ぱち太の観てきた!クチコミ一覧

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五反田の朝焼け

五反田の朝焼け

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2013/09/23 (月) ~ 2013/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

前観たのに
ちょっとブラッシュアップされていた。

初演?ぽい作品も捨てがたいが、安定感のあるダメっぷりが楽しめる今回のも捨てがたい。

「五反田肉祭り」・・正直、目黒区民としては目黒のさんま祭りの1万分の1も気にしてこなかった(中学生のころから古書の即売会でよく来る町ではあったけれど)のだけれど、これからは五反田を古書会館のある町ではなく、肉の町?として再認識するきっかけとなりそうだった。

東京に氷河期が来るって本当ですか?

東京に氷河期が来るって本当ですか?

ツリメラ

morph-tokyo(東京都)

2013/09/27 (金) ~ 2013/09/27 (金)公演終了

満足度★★★★★

会場向かいのビル
子猫が一杯いた。

会場にはツリメが一杯いた・・♨

ライブの後、子猫に見とれて財布を落としたけど、道ゆくサラリーマンが拾ってくれた。六本木は良い町だと思った(苦笑

排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR -

排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR -

まごころ18番勝負

王子小劇場(東京都)

2013/08/28 (水) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台は面白かったんだけど・・
気のせいか会場内の一部臭気が・・暑さのせい?(37℃近くあった
・・でも、今日汗をかいたばかりのフレッシュな臭気ではないな、と思ってたら、
アフタートークをみてなんとなく納得?

客層ですか?

・・いや、偶然かもしらんけど(汗

ネタバレBOX

2バージョンのラスト30分までは展開が同じと言うのを聴いて納得。

確かに3/4近く進行するまでは、どこをとっても犯人に結び付けられそうだもんな、と。

俳優専門でない人が出ているようなので、
そうすると観客に背を向ける人が犯人・・?いや、そんな馬鹿な、と思ったら案の定その通りだった。まぁ、これは脚本云々とは別の問題で、ラストの方の犯人役の独白のためにテンションを高めてたのかな?

ちょっと演技が宝塚っぽいかという気もしないでもなかったけど、トークで「やっぱ好きだったのか」と思ったり。

宴席のグラスが色鮮やかな緑と赤がずっと残されていたので、
これで犯人に結び付ければ、
割と視覚的にも美しくミステリーとして成立するのかな、と思ってたら、
色盲のハナシが出てきたので、そっちで結びつけるのか、とも思ったり。ウテナ的?色的に。

ラスト30分で別の展開が用意されていたというだけあって
途中まではどこにでも進んで行けそうな展開。

解決編に行っても、確実な証拠があるわけじゃないので、
これは探偵役の話術がリアリティの鍵になるはずだけれど、
名も無い犬猫捜索が得意なバー兼業探偵の言うことを
どれだけ信用して聴くのかという疑問はどうしても残る(コナンじゃないんだし、でも2時間弱にまとめるにはどうしてもこうなっちゃうんだろうか(苦笑

舞台装置も俳優も演技もかなりの完成度だけれど、
ジャンルとしてほぼ完成されているミステリーは
こんな風につつけばいくらでも埃が出てしまう恐ろしいジャンル(苦笑

それだけに他の若い人も恐れずに他の舞台を観て
色々付け足していけば、
一世を風靡できるかもしれない強力な作品を作り上げる余地は
まだまだあると思ったり。

木

ろりえ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/08/22 (木) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

Never Ending Stories?
ファルコンは出てこないけども・・

ネタバレBOX

怒った人面瘡のある馬と熊は出てきた。

ろりえらしく、愛すべき元気なバカばっか出てきてとても楽しかった(笑

他にはどこにも、ろりえみたいな物語を作る劇団っていないものなぁ。

ミクニヤナイハラのように秒速で物語を転換するんでなければ(演出家はもっともっと早くしたいと思ってるんだろうが(笑
こんな風に自分の心のままに物語を語る方が清々しい。

