ぱち太の観てきた!クチコミ一覧

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演戯団コリペ『小町風伝』

演戯団コリペ『小町風伝』

BeSeTo演劇祭

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

インスタントラーメンと幽玄
土曜日に観客席の中央寄りで観て、劇中で老婆に手を取られて、
「これは凄い」と思って、
千秋楽には当日券で入れたので、今度は老婆側に寄って見てみた。

インスタントラーメンを作る、僅か数分間かの間に視る幽玄。

最近、目にする韓国演劇のどれもが凄い。

演出家は、「これは日本演劇です」と言っていた。

確かにそうだと思う。

韓国の劇団が、まさに日本の劇団の誰もやっていない日本演劇の地平を切り開いているのだと思った。

日本の演出家も、古典(てほどでもないか)の演出をするなら
もっと別の素養を深く身につけた方が、
刺激的な作品を作れるのではないかと改めて感じたりした。

My Journey to the West

My Journey to the West

一徳会/鎌ヶ谷アルトギルド

アトリエ春風舎(東京都)

2013/10/15 (火) ~ 2013/10/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

難解との噂もあったのだけれど・・
自分にはとても面白い作品だとおもえた。

あとで書き足します・・。

ロストセブンティーン

ロストセブンティーン

私立ルドビコ女学院

王子小劇場(東京都)

2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

何となく行ったんだけど・・
しっかり練られていてとても面白かった。

割と早めに行ったけど、自分より前に並んだ人たちが最前列に次々座るのを見て「?」と思ったけど(通常の観劇好きの人は真ん中あたりに座ることが多い気がして)、つられなくて良かった・・舞台の上が女性ばっかなんで自分は少し後ろの方が・・緊張するしね(苦笑

演技も噛むところも無く、最近の小劇場にしては珍しいと思ったり。

何より勢いがあった。

ネタバレBOX

「文学」の名の下に勢いのなさを肯定する感じの舞台が多いなか
(別にEXILEの振付・髪型で芥川やったって良いと思うんだけど)
性悪(別に性悪って程でもなかったけど)も美人を鼻に掛けない美人(そういうのが一番女性には鼻につくのかもしんないけど(笑)も
全部ひっくるめて、
昨日の後ろ向きを、プロレスのロープでも使うみたく勢いに変えて
茨の道に突き進んでいく様が勇ましい(笑

ただ、例えるなら藤子不二雄のSFみたく、
ちょっと巧くまとめ過ぎたのが心残りかもなぁ・・贅沢を言うなら。

きめ細やかな女性らしいと言えば女性らしいんだけど、
男性の自分としては、もう少しプロレスじみた剛腕(演出的な)があるともうちょっと良かったと思うけれど、厳しく言うなら。

優等生っぽくない生徒が割と出てくる気もしたので、
演出もそれに合わせて優等生っぽさをもう少し拭った方が
爆発力が出たかもな、という気もしたり。

でも、まぁ、勢いがあったと言うのが何よりも重要だと思う。

ムダに元気と言うんではなく、それぞれが自分の役柄を精一杯全うしたうえでの勢いだから、余計に貴重だと思う。
愛のおわり

愛のおわり

青年団国際演劇交流プロジェクト

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

男性と女性で見方が分かれそうな気が・・
しないでもない。

シンプルな構成だけど面白い。

ネタバレBOX

前半は気のせいかツッコミどころ満載。

男性の言い回しが唐突で、どこで思わず吹き出してもおかしくない気がしていた。

周りが笑ってなかったので、違和感があるのは自分だけなのかな、と思っていたら、後半を観て疑問が解けた。

子どもたちが歌を歌うところが分岐点なのがとても面白いと思った。

子どもを連れた母親が、老人より誰よりも王様のようにもてなされると噂のフランスの演出家らしいな、と思った。

ラストの方でほんの少しだけ、夫婦の子どもに触れるところが非常に巧いなぁ、と思った。

別れた後でこの女性の中では、別れた男性は勘当された無邪気な放蕩息子のような扱いなのかな、とも思ったりもした。

こりゃあ旦那に子供を奪い取る目はなさそうだな、と思った。

歌っていた子供たちはカラフルな衣装のせいもあるのかもしれないけれど、
注意しなければ遠目で男の子か女の子か分からないようだったけれど、
大人になるにつれて違ってきてしまったということか。
・・・それはいつから?

