演劇

第9回福岡演劇フェスティバル参加作品

+51 アビアシオン,サンボルハ

実演鑑賞

岡崎藝術座

他劇場あり:

2015/02/12 (木) ~ 2016/02/08 (月) 公演終了

上演時間:

公式サイト: http://okazaki-aviacion.strikingly.com

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
いるかな先祖は、この墓の前に、
わたしはあなた方の子孫
ずっとさまよっていた、太陽のしたでーー
かんかん照りの太陽、雲隠れの太陽
押さえつける太陽、赤く染まった土のうえ
黙祷、すべての人に
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公演詳細

期間 2015/02/12 (木) ~ 2016/02/08 (月)
出演 小野正彦、大村わたる、児玉磨利
脚本 神里雄大
演出 神里雄大
料金(1枚あたり) 1,500円 ~ 3,500円
公式/劇場サイト

http://okazaki-aviacion.strikingly.com

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
説明 いるかな先祖は、この墓の前に、
わたしはあなた方の子孫
ずっとさまよっていた、太陽のしたでーー
かんかん照りの太陽、雲隠れの太陽
押さえつける太陽、赤く染まった土のうえ
黙祷、すべての人に
****************************************

政治や社会情勢への態度を積極的に作品に反映させながら、
わかりあえない他者との共生をテーマとした創作を続ける神里雄大。
沖縄からペルーへの移民という自らの祖父母の足取りと、
その現在を知るべく南米や沖縄に赴き、現地での取材をもとにした新作を発表します。

戦前活躍後に国外亡命した「メキシコ演劇の父」演出家・佐野碩の生涯の参照や、
移民に憧れながらも日本に留まる選択をし、
今はペルーをはじめとした日系社会に支援を続ける実業家・神内良一とも邂逅。
かつてその土地に移り住み、生きてその地に消えていった先人たちの足跡と、
現在もなおそこに暮らす人々が想いを馳せる“ふるさと”とはーー。
そのありようを見つめるまなざしは、翻って現在の日本を生きるわたしたちの姿をも
浮かび上がらせます。


演出ノート
取材で回ったなかでアメリカでのことは作品内で直接言及されないので、そのことを書く。
ネバダ州ラスベガスの隣町に、わたしの叔父家族が住んでいる。叔父・叔母はペルー出身であり、その子どもたちはアメリカで生まれ育った。夫婦の会話はスペイン語で行われ、親子の会話は基本的に英語、日本語を知っているのは叔父だけである。そんな叔父の家庭では、味薄めのみそ汁が毎晩の食卓に並ぶ。叔母は叔父と同じく沖縄にルーツを持つ人で、みそ汁はそうやって沖縄→ペルー→アメリカと受け継がれるあいだに味が薄くなったのか、あるいは減塩志向なのかは聞かなったが、おふくろの味という感じであった。(おふくろの味についてとやかく言うことはできない。)
言葉が途絶えても文化は残る。少しずつ形を変えながら受け継がれる。だから国単位で文化の所属性やピュアさを争うなんていうのはバカげたことだと、そのみそ汁からもわかる。
今回の作品では、日本人バンザイとか日本文化すごいなどとやるつもりはなく、わたしの出自をみんなに共有してほしいというつもりもなく、けれども去ってしまった人たちが故郷を想像するとき、残った人たちはどんなふうにその故郷を更新していけるのかということは大事にしたいと思う。 (神里雄大)
その他注意事項 ◎どの会場も開始時間の20分前からご入場が可能です。開始時間後のご入場ができない可能性がありますのでお早めにいらしてください。当日券は、開演時刻の30分前に販売開始します。
◎座席は自由席、整理番号順にご入場いただきます。 予約番号と引き換えに、予めご用意しております整理番号付きチケットを当日受付でお渡し致します。
◎全回英語字幕つき
◎全回18歳以下観劇無料!ご希望の方はお問合せください。
スタッフ

[情報提供] 2015/01/15 03:32 by CoRich案内人

[最終更新] 2016/02/07 18:23 by CoRich案内人

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