アチャコ 公演情報 アチャコ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
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  • 満足度★★★

    贅沢の極み(?)
    東京・大阪公演のレビューを観て、ある程度の予習をしてはいましたが、
    その想像を遥かに超える作品でした。
    ここまで徹底してやってくれれば、言うことありません。

    独特のユルユル感が、すべて計算しつされたものであるかと思うと、ある
    意味、衝撃的でさえあります。
    最後まで、開いた口が塞がらないまま、見入っちゃいました。
    もし、力のない脚本家、演出家、役者が、似たような舞台を作ったとした
    ら、こうはいかなかったでしょうね。

    スゴイものを観せていただきました。
    こんな贅沢なユルユル感を経験できたことに感謝です。

  • 満足度★★★

    感想書き難い。。。
    先日の中日新聞の記事では、「エログロナンセンス」作品との事。

    ネタバレBOX

    言葉でも、比喩でも、表現でも、エロです。
    グロ。。。では、ないかな?
    ナンセンス、です。

    官能小説のリーディング。
    言葉遊び。
    冷えたピザ。
    ピザの串刺しを八つ墓村、それをマイクに歌。
    天狗のお面に、ダンス。
    お面とドラム缶であれをシュールに表現し。。。
    先生の講義が始まると、それぞれの初めてのオ○○ーの変態的体験談を・・・
    といった具合。(どんな具合?)

    役者さんは手馴れたもので個性的でした。
  • 満足度★★★

    最後まで観ないと何とも言えん劇やった。
    滋賀の文化行政に寄生する天下り役人どもに虚仮にされておん出され、劇作家協会からも離脱した大演劇人の野に下ってからはじめての新作ですよミナサン。

    ネタバレBOX

    最後まで観ないと何とも言えん劇やった。
    オヤジギャグあんまり笑えん。あゆち、あづち、あいち。もともとダジャレの国だからユルユルなんですかね。
    性文学の、限りなく駄目っぽい文豪は、宮武外骨に見えなくもない。全体が明治の壮士芝居のパロディか。
    中京地区の演劇には、北村想さんが起源なのかも知れないが、阿呆道化の役者の伝統がはっきり残っている。夕沈さんとかね。
    とにかく有象無象が集会してワイワイ騒いで唱えるストリートワイズは、為政者共には不愉快だったらしく、その空気をことさら演ってみせる、不穏な演劇の歴史を遡った劇。とみました。
  • まじめに
    考える芝居じゃないんだろうが、
    けっこう鼻先をつかんで、引きずられた感じが…

    うまいのに、どこにむかっていくのかわからない。

    それって成熟?
    それとも退嬰?

  • 拝見しました
    『アチャコ』は北村想さんの書き下ろしで、演出の小林さんは古くから想さんと一緒に活動されていたようです。俳優も皆様名古屋で知られた顔ばかり。

    最近演劇に飽いた方、想さんを知らない方、職の無い方、勢いだけで上京してしまった方、そしてなによりも身近な「死」にさらされながらも、身を削り言葉を紡ぐ劇作家や、それでも世界を構築する演出家の皆様にはぜひともご覧頂きたい。

    「善人なおもて往生をとぐ、いわんや演劇人をや」と言ったところでしょうか。

  • 満足度★★★

    入念になめられました。
    1時間30分あまりを使って、下半身を中心に
    まぁ、丹念に、しつこくしつこくしつっこく
    馬鹿にされた感じというか、なんというか。

    これがオトナの遊びなのか、はぁ~って思いました。
    時間の浪費も含めて徒労の多さが遊びの醍醐味?
    なのでしょうか。

    正直、私は、遊びきらなかった感が
    なくもないのですが。

    ネタバレBOX

    でも、娯楽だと言えばかなり、贅沢に娯楽だと思います。

    そのへんの若い演出家のエログロナンセンスとか
    (そんなの、いま、もう、ないか・・・。)
    ふふんと鼻で笑って、大人はこんなことすんですね、きっと。

    なめられつくされて、もう、たいへんでした。
  • 満足度★★

    本の良さ
    久しぶりに「北村想作品」を観て来ました。
    北村さんの本は、高校時代にはまりました
    「寿歌」は一生読んでいくな〜と思うくらいの作品