子どもたちはやがて成長し、子を産み育て、
時に別れ、「男女」という存在から、
社会の中では、冠を戴冠した「男」的な存在へと歩んでいく・・
というようなことをラストは暗示しているのかな、と思ってみた。

いつから男女は、一緒に歌を歌えなくなってしまったんだろうか?

社会について、男女のあり方について、きちんと向かい合って制作された作品だと思った。

こういう作品を日本の作家でも見てみたい。
真夜中の弥次さん喜多さん

真夜中の弥次さん喜多さん

KUDAN Project

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/09/27 (金) ~ 2013/10/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

原作通り?
と言えば良いのかな・・
弥次喜多連載時のビームを毎月買っていたころのことを思い出したり。

原作の実は悲しい絶望的な匂いと天野天街が重なるととても良い。
10年前のグリーン、観たんだっけか、完全に忘れた(苦笑

10月5日追記~

2回3回観ても楽しめる舞台だと思いマス・・♨

悲壮であるというよりか、馬鹿馬鹿しさに笑って縞馬(笑
でもその馬鹿馬鹿しさも完璧に構築された虚構空間。

再演を重ねているせいかこりっちの書き込みも少ないようだけど、
今回の東京公演は演劇好き以外が多数見に来ている中で盛り上がっている中で見ると言う意味では割と必見かもしれない。

以前観てたっていいと思う。

やっぱり盛り上がって観たいし(笑
弥次喜多連載時(連載開始の時から凄かった)もビーム好きの友達らと「弥次喜多スゲェ!」と盛り上がりまくってたけど、ニッチな感ありだったしなぁ・・(笑

これだけひとつの場所で盛り上がった雰囲気のなかで見られるのが夢のようでとても嬉しい(媒体は違うけど

今日のマチネが千秋楽(東京の

ネタバレBOX

死人のことを思い返して、テープが擦り切れるようになっていく感じを、
演出によって上手く表現している。

言葉遊びの連続で日本人に生まれて良かったな、と感じた。

後半のうどんのくだり、
最初は噺家がやるみたいに何もなしで見えないうどんを啜り、
次には本物のうどんで何も見えないと言って、
登場人物とうどんが、生き残ったもう一方の人間の見ているマボロシだと暗示するところが悲壮でとても良い。

幻想はより強くなってリアルを駆逐するが、
夢見る人間はより盲目になっていく。

今度は別角度からもっかい観てみよう。

三重とかも行きたいな・・でも神社とか旅籠やじゃないのか。

10月5日追記~

飛び出す絵本に飛び出す喜多さん。
絵本だって喜多さんだって触れられる距離なのに
(実際飛び出す喜多さんの服は少し触れた(笑
行く先は涅槃。

弥次さんの「どうする?」を軸に
擦り切れる記憶のループの中を
甘い8㎜の光が駆け抜けるように
虚実の景色が入り乱れる。

終わりのない?

・・いや、たぶんこのシーンの直後に現実の喜多さんのリアルは終わりを告げている。

伊勢へ行く旅路の雨宿りの旅籠。

最期の1週間を走馬灯が繰り返す、繰り返す・・。

自分も父親が余命1週間と言われてからの、結局死ぬまでの1か月のことを思い出したりしてみた。

饂飩?

あったのかなかったのか(笑

親父が好きだったブリを病院に行く前に食べてきて、
食事できない父親の代わりに食べてきたと言ったら、
嬉しそうにうなずいていた時の事を自分も思い返してみる(苦笑

あれからブリは少し塩味が沁みて思い出す。
実際のブリの味がどうだったのか・・話して聴かせたはずなのにどうしてもしょっぱさだけがこみ上げる(苦笑

たぶん弥次さんが食べていた(かもしれない)饂飩は塩梅の味。
実際の味がどれだけアツアツで美味しかったのかも、
喜多さんほどには覚えていないだろう。

チケット発券が5時50~55分ころ。

一旦近くのたこ焼き屋に戻って注文していたたこ焼き、アツアツのたこ焼き26個をダッシュで戻って平らげてから6時10分の開場にかろうじて間に合った(実話(笑

死んだ喜多さんのようにのどを熱さで潤してから見てみたいと思った。
金曜日夜に1回目観たときに思ったけど、この舞台は、もう一度観るときは腹の中アツアツ満腹にして、汗だくになって観たいと思った。