この舞台を観ていて改めて思ったのだけれど、
作者はやはり優れた演出家であるよりは第一に優れた語り手であったのだなぁと。

物語はこの位真っ直ぐであってほしいものだと思う、特に男性の作者ならば。

男性が作る作品に、技巧で差をつけるのを自分は好まない。

男性が作る作品は、その心によって差がつけられるべきであるように思う。

洗練さはオマケみたいなもんだ(笑

洗練された空虚は、虚飾でしかないのだから(苦笑

工場で働く労働者や、漁師や、末期ガンの男たちが元気よく出てくるのが自分にはとても好ましく思った。
pays de MIROIR vol.1

pays de MIROIR vol.1

pays de MIROIR

シアターシャイン(東京都)

2013/08/03 (土) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

割と厳しい意見が多かったので・・
ちょっと書きにくかったけど(苦笑

当初あいている日程が完売していたので、無理かと思っていましたが、
ぶらっとダメ元で当日券買いに行ったらキャンセルが一人出ていて観れました。

れんこんきすたのダンスは・・
自分も社交ダンスとかそういった競技ダンスの映像なんかは目にするけれど、
別に技術は低くはないんじゃ、と思ったりした(目が無いと言われればそれまでだけど

男女ペアのダンスなんかはヨーロッパで競技ダンスとして発達して、
回転の角度の正確さなどで採点する(分かり切ったことではあると思うけど
のだけれど、そもそもヨーロッパで発達したものだし、
元はタンゴなんかもブエノスアイレスの路上で小石をよけながら踊ったり・・
と言ったように、技術点は後からついてきたもので、
色んなジャンルの技術を集めながら女性だけで和の要素も絡めながら
一から物語を紡いでいくこの団体のダンスに
あまり技術の完璧さを求めるのは、そもそもあまり意味が無いのではないか
と思ったりもした(苦笑

宝塚とも違うしなぁ・・

もっとも何度も言うように、別に技術が無い、という訳でもなく、
それぞれがそこら辺のアマチュアより技術がずっと抜けているのは良く分かった。

ただ、表情が一人ひとり衣装の色に合わせてなのか
ハッキリと傾向が区別されているし、
ダンスの中で表情や動きのリズムを商業ダンスのようにピッタリと揃えることは
そもそも明確に意図されて設計されていないように自分には感じられたし、
それでいいと思う。

また、主催の女性の腕・指の動きもなかなかのものだった気がする。


ユキ・シラユリ氏とLes Miroirsの舞台は安定していた。

Fleur du malが若干芝居慣れしていない印象を持ったけれど、
途中でこれは素舞台での公演だからどうしても
こちらが背景と台詞・衣装の間に違和感を持ってしまうからだと分かった。

何グループか集まっての同じセットでのイベント、あるいは準備期間ゼロの舞台では、
割とこういうことが良く起きる。

観客は、こうした作品が素舞台では不利であることは理解して、
ある程度背景は観ないようにして(苦笑
観劇するようにした方が良いと思う。

そうしないと悪いところばかりに目が行ってしまう。

劇団員より自分の方がたぶん年長かな、
と思うなら、そのくらいのゆとりと優しさは必要なのではないかと
思ったりもする♨

まぁ、自分が4劇団3000円できちんとした椅子席(座布団で休みナシなら地獄かも)ならコストパフォーマンスとしては十分すぎるかと思ったりもしたので割と贔屓目に見てしまったのかもしれないけれど、
暑い中あちこち移動しないで一か所で4つまとめて見られれば
自分は十分イベントを企画してくれた人たちに感謝する方だけど・・(笑

Casino Folies「ウクレレ情話・冗話」

Casino Folies「ウクレレ情話・冗話」

バロン

浅草木馬亭(東京都)

2013/08/22 (木) ~ 2013/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

木馬亭×ウクレレ
したまち演劇祭のボランティアスタッフの雰囲気も含めて
とても楽しく観劇できました♨

「楽しませよう」という雰囲気が漲っていて、
「楽しもう」と意気込んでいる観客の雰囲気とも相まって
とても良い雰囲気だったと思います。

ネタバレBOX

音楽もジャンルレスで、
それは3組が別々な曲を同時に演奏しながら
あちこちでずっこけたりする
最初の方の演奏にも良く現れていたように思います。

ジャズもブルースもジプシーも・・
好きなものは何でも頭をゆらゆら演奏しながら
気軽に(もちろん演奏者は真剣勝負なんですけど)
身構えずに聴かせられるのがウクレレの良いところなのかな、と(笑