    招待にてお邪魔をしたのに、ごめんなさい、
    正直 ココ何年で見た作品の中で一番好きになれませんでした。
    ココからはネタバレになります。

    ネタバレBOX

    本はいいのです。
    今回はチラシコメントにもありましたが、とにかく下世話な性の話ばかり
    でも、それが北村さんの言葉で書かれると
    なんとも不思議な匂いの喜劇に変換されるのです。

    お話は、大御所だけど売れないポルノ作家とその弟子達、
    そして編集者でもある愛人のアダルト喜劇。
    出てくる言葉は、ほぼTV禁止のワードばかり
    変な擬音語と昭和の匂いのする独特の言い回しのセリフ
    演劇界の風刺(唐十郎さんネタ)や自虐ネタも入って
    北村ワールド全開の本、
    この人の言葉の掛け合いのセンスは、私をドキドキさせます
    例えるなら隠語が沢山入った語り歌みたいな(わかりづらいな)

    なのに今回は、それをひとつも生かせない演出と演技だったと思います。

    僕は役者ではないので、あまり役者の演技について文句を言う事はありませんが
    噛むは、噛み合わないわ
    でも一人一人の個性は強いので、妙な白け感がでてしまうし
    さらに演出は
    すっ飛んだ北村作品の世界をなんでこんなにコンパクトに平凡にしちゃうんだろうと悲しかった
    もしこれらが狙いだと言うなら 私には伝わりませんでした

    2時間の上演中
    ひたすらセリフだけを追っていました。

    ごめんなさい、珍しく酷評です
  • 満足度★★★★

    ベタでメタで、呆けたような笑い顔にされた
    ホンネで言ってしまえば、北村想さんの名前とアゴラという場所だから行ったようなものだ。
    だから、こちら側としては、かなり好意的な視線で見ていたことが功を奏したような気がする。

    功を奏したといったところで、クククという苦笑いと、イヒヒという下品な笑いと、フハッという脱力笑いが微妙にブレンドされて、呆けたような、笑い顔ともなんともつかない顔をして最後まで観ていた、というぐらいのことなのだが。

    最初に対決姿勢で身構えると何もかもが気に障り、イヤんなっちゃうかもしれないから、これから観に行く方は、すべてを受け入れる広い心持ちが必要ではないかと思う。

    北村想さん、次も期待しちゃう。

    ネタバレBOX

    前半の「どうなるんだろう」という緊張感を見事に外す、エロ・シモネタと言葉遊び(ダジャレとも言う)の、テンポをズラしたというか、オフビートというか、そんな「あえて笑いを直接取りに行ってない」感がある演出には、ちょっとやられた。
    ベタな感じの笑いも、「あえて」ベタな感じにしました、という印象だ。
    それは諸刃の刃であり、ひとつ間違えば、「ただのベタな喜劇ですべってます」になる、ぎりぎりのラインだったと思う。
    そこを転げ落ちないようにうまく支えられていたと思う(あっ、それは好意的な視線で見てからかもね)。

    しかも、なんでもアリで、「これは演劇である」ということを随所に、というか頻繁に交えながら。
    タイトルの「アチャコ」さえも、無理矢理、適当な理由を付けてなんとか収めようとする、ということをエピソードにするあたりには笑わされた。結局意味なんてないのだから。