無謀だし超意味ないと思ったけど、それくらいのテンションでもう一度観たいと思った(笑
実際楽しかったし。

死と食べ物は割と近い、と思う(笑
TERROR PIZZA RIDERS 2013

TERROR PIZZA RIDERS 2013

GLENS

シアターブラッツ(東京都)

2013/10/03 (木) ~ 2013/10/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

ドラえもんとコブラが好きな人にはお勧め?
ゆるいけどその分自由にできて良いと思う。

ネタバレBOX

最後、ゆるいままわりとふわっと半数位しんじゃうんだけど、
それが深刻にならずにハッピーエンドっぽいつながりになって
恋人どうしや親子が天国で会ったり、
謎の四次元ピザ屋さんや、
この舞台の中ではわりと観客寄り?なテロリストの女の子まで
ふわっと死んでしまって、でもま、いっかみたくなるのがとても面白い(笑

一番派手だったバレエダンサーになれなかった子だけ、
体の柔らかさ(これもインチキっぽかったドクターの、舐めるだけで体が柔らかくなると主張していたグミの影響だとしたら、本当の天才だったのかも)を生かしてシェルターに入り込んでなんか助かっちゃうところとか、
笑えちゃってとても良い。

ガッツリ作ってるわけじゃないけれど、
これ位野望無さそうで、
酔いどれの夢みたくあちこちバンバン飛んで、
でもなんか甘酸っぱいっぽいラストに落ち着くとこなんか良いんじゃないのかな・・。

コーヒーカップオーケストラと言い、
今週は中年の星?が目立つ気が・・・(笑
マイホームマイホテルマイパートナーハネムーン/久保らの歩く道

マイホームマイホテルマイパートナーハネムーン/久保らの歩く道

コーヒーカップオーケストラ

OFF OFFシアター(東京都)

2013/10/02 (水) ~ 2013/10/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

初日
最近日程が上手く合わなかったけどやっと観れた(苦笑

今回セットで取ったので久保もやっと観れます、しかも割安。

初日だったせいか、席の空もあったのでゆったり見れましたし、
上演時間も1時間45分くらいでちょうど良い感じ♨

舞台上を馬鹿が跳ね回っていてとても楽しかった!(笑

「伽羅倶璃」-カラクリ-

「伽羅倶璃」-カラクリ-

護送撃団方式

王子小劇場(東京都)

2013/09/26 (木) ~ 2013/09/30 (月)公演終了

満足度★★★

2時間10分程度
席がだいぶ狭かった。

たまにしかこういう舞台を観ない人ならともかく、
しょっちゅう小劇場を観る人にはこういうのは相当辛いッス。

上演時間の長さを考えると、客席を広くとるか、
逆に上演時間を減らすかの二択ではないかと。

キツめのデニムとか履いていけないし・・(汗

ネタバレBOX

途中、もう少しはしょっても良いのではないかとも思った。

当日パンフに相関図が載っていたのだけれど、2~30分くらいで大体の人物関係が整理できてから、こことここは端折っても良いのでは、あるいは、ここはもう少し引き延ばしても良いのでは?と思ったりした。

関係の描写が形式的だから、
一見複雑な構造に見えて説得力が感じられない。

途中、物語のリズムが上がることをアピールするために
ダンスシーンを入れたことは面白いと思ったりした。

ゲストの登場は、物語に笑いが少ないと思っていた所だけに自分にはとても良かった。

自分の眼には「完璧な劇世界」という感じではなかった気もしたので、
もう少しこんなお気楽な笑いが満ちていても良いのではないカナ、と思ったりもした。

題材は(一部)近松。自分には大阪の至宝でもあるように見えて、
それを現代の東京の言葉で舞台上で表現するのにも多少違和感があっただけに、
もう少し全体を整理したうえでシンプルに掘り下げる必要があったのではないカナ、という気もしたり。