エノケンとかバスターキートンとか・・
昔のコメディが好き(1930年代のニューヨークのキャバレーで
Betty Comedon らの"Baroness Bazooka"とか見たかったな、とか
漁った古本の写真を眺めながら夢想したりする(笑)
な自分には、
時代もジャンルも笑いとかずっこけの枠の中に揺蕩うように燻らせたこんな公演は、
なかなかに素晴らしくも見え、とても楽しめました(笑

・・いや、夏はヤッパリ東京なら下町に限るなぁ。
何より空気が良い気がする。
ちなみに神奈川だったら葉山か江ノ島アイランドスパだけど・・(笑
前向き!タイモン

前向き!タイモン

ミクニヤナイハラプロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/08/22 (木) ~ 2013/09/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

スピーディ
初演も観たけど、言いたいこと一杯ある若い人は見習ってみても良いと思う。

2回観ると、台詞の全て・・というか90%以上は理解できたように思う。

初演も分からなかったわけじゃないけれど、
見ながら「ああ、こんな台詞あったなぁ・・あのセリフはこういう流れでつないでいたのか」とかなんとか、各部分それぞれ全体像が見えてくる前に察知しつつ、敢えてワザと勢いでつないだっぽく見せてる感のあるシークエンスのつなぎも遊びのある(といっても真剣勝負だけれども)演出に見えてくる。

通常の舞台の演出に慣れてると早すぎるのかもしれないけれど、
現代音楽のゴタマゼ・リミックスぶりから見れば、
このつなぎの早さはむしろ普通の感。

公演時間も1時間半に満たず短めなので、
若い人は何度か観れば全体を完全に理解するのも難しくないと思う(勿論一度でも大丈夫ではないかと思う

この位のスピードの舞台を日常的に観れたらと思う。

「三毛猫と退屈」/「音楽と乳房」

「三毛猫と退屈」/「音楽と乳房」

santacreep

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2013/08/23 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★

三毛猫は出なかった
けど、面白かったと思う。

こんにちは赤ちゃん

こんにちは赤ちゃん

ゴキブリコンビナート

タイニイアリス(東京都)

2013/08/22 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

7時半劇場着11時帰路
疲れた・・汚れはまだ良いとして・・。

三一路倉庫劇場(ソウル)『結婚』

三一路倉庫劇場(ソウル)『結婚』

タイニイアリス

タイニイアリス(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

力強い・・
直球勝負。

やっぱ芝居はこの位シンプルで、元気じゃないと、と思った(笑

ネタバレBOX

整形がおそらく日本以上に頻繁に行われていると言われる韓国。

男女ともに美男美女でなければ就職も難しいと言われる国。

若くして成功を手にするもの以外は年金さえほとんどない。

いつ北との戦争が始まってもおかしくない。

・・考えてみれば日本よりずっと深刻な歴史・地形・社会情勢なのに、
この舞台の前向きさは何なんだろう?

整形した人ばかりだから、今愛し合って結婚したとしても、
50年後にはまったく別人の顔になってるかもしれない。

戦争が起きて一文無しになっているかもしれない。

詐欺師の父親をずっと待ち続ける母親。

他の両親のいる子どもたちからは「オマケ」と言われ、
ひとりさびしく子どものいなくなった路地裏で遊び続けるのが嫌で、
終バスで疲れた顔をして帰る母親を暗くなったバス亭で待ち続ける子ども。

でも、その母親にとってはその娘は決して他の子供たちが囃し立てるような「オマケ」ではなくて、
どれだけ疲れていても、行商で売れ残った野菜で
腕によりをかけて遅い晩ごはんを作る自慢の娘だ。

なけなしのお金で鼻を整形して臨んだ就職試験にも落ち、
母親が幸せを願って登録した結婚相談所で、
借財に囲まれた豪邸で待つ一文無しの男と遭遇する(借金はないよう(笑

男から情け容赦なくカルチエや何やらのブランド物の装飾品を、
時間とともに剥ぎ取る老執事は、
まるでおとぎ話に出てくる時の番人のようでもある。

老執事は、男が借りたものの取立人であり、
きっと死神でもあるのだろう。

この夢のような物語は、
男が死ぬ前にみた走馬灯のように自分の人生を振り返った夢なのかもしれない。

女性にとってこの男は、
自分と母親を捨てた父親の象徴でもある。

でもこの子は気づく。

母親がずっと待ち続ける男なら、
望んで彼女たちを捨てたんだろうか?

