「やすしくんへ」 公演情報 「やすしくんへ」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★★

    何という豊潤な世界!
    僕はこの芝居を観て本当に幸せだ!

    なんという幸せだ!


    物語に絡む魂!
    濃密な時間!

  • 満足度★★★★★

    安心して見られます。
    RISU PRODUCEは好きな劇団です。

    役者の力量が高い。
    ストーリーも面白い。
    見せ方も面白い。

    考えさせられるものがある。

    おすすめです。

  • 満足度★★★★★

    初めての
    初めてのRISU PRODUCE。ほんとに観に着てよかったと思う公演でした。ほんとにほんとに良かったです。

  • 満足度★★★★★

    ガツーンと心に響く
    人は何のために人を憎み、人を殺めるのか?正義とは何なのか?家族とは?親友とは?

    心の底から人を愛した人が、その人の為に他人の命を絶ち、自分の命も絶とうとする。

    死刑執行を待つ死刑囚たち。ほんのわずかな時間。でも本人たちにしてみれば、とても長く濃密な時間。

    彼らの最後を見届けなければならない看守たちのそれぞれの思い。

    出演者7人全員のそれぞれの心情が伝わり、自分の幸せな境遇を少し恥ずかしく思う。

    この芝居を見て思うことはたくさんある。しかし、何より観て欲しいのは、この作品、この役者たち、そしてこの空間だからこそ成立する。それが芝居であるということ。

  • 満足度★★★★

    観てきた!
    役者さんの気持ちがまっすぐに伝わってきた。観に行って良かったです。

  • 満足度★★★★

    正解のない復讐の最大公約数
    シンプルな舞台だが空間をすきまなく生かした見事な芝居。
    あみだくじのような人生の過程で殺人者となった者と殺人者に
    関わった者の相容れない憎しみと悲しさの最大公約数の先にあるものを魅せる芝居。

    ネタバレBOX

    内容は死刑囚を扱う芝居とその題名からラストは推測出来る芝居。

    ただそれを越えて余りある見応えはどこからくるのかと考えた時、
    人間が原始から産み出した復讐法に未だに答えが出せないためかも知れない。


    内容について気になったのは看守たちの基本的な分隊動作の不備(敬礼や右向け右など)

    フランシスコ・デ・ゴヤ作『1808年5月3日、プリンシペ・ピオの丘での銃殺』のような
    処刑される側と処刑する側の明確なコンストラクトが浮かび上がってこないのは
    三人の機械的な分隊動作が揃っていないためではないかと。

    北朝鮮の軍隊に恐怖を伴う違和感があるのは人間の生理的行動を排除し揃いすぎた行進動作に心を失った機械と同じものを感じるためであり
    だからこそ死刑執行の命令を受けた三人の看守には心を無くした表現として
    精密機械と見紛うような分隊動作の演技をしてもらいたかった。


    不満な点はそのくらい。数多くの人に観ていただきたい芝居。


  • 満足度★★★★★

    終盤に襲われる悲しみ
    昨年の公演の「続編」とも言えるべき作品。東京拘置所内にある死刑囚舎房に収容された南と他3人の囚人たちは死刑執行の日を待つ日々を過ごしていた。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    囚人たちはそれぞれ220号、570号、150号、210号と番号で呼ばれる。一桁の数字に「ゼロ」が付いている理由は「お前たちには未来がないからだ。お前たちにあるのは過去と今だけだ。」と古木看守長はなにかと囚人たちをいびり抜く。

    正義感溢れる小松刑務官は看守長が囚人たちに対して執拗なまでの目に余る行為に対して、何か原因があるのかを探った結果、古木は犯罪被害者の遺族だったことが解る。何の罪もない家族を殺された古木はやり場のない憎しみを囚人たちに向けていたのだった。しかし南やすしも古木と同様、犯罪被害者の遺族だったことを藤原刑務官は古木に告げる。南は肉親を殺した犯人への報復殺人を実行してここに収容された旨を説明する。

    それを知った古木は南に接していた態度を改めるも、間もなく南は死刑執行の日が確定してしまう。いよいよ、南の執行の日、仲間の囚人たちの身を引き千切られんばかりの絶望の叫びの中、南は執行室へ向かう。古木は「出来るならおれも同じことをしたかった。」と南に囁くも「よく解らないけれど先生が正解だったと思いますよ。」と今度は南が古木に伝える。そうして「最後に言いたいことはないか?」の問いに南は「570号を助けてあげてください。」と言い残して執行される。570号は再審請求をしている無罪の囚人だった。

    死刑囚達らが何故、事件を起こしてしまったのか、また無実の罪で入獄させられた570号の再審請求のゆくえ、俳句を詠む210号の様子を織り交ぜながら一方でその死刑囚達を監視する刑務官達の心理状態をも見事に描写した舞台だった。南の死刑執行の日の看守たちの苦悩に満ちた表情や囚人たちの心の叫びを思うと涙なしでは見られない舞台。目の前のキャストらが涙ぐむシーンと同時進行でこちらも号泣。感動にうち震えた秀逸な舞台だった。ああ、舞台って素敵!

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