舞台の脚本を書く人には、
三国志のような相関図が作れれば三国志が書ける訳ではない、ということを感じてほしい。

設定を減らしても間が持つ脚本・演技を求めたい気が。
エル・シュリケンVS悪魔の発明

エル・シュリケンVS悪魔の発明

ABCホールプロデュース公演

ABCホール (大阪府)

2013/09/22 (日) ~ 2013/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

日に焼けた
屋外でビデオカメラの前で一群で水を求めてのたうちまわったりしたせいか、
この夏焼かないで済むかと思った日に焼けた(苦笑

群衆のずっと後ろなのに熱演のあまり水を求めて気も狂わんばかりになった気になって、
地面に何度も膝をついて膝が真っ黒になった。

膝の見えるハーフパンツを履いて行って良かったと心から思った。

史上最低の映画だったが、自分も出演しているため、
至上最愛の映画となった。

自分が死んだとしても「東京物語」を墓に入れることはないだろうが、
この映画のDVDが出たらぜひ購入して墓に入れたいと思った。

酷い映画だと思ったが、
これが仮にトムクルーズが名台詞を言った後に
自分たちがのたうちまわっている映像が出たら
自分たちがこの映画を台無しにしていると苛まれたことだろう。

主演が覆面で棒読みのお蔭で、
自分たちの名演技がこの作品に花を添えたような錯覚に無事陥る事が出来た(笑

後藤ひろひとは天才のようであるけれど、
大阪の人間は他の町の人間のように彼のことをそのような冷たい名詞で呼ぶ必要もなく、
只の気の良い阿呆であることが良く分かっているのではないかと思った(笑

山形で生まれた彼が大阪に向けて下手な字で書いた恋文であるように自分には思われた♨

五反田の朝焼け

五反田の朝焼け

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2013/09/23 (月) ~ 2013/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

前観たのに
ちょっとブラッシュアップされていた。

初演?ぽい作品も捨てがたいが、安定感のあるダメっぷりが楽しめる今回のも捨てがたい。

「五反田肉祭り」・・正直、目黒区民としては目黒のさんま祭りの1万分の1も気にしてこなかった(中学生のころから古書の即売会でよく来る町ではあったけれど)のだけれど、これからは五反田を古書会館のある町ではなく、肉の町?として再認識するきっかけとなりそうだった。

東京に氷河期が来るって本当ですか?

東京に氷河期が来るって本当ですか?

ツリメラ

morph-tokyo(東京都)

2013/09/27 (金) ~ 2013/09/27 (金)公演終了

満足度★★★★★

会場向かいのビル
子猫が一杯いた。

会場にはツリメが一杯いた・・♨

ライブの後、子猫に見とれて財布を落としたけど、道ゆくサラリーマンが拾ってくれた。六本木は良い町だと思った(苦笑

排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR -

排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR -

まごころ18番勝負

王子小劇場(東京都)

2013/08/28 (水) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台は面白かったんだけど・・
気のせいか会場内の一部臭気が・・暑さのせい?(37℃近くあった
・・でも、今日汗をかいたばかりのフレッシュな臭気ではないな、と思ってたら、
アフタートークをみてなんとなく納得?

客層ですか?

・・いや、偶然かもしらんけど(汗

ネタバレBOX

2バージョンのラスト30分までは展開が同じと言うのを聴いて納得。

確かに3/4近く進行するまでは、どこをとっても犯人に結び付けられそうだもんな、と。

俳優専門でない人が出ているようなので、
そうすると観客に背を向ける人が犯人・・?いや、そんな馬鹿な、と思ったら案の定その通りだった。まぁ、これは脚本云々とは別の問題で、ラストの方の犯人役の独白のためにテンションを高めてたのかな?

