも、まぁ、世の中そんなもんなのかも。

じっくり練った本公演より、勢いと思い付きのまま突っ走った
地が出た公演の方が伸びしろが良く分かる(笑

カッコつけてたって、本人たちが何をどうしたいのか伝わってこなかったりするもんねぇ。

あと、繰り返すようだけど、
僕の「変態」は褒め言葉です。

森田鮎氏はなかなか素敵な役者だと思いました(笑
月雪の娘SPECIAL EVENT

月雪の娘SPECIAL EVENT

ムーンビームマシン

世界館(大阪府)

2014/04/18 (金) ~ 2014/04/18 (金)公演終了

満足度★★★★★

どんなもんかと思ったけど・・
行ってみたら気軽な雰囲気でとても良かった。

荒削り版?DVDも買ってみた(笑

本公演が仕事とかで行けなくても、こういうのがあると良いよね。

出演者がツッコミを入れながら映像を気楽に見れるし、
DVD買ってあとでゆっくり見れば堪能も出来る。

すごくいいプランだと思いました。

ただ、本公演を見たことがない人は・・イメージ出来ないと思うんで実際の公演を見たほうがいいとは思うけど、当たり前かもしれないけど。

リターン☆プラネット on stage

リターン☆プラネット on stage

baghdad cafe’

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2014/04/18 (金) ~ 2014/04/21 (月)公演終了

満足度★★★

もうちょい
もっと言いたいことはズバッと言ったほうが良いよ。

「・・どんなふうに書いたらオブラートに包めるかな?」
とか考えてる間に人生終わっちゃうよ。

これは大阪の人の採点じゃなく、東京の人ならこうしたらっていう採点で(苦笑

いいところはいっぱいあったのに、惜しい惜しい。

ガチゲキ2(最優秀賞決定!公式HPへGO!!)

ガチゲキ2(最優秀賞決定!公式HPへGO!!)

『ガチゲキ!!』実行委員会

王子小劇場(東京都)

2014/04/09 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★★

劇団だるめしあん 「僕の彼女がこんなに浮気なわけがない」(原作:オセロー)
話としては面白いんだけど、生理的に・・(苦笑

ネタバレBOX

シェイクスピアを下敷きにして学園ドラマを作ったと言う面白さはあったけど、最初から最後までヒロインが病原菌の塊にしか見えなかった・・(苦笑

オセローも、一見カッコイイことを言っているように見えて、
なんていうのかな・・
高校卒業したら、外の世界では、レオン片手に、
「俺は道端に落ちてるもの(女子)は何でも食う」
的なことを豪放に言っていて、
「なんていうのかな・・俺も良く分かんないんだけど、病気とか怖くないの?」
とか聞くと、
地雷の中を目をつぶって歩くのがカッコイイ的なことを言っていて、
本人は伊太利亜の伊達男気取りなんだが、
自分の眼にはニカラグアの戦災孤児@病気にしか見えない、
と言うのを思い出した・・。

「道端に落ちてるもの(男子)を何でも食べる女子」
が彼女ってのは、
最先端の病気を労せず手に入れるだけのような・・。

生き方としてはちょっと刹那的すぎないか?

今時、会社とか入ったら、
健康診断で抜かれた血液でこっそり性病履歴位調べられるかもしれないし、
高校生のうちからキャリアの道を歩むリスクを敢えて進むなんて、
ちょっと正気の沙汰とは思えない気がしたり。

笑えるんだけど、割と怖いよこの話・・(苦笑

ラストに、
「このクラス全員病気」
とか出せば、ブレヒト並の教育演劇として優れていたのに。

世間一般の男子高校生って、こんなバカばっかだったっけ・・?
サミュエル ベケット『ソロ』

サミュエル ベケット『ソロ』

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2014/04/03 (木) ~ 2014/04/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

よかった
あと2回観たいな。

明日は用事があるから、きょうと月曜日・・?

時間出来るかな。

ベケットはやっぱり美しい。つげ義春と同じ位。

競馬場の裏にいるっていうボロボロの格好したオッサンたち位か?(笑

残骸のような人生。

後に残ったのは擦り切れてバラバラになったテープ。

過去にはすべてがあったが、今はもうない。

母親も、恋人も。

全ては消尽していく。美しい(笑

高校演劇サミット2013@こまばアゴラ

高校演劇サミット2013@こまばアゴラ

高校演劇サミット

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/03/29 (土) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

精華
素晴らしい作品だと思った。

登場人物それぞれが、まるで大阪の若者から抜け出たようだと思った。

この物語、大阪でなければ成立しなさそうな・・。

陰湿さ、周到さ、救いようのなさ。

何よりいくら痛めつけられても決して根をあげない図太さ。

どれも素晴らしい。

舞台作品としての完成度、複雑さは筑駒の方がうえだったけれど、
泥臭く人間臭いこの作品の方が強さがあった。

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