苦しみながら立ち去ったのかもしれない。

ひと財産築いて母親と子供を楽にすると本気で約束して
それが果たせぬままどこかの路上で頓死して、
母親もそのことに薄々気づきながらも、
生きていることを信じて待ち続けながら自分の人生を終えられる幸せに気づいているのかもしれない。

娘は「母親のように待ち続ける人生は送らない!」と言いながら、
やがて借財まみれの一文無しの男に惹かれるうちに、
母親と父親の目に見えない絆に気づいてしまう。

この物語はおとぎ話である。

普通、借財を身ぐるみ剥がれてパンツ一丁の男がいくら愛を語ったとしても、
女性は見向きもしないだろう。

だからこそ結末が美しい(苦笑

人間、死ぬときは裸だ。

どんな華美な装飾品もこの世に置いていく。

あの世に持っていけるのは棺桶に詰まれ、
やがて遺族に墓前にも捧げられる花たちと、
線香の煙に囲まれて家族が語る四方山話くらいのものだろう。

男は借財を剥がれていく中で、
華美な装飾品の無意味さを悟る。

老執事は最後に男から全てを剥ぎ取る前に、
最初の予告通り20秒ほどの余分な時間を呉れる。

これこそが、この物語の最高のファンタジーなのかもしれない(笑

普通、死ぬ前に好きな女性にこっそりと愛を語る20秒の時間は与えられない。

ただ、稀に与えられることがあるらしい(母親が嬉しそうに言っていたのを聞いたことがある(笑

夢なのかもしれないと思ったけれど、
それこそが神さまがこの世にいる証拠なのかもしれないとも今は思う。

別に大した財産など無くても、
その20秒さえ終末に与えられれば、人生は上出来だし
生きている価値はあると思う。

逆にそれが無ければ、いくら財産に囲まれても人生は不毛だ。

ソウル公演のものと思われるチラシのイラストが素敵だと思った(笑
隣で浮気?

隣で浮気?

傑作を遊ぼう。rorian55?

王子小劇場(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

一見、
浮気がメインの話のようだけど・・

ネタバレBOX

それまで夫の言いなりだった奥さんが、
自分の夫の主体性のなさを看破して
しっかりと自分の視点を手に入れたうえで
夫をフォローしていこうとする様子がさりげなく挿入されてるところがとても魅力的(笑

全体としてとてもお洒落な造り♨
謎の球体X

謎の球体X

水素74%

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/19 (月)公演終了

満足度★★★★

ホラーだった
途中から誰が一番ヤバいのか見えてきてからが怖い(汗

ネタバレBOX

一番の弱者っぽかった奥さんが徐々に本性を出してきてからが本当の恐怖。

途中からなにが本当だか分からなくなってきて、
「奥さんの腕の怪我も嘘なんじゃ?」
と思ってると、
隣家から大家夫婦を呼びに来て
「台風が近付いてきて隣の屋根が吹っ飛んだ!」
と蝉の元気な鳴き声がするのに平気で言い放ち、
大家さん(奥さん側)が台風に怯えて(フリ?)心臓病の旦那を捨てて逃げるにあたり、
コイツらどこまで狂ってるんだ?
と思ったら、
奥さんが親友のフリをして自分から奪って行ったと思われる5万円を旦那に渡すところで、
奥さんの腕の怪我が嘘で、
その友達を脅して自分の金を奪ってきたのではないかと(自分としては)確信。