ちょっと演技が宝塚っぽいかという気もしないでもなかったけど、トークで「やっぱ好きだったのか」と思ったり。

宴席のグラスが色鮮やかな緑と赤がずっと残されていたので、
これで犯人に結び付ければ、
割と視覚的にも美しくミステリーとして成立するのかな、と思ってたら、
色盲のハナシが出てきたので、そっちで結びつけるのか、とも思ったり。ウテナ的?色的に。

ラスト30分で別の展開が用意されていたというだけあって
途中まではどこにでも進んで行けそうな展開。

解決編に行っても、確実な証拠があるわけじゃないので、
これは探偵役の話術がリアリティの鍵になるはずだけれど、
名も無い犬猫捜索が得意なバー兼業探偵の言うことを
どれだけ信用して聴くのかという疑問はどうしても残る(コナンじゃないんだし、でも2時間弱にまとめるにはどうしてもこうなっちゃうんだろうか(苦笑

舞台装置も俳優も演技もかなりの完成度だけれど、
ジャンルとしてほぼ完成されているミステリーは
こんな風につつけばいくらでも埃が出てしまう恐ろしいジャンル(苦笑

それだけに他の若い人も恐れずに他の舞台を観て
色々付け足していけば、
一世を風靡できるかもしれない強力な作品を作り上げる余地は
まだまだあると思ったり。

木

ろりえ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/08/22 (木) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

Never Ending Stories?
ファルコンは出てこないけども・・

ネタバレBOX

怒った人面瘡のある馬と熊は出てきた。

ろりえらしく、愛すべき元気なバカばっか出てきてとても楽しかった(笑

他にはどこにも、ろりえみたいな物語を作る劇団っていないものなぁ。

ミクニヤナイハラのように秒速で物語を転換するんでなければ(演出家はもっともっと早くしたいと思ってるんだろうが(笑
こんな風に自分の心のままに物語を語る方が清々しい。

この舞台を観ていて改めて思ったのだけれど、
作者はやはり優れた演出家であるよりは第一に優れた語り手であったのだなぁと。

物語はこの位真っ直ぐであってほしいものだと思う、特に男性の作者ならば。

男性が作る作品に、技巧で差をつけるのを自分は好まない。

男性が作る作品は、その心によって差がつけられるべきであるように思う。

洗練さはオマケみたいなもんだ(笑

洗練された空虚は、虚飾でしかないのだから(苦笑

工場で働く労働者や、漁師や、末期ガンの男たちが元気よく出てくるのが自分にはとても好ましく思った。
pays de MIROIR vol.1

pays de MIROIR vol.1

pays de MIROIR

シアターシャイン(東京都)

2013/08/03 (土) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

割と厳しい意見が多かったので・・
ちょっと書きにくかったけど(苦笑

当初あいている日程が完売していたので、無理かと思っていましたが、
ぶらっとダメ元で当日券買いに行ったらキャンセルが一人出ていて観れました。

れんこんきすたのダンスは・・
自分も社交ダンスとかそういった競技ダンスの映像なんかは目にするけれど、
別に技術は低くはないんじゃ、と思ったりした(目が無いと言われればそれまでだけど

男女ペアのダンスなんかはヨーロッパで競技ダンスとして発達して、
回転の角度の正確さなどで採点する(分かり切ったことではあると思うけど
のだけれど、そもそもヨーロッパで発達したものだし、
元はタンゴなんかもブエノスアイレスの路上で小石をよけながら踊ったり・・
と言ったように、技術点は後からついてきたもので、
色んなジャンルの技術を集めながら女性だけで和の要素も絡めながら
一から物語を紡いでいくこの団体のダンスに
あまり技術の完璧さを求めるのは、そもそもあまり意味が無いのではないか
と思ったりもした(苦笑

宝塚とも違うしなぁ・・

もっとも何度も言うように、別に技術が無い、という訳でもなく、
それぞれがそこら辺のアマチュアより技術がずっと抜けているのは良く分かった。

ただ、表情が一人ひとり衣装の色に合わせてなのか
ハッキリと傾向が区別されているし、
ダンスの中で表情や動きのリズムを商業ダンスのようにピッタリと揃えることは
そもそも明確に意図されて設計されていないように自分には感じられたし、
それでいいと思う。

また、主催の女性の腕・指の動きもなかなかのものだった気がする。


ユキ・シラユリ氏とLes Miroirsの舞台は安定していた。

Fleur du malが若干芝居慣れしていない印象を持ったけれど、
途中でこれは素舞台での公演だからどうしても
こちらが背景と台詞・衣装の間に違和感を持ってしまうからだと分かった。