    なんでもアリと言いながら、そこはそれ、ムード歌謡風コーラス付きの歌や、珍妙なる踊りまでを入れ込み、寝ている子をそっと揺り起こすような勢いで、ずんずん進む。

    それらの按配というか塩梅なんかがお見事だ。

    これだけのトンデモをよくぞまとめて見せてくれたなと、また呆けた笑い顔になった。

    ・・・でもお客さん少なかった。
  • ゆるさと適当さがたまらない。
    このゆるさは、しかし好きじゃない人も多いだろうな、といらぬ心配もしつつ。

    でもって、ナンセンスっていうのは、こういうもののことをいうのだと思う。言葉を変えると、絶望の、その深さというか。

  • 満足度★★★★

    アハハ・・・
    と言うよりはクスクス・・・でしょうか。
    なんとも不思議で微妙な空気でございます。
    ちょっと前知識を持ってしまっていましたので、なんにも知らずに見たらまた違ったかも。でも、心の準備をして見るのもまたよいかも。
    なんと申しましょうか・・・。

  • 満足度★★★

    どんだけばかばかしいのっ!
    なんだろ?この世界観!ゆるゆるでダルダルの空気感!(苦笑!)
    アダルトポルノ小説ならぬアダルト演劇!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    始まりは、おっ!?!もしかしてもしかしたらやってくれるんじゃないのっ!みたいな期待感ありまくりの始まり。ドラム缶に入った裸の男が先生らしく、この先生が弟子の女を犯してるらしい。
    弟子は弟子でアダルト小説を読みながら先生に打診する、というさま。

    タイトルのあちゃこは女性の陰部の名前らしく、全体的には昭和の安っぽいの匂いのする芝居。
    そんなだから、隠語の大売出し状態で、耳が慣れてくると気恥ずかしさも次第に薄れてきてしまう、という耳鈍感になる。アダルト演劇を前面に押し出すなら弟子が服着てるってどうよ?みんな裸になりなさーーーいっ!

    ドラム缶に入った先生をエロスの教祖のようにハゲ奉り早漏状態!

    この芝居ははっきり言って、好き嫌いが激しく分かれると思う。
    不思議な空気感だが、始終飽きずに観られるか?というとそうでもない。
    役者は素人?と感じるほど、セリフが怪しくカミカミ。

    舞い落ちる桜の季節なのに、終盤、落ちてきたのは枯れた笹の葉っぱ。
    これだけでもこの舞台の木枯らし吹きまくりの情景がこれでもかっ!!と観客の希望をもぎ取る。要するに夢も希望も無い舞台です。

    ワタクシ個人の感想はこんなしょもない芝居を今時作るって事自体、恐れ入りました!

  • 満足度★★★★★

    びっくり!
    始まってすぐに、
    どうしよう!どうしよう!
    と身悶えて観ていました。
    言葉の展開が、さすが
    北村作品です。
    5月病のワクチンになりそうな
    刺激的な作品でした。

  • ふほっ
    何も想像せず行ったら、あ!そんな感じなのって思うやもしれず。
    まだホヤホヤのカップルには気まずい単語がてんこもり(笑)深い仲歴長ければ一緒に笑える・・・か?

    ネタバレBOX

    こちら、下ネタ単語が山盛り登場いたします。男性の方は作家名を聞いてわかった上で観劇されたのでしょうかね。私はなにも知らずに行きましたのであっこういう雰囲気なんだと若干鼓動が停止しましたけど、まあ、平気です。性を避けたい人には苦手かと。

    個人的に気分が良かった点といえば空沢しんかさんの居酒屋っぽい歌、北国の匂い感じる哀愁が漂う。
    全体的にはわりと静かで間延び。多少は言葉選びを遠慮していると思うけど演出は躊躇せずにやるなら思いっきりやったほうがいいですよ。
    展開をみて脚本が最後までできていたのかどうか怪しいと思ってしまう演出。
    もっとこうしたら・・流れが止まるなあ・・古いよなあ・・と目につくのは確か。肩をすくめて小さくなり不安気に見送る皆さんを見てなんだか愛おしい人たちだなと思ったのでした。★は内容で2,8個。だけど★以上に楽しんだ気はします。

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