作品紹介
ぼくたちの体内には強力なエンジンが搭載されている
圧倒的な言葉の魔力
エンジンを始動させるのはその言葉の血であり、肉であり、盲目の淋しさだ
航空小体を指揮する彼は呟く「静かに夜がくる。さあ、帰ろう」
新型エンジンを設計する彼は呟く「俺のゼロ戦は、どこまでも飛ぶんだ」
限界高度を超えて飛ぶ彼は呟く「ぼくは、空で生まれて、空で」
壊れた操縦桿を握る彼は呟く「見ろ。あれが月ってやつだ」
一滴、また一滴と、静かに言葉を零しながら、イカロスの翼に演劇機関を証明する
演劇をここまで堕落させたのは誰だ
演劇をこれほど悲しくさせたのだ誰だ
閉ざされた航空基地。盲目の青春物語
言葉の死骸の上にぼくたちは横たわる
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全ては小説家・見沢知廉が書いた物語だ。
だから見沢の全てを知ってると思っても、まだまだ見落しがある。未知の、未読の物語が ある。
それを最近、痛感する。
死後、出版された小説は、まさに死後、書いたものだ。
そう思わせるほどの迫力がある。これからも、どんどん書く、死後も成長し続ける作家だ 。
勿論、見沢知廉として書き続ける。今年50歳だ。まだまだ、これからじゃないか。
と同時に、4度目のペンネームを使う。
それは劇団再生の脚本家の名前かもしれない。
俳優の名前か。あるいは君達の名前か。僕の名前かもしれない。
全世界が見沢になる!/鈴木邦男(一水会顧問)
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きみの名前以上の言葉があるかな。
その名前を呼ぶ夜以上の物語があるかな。
きみはまだそんなところにいるのか。こっちにおいで。行こう、帰ろう。
きみが見ているのは、多分現実だ。きみがしゃべっているのは、多分リアルだ。
でも、「帰ろう。きみの名前に」
劇団再生が現代に照準を合わせる。閉鎖病棟喪失少女-
「さあ、帰ろう。きみの名前を呼ぶ物語」
手を離しちゃダメだよ。だって、名前は手を離さないんだから。
閉鎖病棟の3日間。夜と言う夜に言葉が降り積もる。
真っ白な無数の言葉が夜を偉大する。喪失少女たちの3日間。
真っ白な言葉が彼女たちを包む。真っ白に、真っ白に、真っ白に。
きみの名前以上の言葉があるかな。
その名前を呼ぶ夜以上のお話があるかな。
時間を逆さ回しの恋
作品紹介
劇団再生2008年12月公演。
ゲーテが書き残した『ファウスト』。その成立の謎に迫る劇団再生悲劇。
推論と想像の果てに現出したのは、およそ人間的なる悲劇。
数世紀を駆け抜けるその物語にスポットがあたる。
作品紹介
劇団再生が創り上げた止揚する『罪と罰』。
作品紹介
見沢知廉の人生を描いた劇団再生の舞台「天皇ごっこ~母と息子の囚人狂時代~」のダイジェスト映像です。