どうでも良いけど、あの腕の包帯の中にはその嘘の親友を刺殺した(推測)
凶器の出刃包丁でも握ってるんじゃ・・?
という疑念をよそに、平気な顔でその5万円受け取って、
うち3万円を大家(旦那側@心臓病?)に支払う主人公の旦那の強心臓に感服(苦笑

でも、話の中でどうも3万円で困るようなたくわえではないらしいことが読み取れ、
「たぶんこの旦那逆に凄い金持ちで、狙ってるやつが多いからこんなに家賃に困ってるフリをしてるだけなんじゃ?」
という気配も。

主人公の嘘の親友も、どっかから情報を得て、
守りの手薄な奥さんの方に来たのかもしれない。

そうでなければ新幹線に乗って
2000円以上のハンバーグ弁当を食べてわざわざ
台風が吹き荒れたばかりの寂れた港町(と言ったところかな?)に来る訳もない。

2000円→5万円→100万円→3000万円→億?

倍々ゲームで通帳をこじ開けに来た、
ヤクザの情婦になった尼崎的元同級生(推測
だとしたら、
このあとどんな展開が想像できるんだろうという気も。

・・まぁ、現実でも誰が金持ちで誰が貧乏かなんてわからないし、
「家族以外は全員敵!」
と言い切って生活できるということは、
この旦那、貧乏な港町(推測)
で金があることが分かったら集られまくることを危惧して
狂人のフリをして他人から離れて生活をしている
至極まっとうな人なのかもしれない、
と思うと、彼以外の全員が狂人(+ヤクザ関連の人)にも見え、
その運命の救いようも無さに身が竦む。


(補足)
良く考えれば、蓄えも無くて家賃3万円の借家追い出されたら普通途方に暮れて泣き叫んだりするはずで、
平気な顔をして出て行こうとするということは、
金が無いふりをして滞納して出て行って出費を減らそうと言う
(貧乏なフリをすれば多少未払があっても何も言われないかと考えて
金持ちの所業に違いないのではという気も。
スウィーティ ドム

スウィーティ ドム

演劇組織KIMYO

王子小劇場(東京都)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/12 (月)公演終了

開演30分押し・・
あと、自分のところだけなのか、空気がこもっているのか
熱中症気味になったのか、
息苦しくなって気分が悪くなってしまった。

公演時間100分+30分余分に息苦しい中おしこめられれば、そりゃ気分も悪くなるわな(苦笑

ひょっとしたらセットが高くて一部空気の流れを遮っていたのかもしれない。

気温だけじゃなく空気の流れが悪いと、
観客席の一部の空気が澱んで息苦しくなるのでなるべく狭い空間に
高いセットは作らない方が良い(特に夏季など

空気の流れが悪いと26度でも普通に熱中症で搬送される人も出てくる。

いつも思うことなのだけれど、
別に事故など無くても、
・途中からでも入場しやすい座席配置
・30分くらいだったら遅れて入ってきても十分に物語を理解しやすい構造にする
ということを常に意識しておくことが重要だと思う。

気のせいか、特に地方の物語重視の若手劇団に見られることのように思うのだけれど、
出だしの10分くらいで観客の注意を惹こうとテンションを上げて、
そこを見ないとサッパリ入っていけない(と想像できる)
劇の構造は非常に多いように思う。

仕事もあれば事故もあるのは当たり前なので、
多少遅れても入りやすい、理解しやすい構造を事前に整えておくことは、
特にこれだけ気候が不安定になると必須のようにも思える
(ちなみに自分は正規の開演時間に間に合いました

そうすればわざわざ開演時間を遅らせる必要もないし・・

勢いの力を借りなくても、
語りと演技が十分に巧みであれば
観客を惹きつけることは可能であると自分は思う
(逆にそこに技術の差が現れる

初見の劇団だったけれど最初から物語も入り込みやすかっただけに、
最後の方で暑さで意識が朦朧として息苦しくなり気分が悪くなってしまったのが残念。

パーティー党のひみつ集会 ベルリン編

パーティー党のひみつ集会 ベルリン編

SNAC

SNAC(東京都)

