Little Eyolf 公演情報 Little Eyolf」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    不思議な時間
    シンプルな照明以外なにもない舞台上に
    不思議な時間を垣間見ました

    何だろう

    喜怒哀楽
    人間の本性全てが
    1時間足らずの舞台に表現されているような…

    こういう衝撃の受け方に
    自分自身が驚いています


    ただ
    あそこで脱ぐ必要はあったのかな…と

    確かに綺麗な胸ではありましたが(*・ ・*)

    そうしなくても
    役者の表情と台詞だけで
    リータの心情を十分感じ取れていたのでは?

    シンプルな演出に好感を持てた中
    あのシーンだけが妙に浮いていた気がします


    とはいえ“shelf”
    次も観たくなりました

    これからも期待してます

  • 満足度★★★★

    世界観が美しい。
    たぶんもっと どろどろした話なんだと思うイプセン。
    映像的な美しさと音の心地よさ、素敵な衣装、動きのある絵画を見たような気分になりました。
    センティオってこんなに綺麗な場所だったんだなぁ・・って驚いてしまった。

  • 満足度★★★

    ゆっくりと
    衣裳◎
    ゆるりと首をもたげるようゆっくりと展開していく構成はとても気持ちがよい。
    私の見た回はたまたまなのか、科白のミスが多く、とても完成度が低かった。


    しっかりとした骨太な演出に好感を抱く。

    ネタバレBOX

    エイヨルフの死ぬ前後における、他の登場人物の変化が乏しかった。
    演出だったのかもしれないが、見て取れる変化が欲しかったな。
  • 満足度★★★★★

    スタジオを探し当ててチョットびっくり!・・・
    静かなときの流れの中に人間の持つ本能と赤裸々な感情。暑い日だったので流れる汗を見ながらそれが涙に見えたりして。妻が夫に迫るシーンで脱ぐ必要が果たしてあったのか、疑問。狂気のまなざしで充分伝わったと思うのだが・・・
    出来れば風のささやき、雨のいたずら、朝日のまぶしさ、夕日の寂しさなどなど照明や音響がひっそりとあってくれたらより効果的ではなかったか。

    ネタバレBOX

    ほんとにここなの?と思いながらの観劇、そして感激!!北池袋のひなびた商店街の片隅の線路際に忘れ去られたようなスタジオにたどり着いたときには想像できない舞台だった。青山劇場あたりで観たいですね。
  • 満足度★★★★

    美しいのは
    美しいのは、人間の、自分の罪を認めて前に進む姿なんだと、お芝居を観ていてそんなことを思いました。

    100年たって色々と世界の環境が変わっても、人間の本質は変わらないんですね。

  • 満足度★★★★★

    本格な正統派
    たまにはこんな本格正統派の芝居もいいな!捻りに捻ったような芝居もいいけど,やはり基本は押えおかないとね。初心に帰れる舞台でした。芝居を見始めた人には,ぜひ観ておいてほしいと思います。ちょっとカミカミの部分もあったけど,それはご愛嬌。主演女優さんの開演前からの座り姿の姿勢のよさと胸の形の良さには拍手!

  • 満足度★★★★

    脱皮!(^0^)
    運がいい!
    つくづく、そう思います。

    ここのところ、観る芝居に裸族が多いことです。。


    裸族・・・今回も女優の脱ぎっぷりぷりといったら、素晴らしいです。
    更に胸の形がいい。。


    こんな事を書いてると、劇評よりも、そっちに感動したのか!

    っつー突っ込みも聞こえてきそうだけれど、いあいあ、そうじゃあないんだ!諸君!


    それはそれ、ここはここ!そっちはそっち、アレはアレなのだよ。諸君!




    以下はネタバレBOXに。。


    ネタバレBOX



    ある日、両親は愛の営みに夢中になり目を離した隙にテーブルから落ちて足に障害を持ったエイヨルフ。

    この日を境にアルフレッドは性的にも感情の面でも妻から距離を置くようになり、山に閉じこもり「人間の責任」という本の執筆に没頭するようになってしまいました。

    一方リータは夫から受け入れてもらえなくなったと思い込み、夫が過剰な愛情を注ぐ息子と、夫の異母妹アスタに激しい嫉妬を感じるようになります。


    ある日、アルフレッドは本の執筆を諦めてエイヨルフの幸福と成長に人生を捧げる決心をし、山を降りてきましたが、ここで物語りは一転します。

    幼いエイヨルフは「鼠ばあさん」(ハーメルンの笛吹き)として知られる不気味な老婆の後を追って海までついて行ってしまい、そこで溺死してしまったのです。


    この部分、物語の中の鼠ばあさんは薄汚い年老いた気味の悪い設定のはずなのに、今回の芝居に登場する鼠ばあさんは、な・なんと!?
    毛皮の白いパーティバッグを持ったふりふりのレースドレスを着た可愛らしい女優なのです。

    これって・・・違うんじゃね?(・・)
    これじゃあ、でんでん恐くないし、イプセンが不思議の国のアリスになっちまってるです(^^;)

    物語の進展を妨げる情景に高ぶり始めた感情が半減します。



    エイヨルフの死をきっかけに、残された者達の間に危機が訪れます。

    妻は夫の身も心も独占したいとずっと考えていたことを暴露しました。

    「私は私の人生を生きたいのよ。あなたと一緒に。私は心も不貞をはたらいた事はないのよ。一瞬たりとも。だから、あなたにとって私が全てじゃないと嫌なの。子供を生むことは出来たけれど、母親にはなれなかったのよ。あなたが他に注いだ愛情の残り物では満足しない。エイヨルフの事も、私とあなたの間に割り込んで来ないことを祈っただけ。私、独り占めしたい。私だけのものよ。」


    このセリフの後、妻は脱ぎます。(脱皮)


    一方、アルタはアルフレッドに対する想いを秘めたまま、技師と供にアルフレッドの元を去ってしまいます。


    やがて・・夫婦は地域の貧しい子供たちの世話をしていくことに専念しようと、決心しました。
    そうすることによって、エイヨルフが生まれた事も死んだことも無駄じゃ無かった事に気づきます。

    不安で空虚で目に見えるものが全てだった人生にピリオドが打てる。。




    静かな芝居で、導入音楽もありません。
    地味だけれど、素晴らしい舞台だったと思います。





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