満足度★★★★★
行けば残さず、行かずば残るとり憑かれたような語り部たちが誘う'リスナーズハイ'な心情。意味としての台詞に汗をかくうちに音としてのそれに意識を明け渡したとき、日差しが、埃が、においが、時の移ろいが、毛穴という毛穴から流れ込んでくる。マスク(の下)に刻まれているであろう深い皺が、なつかしく、うらやましく、哀しい・・・? それは主観と客観の差が意識されたからなのか。追い求めて満たされた者、満たされず彷徨い渡る者。とにかく、こみ上げてくる。見逃したくない『この指止まれ』。
0
2016/02/07 18:23
このページのQRコードです。
拡大