2013/08/01 (木) ~ 2013/08/02 (金)公演終了

満足度★★★★

音楽的・・カナ?
日本の彼らが外国行くとこーなるんだ、というのが分かった(最後の方のメタっぽい展開が、っぽい感じがした。

エフェクター使うミュージシャンとかと上演したり機材を一緒に使ったりしたらもうっとドリーミーな感じになったのかもな、とか思ったりもした。

東京は外も涼しくて良い風が出ていて、舞台もゆるっとしていて、
なかなか面白かった。

たしかに元廃墟で上演したらもっと秘密集会っぽかったな、と思ったりもした。

ネタバレBOX

会場内が最初ちょっと暑かったんで外に出て涼んでいたら、
足元に鯉のぼりがあるのをめっけた。

何かな、と思ってたら、
開演するとすぐにソレを広げて
「パーティー党の決起集会を行う」
ときて、のぼり旗代わりにその鯉のぼりをバッと(きょうはこどもの日?(笑

そういうのが肩ひじ張ってない割に非日常っぽくて面白いな、と思ったりした。
彼らの敵

彼らの敵

ミナモザ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/07/24 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★

自由について
正直なところ、ドキュメンタリーと訴えたい(と思われる)箇所の両方に力点があったせいか、若干バラけてしまった気がしないでもない。

それが非常に残念だった気がした。

個人的には、もっと観客の想像力を信じて、はしょれるところは極力はしょって(それは他の多くの演劇にも言えることだけれど
訴えたいところに自然と観客の目を集中させるようにした方が構成としては優れているんではないかと思った。

前日にクローズアップ現代で「はだしのゲン」特集を観たせいか、
似てるな、と思っただけに、
マンガと比べると主人公の成長の途中で終わってしまった感が出てしまっただけに余計に残念。

中田氏や浅倉氏と言った個性的なメンツが脇を固めているのは演劇ならではの強みなだけに、
もう少し伸びしろが欲しかったかも。

ネタバレBOX

日本にはほとんど生の情報が伝わらない、強盗の暗躍するパキスタン南部。

死は免れない軍人の捕虜の心に比べ、
(ひょっとしたら以前強盗団を何人も殺したかもしれない
自分たちの「早稲田」のブランドを守るため、
あるいは「日本人」としての誇りの為、
まだ若いあったことも無い若者に残酷なコトバを投げかける大人たちのいる日本と言う国。

若者が助かったことを喜ぶよりも、
規範に外れたと言って死ねばよかったと人びとが口にする殺伐とした国。

パキスタンに比べ、
河に掛ける橋も、行く船も、
すべてにおいて物資については遥かに恵まれているハズの日本人の心が、
死にゆくパキスタン人に比べ、なんで草木も生えない砂漠のようであるんだろうか?

マスコミの流す歪められた情報に踊らされて生きるひとたちは、
父親が二度と会えない自分の小さな娘に渡す小さなハーモニカ以上のものを
自分たちの子どもたちに手渡していると言えるんだろうか?(不安な社会以外の一体何を?

その国は一見自由でいるように見える。
でも、それすらも、操作された情報の中で皆が踊っているだけであるように見える。

死ぬ危険はなく、栄養も設備も満足のいくものである。
ただ、それは社会の規範にうまく適合している人に対しているだけで
人びとはその規範から外れることを恐怖して萎縮して攻撃しあっているようにも見える。

・・実際には、人々の心はパキスタンに比べ、はるかに不自由だと思う。
抗えない運命を「インシャーラー」と言って受け入れられる心も無いのだから。

ドキュメンタリーの陥りやすい点として、
対象のリアリティに引き込まれすぎて
自分のパッションに上手くたどり着けないということがある。

あと何年かして、
演出家がパキスタンを旅したりなどしてから
この作品を土台として別の作品を作り上げれば、
もっともっと普遍的な作品が作れるんじゃないカナ、と言う気がした。
ナチュラル

ナチュラル

劇団森キリン

アトリエ春風舎(東京都)

2013/07/24 (水) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

ナチュラル
フジロックに行って雨にうたれながら音楽を聴くほど自然派ではないが、
春風舎の変遷・・ていうよりまんま変態?
を観劇するほどの観察力は持ち合わせていたようだった。

面白かった♨

世界をみよう!

世界をみよう!