何グループか集まっての同じセットでのイベント、あるいは準備期間ゼロの舞台では、
割とこういうことが良く起きる。

観客は、こうした作品が素舞台では不利であることは理解して、
ある程度背景は観ないようにして(苦笑
観劇するようにした方が良いと思う。

そうしないと悪いところばかりに目が行ってしまう。

劇団員より自分の方がたぶん年長かな、
と思うなら、そのくらいのゆとりと優しさは必要なのではないかと
思ったりもする♨

まぁ、自分が4劇団3000円できちんとした椅子席(座布団で休みナシなら地獄かも)ならコストパフォーマンスとしては十分すぎるかと思ったりもしたので割と贔屓目に見てしまったのかもしれないけれど、
暑い中あちこち移動しないで一か所で4つまとめて見られれば
自分は十分イベントを企画してくれた人たちに感謝する方だけど・・(笑

Casino Folies「ウクレレ情話・冗話」

Casino Folies「ウクレレ情話・冗話」

バロン

浅草木馬亭(東京都)

2013/08/22 (木) ~ 2013/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

木馬亭×ウクレレ
したまち演劇祭のボランティアスタッフの雰囲気も含めて
とても楽しく観劇できました♨

「楽しませよう」という雰囲気が漲っていて、
「楽しもう」と意気込んでいる観客の雰囲気とも相まって
とても良い雰囲気だったと思います。

ネタバレBOX

音楽もジャンルレスで、
それは3組が別々な曲を同時に演奏しながら
あちこちでずっこけたりする
最初の方の演奏にも良く現れていたように思います。

ジャズもブルースもジプシーも・・
好きなものは何でも頭をゆらゆら演奏しながら
気軽に(もちろん演奏者は真剣勝負なんですけど)
身構えずに聴かせられるのがウクレレの良いところなのかな、と(笑

エノケンとかバスターキートンとか・・
昔のコメディが好き(1930年代のニューヨークのキャバレーで
Betty Comedon らの"Baroness Bazooka"とか見たかったな、とか
漁った古本の写真を眺めながら夢想したりする(笑)
な自分には、
時代もジャンルも笑いとかずっこけの枠の中に揺蕩うように燻らせたこんな公演は、
なかなかに素晴らしくも見え、とても楽しめました(笑

・・いや、夏はヤッパリ東京なら下町に限るなぁ。
何より空気が良い気がする。
ちなみに神奈川だったら葉山か江ノ島アイランドスパだけど・・(笑
前向き!タイモン

前向き!タイモン

ミクニヤナイハラプロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/08/22 (木) ~ 2013/09/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

スピーディ
初演も観たけど、言いたいこと一杯ある若い人は見習ってみても良いと思う。

2回観ると、台詞の全て・・というか90%以上は理解できたように思う。

初演も分からなかったわけじゃないけれど、
見ながら「ああ、こんな台詞あったなぁ・・あのセリフはこういう流れでつないでいたのか」とかなんとか、各部分それぞれ全体像が見えてくる前に察知しつつ、敢えてワザと勢いでつないだっぽく見せてる感のあるシークエンスのつなぎも遊びのある(といっても真剣勝負だけれども)演出に見えてくる。

通常の舞台の演出に慣れてると早すぎるのかもしれないけれど、
現代音楽のゴタマゼ・リミックスぶりから見れば、
このつなぎの早さはむしろ普通の感。

公演時間も1時間半に満たず短めなので、
若い人は何度か観れば全体を完全に理解するのも難しくないと思う(勿論一度でも大丈夫ではないかと思う

この位のスピードの舞台を日常的に観れたらと思う。

「三毛猫と退屈」/「音楽と乳房」

「三毛猫と退屈」/「音楽と乳房」

santacreep

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2013/08/23 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★

三毛猫は出なかった
けど、面白かったと思う。

こんにちは赤ちゃん

こんにちは赤ちゃん

ゴキブリコンビナート

タイニイアリス(東京都)

2013/08/22 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

7時半劇場着11時帰路
疲れた・・汚れはまだ良いとして・・。

三一路倉庫劇場(ソウル)『結婚』

三一路倉庫劇場(ソウル)『結婚』

タイニイアリス

タイニイアリス(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

力強い・・
直球勝負。

やっぱ芝居はこの位シンプルで、元気じゃないと、と思った(笑

ネタバレBOX

整形がおそらく日本以上に頻繁に行われていると言われる韓国。

男女ともに美男美女でなければ就職も難しいと言われる国。

若くして成功を手にするもの以外は年金さえほとんどない。

いつ北との戦争が始まってもおかしくない。

・・考えてみれば日本よりずっと深刻な歴史・地形・社会情勢なのに、
この舞台の前向きさは何なんだろう?

