満足度★★★
ひと足早いクリスマス
原作は未読ながら、「世界名作劇場」の冠通りの作品だった。
舞台美術が素晴らしく美しかったのと客演の大家さんが素敵に印象に残った。最初の方に台詞の聞き取り辛いところが何箇所か。
そして、個人的にはやはり翻訳台詞は苦手。
満足度★★
魅力がない
原作の魅力をどこまで削ればいいのだろうか。
演出家は原作を読み込んでいないし、原作を愛してはいないだろうと思われる。
型通りの芝居しかしないのでは何のためにこの原作を選んだのか、この作品を現代に蘇らせる意味はどこにあるのか、全く分からない。
芝居でストーリーを進行させることができず、語り手によってストーリー進行させるとは素人の仕事と言われても仕方ない。
前説の歌は個人的にクスリとさせられ気に入った。
小説らしく、演劇らしく
若手役者中心で、物足りないところもあったけれど、小説のエッセンスはそのままに、うまく演劇化した感じ。
やはり正義先生と禁煙さんのものがたりに涙してしまった。客演の大家さんもかっこよかったし。
満足度★★★★
キャラメルらしい
直球勝負の演出だった。
それぞれの子供たちの素直な感情がよく表されていたと思う。
ケストナー役の左東さんも抑え目なナレーションが良かった。
成井さんも書いているように、「銀河鉄道の夜」とすごくシンクロする。
自分が忘れかけていることを思い出させてくれた。
満足度★★★
ひさしぶりの石原さん
この世界名作劇場も3回目。
今回は家族や学生の人向けなのかなと。
原作の飛ぶ教室が、そういう層をターゲットとしているからかな、
個人的には、マルチンには感情移入は出来ずに、
ただ、彼らの抗争を冷めた目で見てしまった(^_^;
昔のゲルマン民族は戦闘種族だったのですねと(笑)
よかったのは、正義先生と禁煙さんの友情ですね。
これは本当に良かった。
客演の大家さんが演じた正義先生の押さえた演技が、
全体を締めていました。
そして久しぶりの石原さん演じる禁煙さんの、
ちょっと自暴気味な感じが出ていて、
とてもいい演技でした。
この二人が、大人の雰囲気を出していて、
全体を支えていたのかなと。
満足度★★★★
若手中心
の公演「飛ぶ教室」行ってきました。
世界名作劇場 vol.3 1,2は観てないので 初観劇といっても良いですね。
1933年にドイツのケストナーによって書かれた児童文学をキャラメルボックス風にアレンジしてました。
決して子供がみても十分わかる内容ですが、もちろん大人にも ちゃんとした舞台として見応えありました。
台詞は原作を直訳した感じでしたが、それはあえて原作の世界観を出そうとしたのでしょうね。
その中に適度に現代ネタなどを折り込み 結構笑いもあります。
純粋な少年の心境や その周囲の大人たちの友情や子供たちへの愛 などが原作通りに 観ている側にも十分伝わってきました!!
本公演とは別に これだけの舞台をつくる キャラメルボックスの層の厚さを感じた作品でした。
ちょっと噛むシーンが多かったのが気になりましたが、それも許容範囲かなぁ・・
一足はやい クリスマス気分を楽しませてもらいました!!
満足度★★
古典を観てるみたい
西洋文学の直訳台本だからなのか、日常であまり使われない言い回しでしゃべるので、感情移入がしづらい。
シェイクスピアを観た時と似ている感覚。演劇慣れしている人なら違和感ないのかもしれないが、私は終始気になって仕方なかった。
満足度★★★★★
若手が大活躍!
宮澤賢治と同世代の作家が、宮澤賢治の銀河鉄道の夜とよく似たテイストの作品を書いていた。それがこの「飛ぶ教室」。「賢治島探検記」で東北無料公演を実施しているキャラメルボックスがほぼ同時並行でこの公演を企画している意義は大きい。
世界名作劇場と銘打ったこのシリーズだが、キャラメルの若手抜擢シリーズのようだ。今回も多田直人を始め、魅力的な役者が揃っている。これからもキャラメルボックスが安泰だということを象徴した公演だ。