座・高円寺

座・高円寺1(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

『ゆかいな時』
愉快だった♨

フィリップ・ジャンティ好きな人はこっちも好きになるんじゃ・・?

パルコ劇場に引き続き?こっちも最前列でちびっ子たちと「・・あれ、ヨットじゃん!」とかなんか言ったりしながら観ました。

トーキョー拾遺【全ステージ終了しました、ありがとうございます】

トーキョー拾遺【全ステージ終了しました、ありがとうございます】

ゲンパビ

百想(re:tail別館)(東京都)

2013/07/10 (水) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

登場人物同士が全然絡まないのに
見せるなぁ・・(笑

暑かったし、吉祥寺の駅からも遠かったし、マイナス要素しかなかったけど、
会場に惹かれてなんとなくきてみてよかった。

東京の地理感覚が明確な物語の代わりにぼんやりと舞台の中に落とし込められている感じがして良いと思った。

雑司ヶ谷、代田橋、吉祥寺、目白、渋谷、高円寺・・

わりとそれぞれ名前を聴く機会があっても、
それぞれを陸上を、町中を移動しながら結ぶ機会は、特に地方出身の若い人には少なかったりする。

終電が全てを分ける。

何も考えてなくて、翌日足パンパンにしても良い者だけが、
誰もいない夜の町と町の間を、徒歩で結ぶことができることもある(笑

別に明確な何かが物語られるわけでもなく、
ただ至近距離で目視できる表情だけが、
物語の最初と最後の微妙な変化を読み取る術となっている気がしたり。

散歩がてらにぶらりと入りそうなこの場所に相応しい気がして、
暑さも気にならなかったり・・(笑

遙か遠く同じ空の下で君に贈る声援 2013

遙か遠く同じ空の下で君に贈る声援 2013

シベリア少女鉄道

王子小劇場(東京都)

2013/07/03 (水) ~ 2013/07/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

虹を駆けるオッサン
パンフを握りしめて「ゼンゼンワカンナイ!」と叫ぶ喜び・・いや、実際には叫ばなかったんだけれども皆叫んだ方が楽しめたと思う。

何がキーになるかは過去のシベ少を観てれば大体分かったんではなかったのかと思う。

ネタバレBOX

あとはそのキーにオッサンらの発したクサイ台詞等がどう絡んで、
救いが無い恋愛話が
ファンシーでカラフルな観客の夢を乗せた金券争いに転換する瞬間を
マジックに鮮やかに騙された時みたいに
してやらてた感を楽しく堪能するだけだと思う。

傍から見てるとわりとそこここに転がっていそうな
救いのない恋愛ゲームも、
こんな風に発想を転換すればファンシーな言葉遊びのゲームに早変わり♪

・・ひょっとしてこの話、喫茶店のウェイトレス氏の頭の中で展開しているだけで、
実際の登場人物たちは真剣に言い争いをしているんではないかとも想像してみたり♨
根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

月刊「根本宗子」

浅草木馬亭(東京都)

2013/07/08 (月) ~ 2013/07/09 (火)公演終了

満足度★★★★★


凄く暑かったけど、近所の店でバウムクーヘンが安売りしてたり、
周りの商店街を覗いて麻の甚平や高齢者向けのシャツをみてみたり、
ほおずき市を覗いてみたりして、
芝居以外もなかなか見どころ一杯の昼のアサクサ。

外が暑すぎるから、
浅草歩きも堪能しつつ
芝居も楽しむには、
1日目、昼。2日目、夜。
みたく分けた方が楽しいかも。

ビールも好きなだけ飲めるし(40分程度とはいえ1日6本観たら、途中でビール飲んでたら最後寝ちゃいそうで・・年なんで(苦笑

夜公演も見たかったけど、2日間限定と言うのが辛いなぁ・・。

バー公演だと客席少ないんで自分は緊張して身構えてしまうけれど、
木馬亭だったらその辺のオッサンに紛れて入って来た感じ(自称)でとても良い♨

そういえばチラシで東京野菜コレクションというのが同じ木馬亭でやるのを見つけたけど、
やっぱりアサクサは見逃せない!(笑

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