こゆび侍の標本vol.4
~ヘッセ青春小説集「少年の日の思い出」(草思社)より~
実演鑑賞
新宿眼科画廊(東京都)
2014/01/17 (金) ~ 2014/01/19 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://koyubi.chips.jp
期間 | 2014/01/17 (金) ~ 2014/01/19 (日) |
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劇場 | 新宿眼科画廊 |
出演 | 廣瀬友美、島口綾、背乃じゅん(以上、こゆび侍)、勢古尚行(THESHAMPOOHAT)、藤井牧子、宮崎雄真、若林小夜 |
脚本 | 成島秀和 |
演出 | 成島秀和 |
料金(1枚あたり) |
1,000円 ~ 2,600円 【発売日】2013/12/07 前売料金 一般 2300円 大学・専門学生 2000円(要学生証) 高校生以下 1000円(要学生証) ※当日料金は各300円増しとなります。 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 1月17日(金)19:30 1月18日(土)12:30/16:00/19:30 1月19日(日)12:30/16:00/19:30 |
説明 | 正義のままでいられると思っていた、ずっと。 木漏れ日の下、足音をたてないよう、そっと蝶々に忍び寄る――もうすぐこれが自分のものになる。胸をぎゅっとしめつける気持ちを、少年たちは感じていた。 ぼくも他の少年たちと同じように、学校の時間も昼食の時間も忘れ、美しい蝶や蛾を探して捕まえて、古いつぶれたボール紙の箱に保管していた。裕福な家の連中にコレクションを値踏みされようと関係ない。それはぼくのなによりの宝物だった。 「エーミールがクジャクヤママユの羽化に成功したらしい」 クジャクヤママユは、古い蝶蛾図鑑でしか見たことのない珍しい蛾。ぼくは興奮を抑えられず、いてもたってもいられずエーミールの家へ――忍び込んだ。 部屋には、図鑑で見たよりもはるかに美しく、めったに手に入らないクジャクヤママユ。目をはなすのがおしかった。見れば見るほど艶めかしかった。 羽に描かれた瞳のような紋様が、じっと、ぼくを見つめていた。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 原作 ヘルマン・ヘッセ 翻訳 岡田朝雄(日本昆虫協会副会長) 脚本協力 セリザワケイコ 音響 ミ世六メノ道理 照明協力 兼子慎平(LaSens) 宣伝美術 加藤和博(デザインと映像制作の加藤) WEB 川連太陽(こゆび侍) 協力 草思社/krei inc. /THE SHAMPOO HAT/塩田友克/福島崇之 企画・製作 こゆび侍 |
チケット取扱い
木漏れ日の下、足音をたてないよう、そっと蝶々に忍び寄る――もうすぐこれが自分のものになる。胸をぎゅっとしめつける気持ちを、少年たちは感じていた。
ぼくも他の少年たちと同じように、学校の時間も昼食の時間も忘れ、美しい蝶や蛾を探して捕まえて、...
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