期間 |
2010/08/06 (金) ~ 2010/08/29 (日)
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出演 |
筧利夫、大口兼悟、馬場徹、武田義晴、平沼紀久、黒川恭佑、浅香航大、リア・ディゾン、トロイ、清家利一、松本有樹純、久保田創、藤榮史哉、塚田知紀、荻野貴継、山本亨、山口紗弥加、ほか |
脚本 |
つかこうへい |
演出 |
岡村俊一 |
料金(1枚あたり) |
5,000円 ~ 9,500円
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公式/劇場サイト |
http://hiroshima2010.com/index.html
※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
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説明 |
現代、広島。 地方新聞の記者・山崎(筧 利夫)は、広島を訪れていた。社会面の穴埋め記事の取材である。山崎の前に、1人の老人が現れた。その老人は、謎の言葉を遺す。 「原爆を落としたのは、犬子という一人の日本人だ」 その瞬間、山崎の前に刀を手にした男が現れた。突如として襲いかかってくる男に老人は殺され、山崎も追いつめられる。訳もわからず、逃げ惑う山崎を匿ったのは、一人の女だった。 その女・百合子は、外務省の特務課を名乗った。そして山崎に原爆投下の真実を突き止めるよう依頼する。これは記事をものにする大きなチャンスだ。そう思った山崎は、友人の隼人、木下の協力を得て、調査を開始することを決意する。そして百合子が最初に山崎を誘ったのは、瀬戸内の沖合に浮かぶ島、髪島だった。
1941年、広島。 髪島の浜では、髪一族の末娘・百合子がドイツに向けて出港しようとしていた。髪島に住む髪一族とは、かつて大罪を犯したために卑賎の身分に落とされた卑しい泣き女の一族であり、また許された間諜の一族でもあった。百合子の使命は、ドイツにアメリカに対して宣戦布告をさせること。そして原爆が完成したときには、ドイツに落とさせるよう工作すること…。過酷な任務に向かう百合子を、犬子恨一郎海軍少佐(筧利夫、二役)は憎々しげににらみつけていた。 恨一郎と百合子は、遠い昔に夫婦の約束を交わした仲だった。心から愛し、共に生きようと誓った仲だった。だが冷たい雨の降りしきる日、百合子は恨一郎を裏切り、去っていった。その日から、恨一郎は女を愛することをやめた。 出港を前に一度抱いてやれという、首相の重宗の言葉を振り切り、恨一郎は出港を告げる。今や大佐となった百合子は、恨一郎に敬礼を求めると、厳しい目で問いかけた。 「…まだ私を愛してくれていますか?」 「…愛しています。一日もあなたのことを忘れたことはありません」 二人の仲を裂くように、百合子を乗せた潜水艦イー26号は出港していった。
全ての記録から消された「犬子」の文字、謎の髪一族の存在、浮かび上がる真珠湾開戦の真実。 愛し合うが故に引き裂かれた、恨一郎と百合子の運命、何故二人は戦火の中、日本を敗戦へと導かねばならなかったのか。 そして、広島に原爆を投下した男は…。
第二次世界大戦の裏側に潜む謎を解き明かす、つかこうへい渾身の傑作が、終戦から65年の時を超えシアターコクーンに蘇る。 |
その他注意事項 |
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スタッフ |
◎監修=杉田成道 ◎構成=渡辺和徳 ◎美術=川口夏江 ◎照明=松林克明 ◎音響=山本能久 ◎音楽=からさきしょういち ◎衣裳=山下和美 ◎特効=南義明 ◎映像=ムーチョ村松 ◎舞台監督=原田讓二 ◎宣伝美術=東 學 ◎制作=島袋 佳 長沢弥生 ◎プロデューサー=菅野重郎 島袋 潤 |
地方新聞の記者・山崎(筧 利夫)は、広島を訪れていた。社会面の穴埋め記事の取材である。山崎の前に、1人の老人が現れた。その老人は、謎の言葉を遺す。
「原爆を落としたのは、犬子という一人の日本人だ」
その瞬間、山崎の前に刀を手にした男が現れた。突如として襲いかかってくる男に老...
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