満足度★★★★★
かっこよかった
座席がかなり前列でした。
英語のセリフがいっぱいあって、舞台袖の日本語字幕を追うのがちょっと大変でした。
けど役者さんの表情が良く見えて良かったです。
素晴らしいお話でした。
また観たい!!って思いました。
満足度★★★★
日英合作のチャレンジ
日本を舞台にイギリス人が脚本を書き演出をし、イギリス人が主演し日本人が共演する意欲的な作品。なかなか面白かったし、家康と秀忠の葛藤、家康と孫豊臣国松との葛藤などのエピソードがそれだけで一つの物語になりそうだった。家康(市村正親)の存在感がきわだち、もう少し按針にスポットを当て、芝居を絞り込んだ方がよかったのではと思った。藤原竜也・小林勝也も熱演。
満足度★★★
戦国の世,合戦,武将たちより,テーマである肝心の"按針"の心を描いてほしかった.
日本に流れ着き大名になったイギリス人、三浦按針の半生を
戦国時代を背景に描く。
この題材と、日英両スタッフ・キャストの共同作業が
非常に面白い。
家康の市村さんはさすがの貫録。
国外に夢をはせながらも果たせず、鷹匠と鷹の関係の
ごとく、漂着した英国人を手元に留める。
按針は、イギリスと日本に心引き裂かれているが、
家康は武将である立場と、冒険心に引き裂かれている。
そしてキリシタンである日本人青年ドメニコの藤原さんは、
キリシタンと武士の間で、心が引き裂かれる。
戦国時代の有名な武将や戦いが次々に登場して面白いのですが、
そういう派手で目立つ部分ばかりに引っ張られすぎたようです。
(外国人の方が描きたい、作りたいのはそういう部分かもしれないが。)
本当は、肝心の「按針」についてもっとウェイトを置いて
ほしかった。
ところどころ按針のセリフに現れる、彼が感じた日本の良さ
を見せてほしかった。
たとえばラフカディオ・ハーンの「日本の面影」のように。
心の葛藤や日本の家族、妻、自分の領地・領民・統治など
彼の心情、ごく周囲の人たちとのもっと細かいことを
描くべきではなかったかと思います。
満足度★★★
時代物の難しさを感じました
日本人ならまだしも、外国の作家がよくぞ、ここまで、ストーリーをまとめ上げたとまず感心しましたが、本来なら、大河ドラマで1年掛けて描くような、長年に亘る物語なので、どうしても、歴史の流れを語る必要があり、その分、内容が薄まった感は否めません。
家康と、按針と、ドメニコと、主要人物が3人いるので、誰か一人を主軸に置いた、ストーリー展開の方がよかったように思いました。
それに、関が原の戦い~大阪夏の陣までの経緯や、プロテスタントとカトリックの宗派の違いによる壮絶な争い等について、観客は予備知識があるという前提に立った筋運びなので、歴史に精通していない人が、どれだけ理解できるだろうかと、やや心配にもなりました。歴史時代物の、上演の難しさを感じます。
3人の中では、按針を演じたオーウェンさんの演技が飛びぬけて秀逸でした。
右も左もわからず、家康に謁見した時から、だんだん日本人武士として、生きていくに至る、心身の変化の体現が見事でした。
そして、またまた名子役さんに大当たり!秀頼と国松の二役をやった子役さんに泣かされました。
全体的に、セットの転換が、素人仕事的だったり、衣装がしょぼい感があったり、重厚さに欠けたのが、残念でした。
小学生の時、「徳川家康」が愛読書だったので、小林勝也さんの本多正純が、まさに私のイメージ通りで、嬉しくなりました。
満足度★★★★★
日英合作
ありそうでなかったこういう日英トップ同士の演劇国際交流。まずは大成功でしょう。題材として400年前の国際交流の物語を取り上げたのもグーです。あの時代から世界は狭く便利で安全になりましたが、歴史はもとより、劇中の登場人物達の冒険心、好奇心、世界的視野、愛国心、己を知り相手も知る洞察力、これら全部をひっくるめたバランス感覚など、作品から学ぶべきことは大変多かったです。
満足度★★★★★
テンポの良い展開とウェルメイドな芝居
今年最後の観劇に天王洲アイルへ。「日英共同合作」ということで、半信半疑のまま臨んだのだが・・・、これが素晴らしかった! スケールの大きな物語をテンポ良く見せて、3時間を越える芝居を全く飽きさせない。日英の演技陣も、大きな劇場に負けない、芯の通った芝居を見せてくれました。市村正親さすが!! 惜しむらくは、関が原~大阪の陣を貫く大きな物語の前に、宣教師(藤原竜也)を取り巻く物語が負けてしまったことだけど。ともかく観に行って良かった!