整形した人ばかりだから、今愛し合って結婚したとしても、
50年後にはまったく別人の顔になってるかもしれない。

戦争が起きて一文無しになっているかもしれない。

詐欺師の父親をずっと待ち続ける母親。

他の両親のいる子どもたちからは「オマケ」と言われ、
ひとりさびしく子どものいなくなった路地裏で遊び続けるのが嫌で、
終バスで疲れた顔をして帰る母親を暗くなったバス亭で待ち続ける子ども。

でも、その母親にとってはその娘は決して他の子供たちが囃し立てるような「オマケ」ではなくて、
どれだけ疲れていても、行商で売れ残った野菜で
腕によりをかけて遅い晩ごはんを作る自慢の娘だ。

なけなしのお金で鼻を整形して臨んだ就職試験にも落ち、
母親が幸せを願って登録した結婚相談所で、
借財に囲まれた豪邸で待つ一文無しの男と遭遇する(借金はないよう(笑

男から情け容赦なくカルチエや何やらのブランド物の装飾品を、
時間とともに剥ぎ取る老執事は、
まるでおとぎ話に出てくる時の番人のようでもある。

老執事は、男が借りたものの取立人であり、
きっと死神でもあるのだろう。

この夢のような物語は、
男が死ぬ前にみた走馬灯のように自分の人生を振り返った夢なのかもしれない。

女性にとってこの男は、
自分と母親を捨てた父親の象徴でもある。

でもこの子は気づく。

母親がずっと待ち続ける男なら、
望んで彼女たちを捨てたんだろうか?

苦しみながら立ち去ったのかもしれない。

ひと財産築いて母親と子供を楽にすると本気で約束して
それが果たせぬままどこかの路上で頓死して、
母親もそのことに薄々気づきながらも、
生きていることを信じて待ち続けながら自分の人生を終えられる幸せに気づいているのかもしれない。

娘は「母親のように待ち続ける人生は送らない!」と言いながら、
やがて借財まみれの一文無しの男に惹かれるうちに、
母親と父親の目に見えない絆に気づいてしまう。

この物語はおとぎ話である。

普通、借財を身ぐるみ剥がれてパンツ一丁の男がいくら愛を語ったとしても、
女性は見向きもしないだろう。

だからこそ結末が美しい(苦笑

人間、死ぬときは裸だ。

どんな華美な装飾品もこの世に置いていく。

あの世に持っていけるのは棺桶に詰まれ、
やがて遺族に墓前にも捧げられる花たちと、
線香の煙に囲まれて家族が語る四方山話くらいのものだろう。

男は借財を剥がれていく中で、
華美な装飾品の無意味さを悟る。

老執事は最後に男から全てを剥ぎ取る前に、
最初の予告通り20秒ほどの余分な時間を呉れる。

これこそが、この物語の最高のファンタジーなのかもしれない(笑

普通、死ぬ前に好きな女性にこっそりと愛を語る20秒の時間は与えられない。

ただ、稀に与えられることがあるらしい(母親が嬉しそうに言っていたのを聞いたことがある(笑

夢なのかもしれないと思ったけれど、
それこそが神さまがこの世にいる証拠なのかもしれないとも今は思う。

別に大した財産など無くても、
その20秒さえ終末に与えられれば、人生は上出来だし
生きている価値はあると思う。

逆にそれが無ければ、いくら財産に囲まれても人生は不毛だ。

ソウル公演のものと思われるチラシのイラストが素敵だと思った(笑
隣で浮気?

隣で浮気?

傑作を遊ぼう。rorian55?

王子小劇場(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

一見、
浮気がメインの話のようだけど・・

ネタバレBOX

それまで夫の言いなりだった奥さんが、
自分の夫の主体性のなさを看破して
しっかりと自分の視点を手に入れたうえで
夫をフォローしていこうとする様子がさりげなく挿入されてるところがとても魅力的(笑

全体としてとてもお洒落な造り♨

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