續・河をわたる 公演情報 續・河をわたる」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-4件 / 4件中
  • 20080922
    (○´ω`○)ノ

  • 満足度★★

    化石の妄言。
    正面を切って、真っ直ぐな台詞を、共演者に、また客席にぶつける。
    相当量の声を出しているのだろう。喉に不安を覚える役者も散見される。
    何をもってリアリティとするかは、人それぞれの意見があると思われる。
    ただ、僕には、随分と化石のような演劇を見ている気分に襲われた。

    キャラクタやストーリーに関して言えば、もはや手垢がつきまくっている。
    ならば、その役者から滲み出る味を味わうことが目的となるだろう。
    そこに耐えうる役者と言えば、稲川美代子、西山竜一くらいだろうか。
    あまりにも力量不足であるとしか言いようがない。

    観ている方が恥ずかしくなる演劇は、なるべくだったら御免蒙りたい。
    それが、自分の心持ちが捻じ曲がっている結果だとしても、譲れない。

    ちなみに、あらすじとは違った物語であるとご報告しておきます。

  • 満足度★★★★★

    憎らしいほどに温かい物語
    セットといい、蚊取り線香やうちわなどの小物の使いからが絶妙です。

    私たちが忘れかけた何かがここには存在する。

    そんな優しい物語。



    以下はネタばれBOXに。。

    ネタバレBOX


    東京隅田川の佃島の勝どき橋あたりに、ホームレス達が住んでいるバラック小屋があった。
    名を「蛍茶屋」という。

    ここでは社会に適合出来ない人達がおばちゃんを中心に自分たちの秩序の下、ちっさな社会を築いているのだった。

    そんな折、区役所職員の月島が、バラックの立ち退きの話を持ってくる。
    町の美観と風紀が損なわれるとして地域住民が反対しているからだ。

    月島は、ホームレス達と関わるうちに、彼らの人間の温かさに触れ、すっかり仲良くなっていた。
    更に、月島の父親が「関東自動車道の勝っちゃん」と呼ばれていた流浪のホームレスだったという過去も解る。

    月島のそんな状況がここのホームレス達を親切にしている理由の一つだった。

    月島が語る父親の思い出は、涙なしでは見られません。
    タオルで顔(涙)を拭く仕草など、涙をこらえてる芝居が涙を誘います。


    ここで一番の長老のおばちゃんが絶妙な味わいを出しながら、ホームレス達の相談相手になったり、癒しになったりしています。

    現実の社会で傷ついた彼らは、「俺たち二本足で生まれた者は生まれる前から傷ついてる。」と吐くシーン。

    美しいセリフです。


    ここまで、音の導入はありません。
    しかし、この状況で音は必要ないです。
    むしろ、ない方が心地いい。。

    静かで暖かい温度のある物語です。


    ホームレス達は自分の心の闇を隅田川に向かって叫びます。
    心の暗闇を吐きだすように。

    ときえは「何も言うことがない。」といい、何もなければ「かあちゃん」と叫べ。と教えられ、

    「かあちゃーーーん!」と叫ぶシーン。
    前後のやりとりの合間のこのセリフ、泣けます!

    仕事を首になったリーマン。
    夫に暴力を振るわれて逃げてきた女。
    一人で頑張ってみるといって家を出て来た女。

    それぞれが辛くなったり悲しくなったりすると隅田川を向こう岸まで泳いで渡ろう!と水泳大会を開きます。



    なんだろ・・なんでこんなに温いのに涙がでるんだろ?


    後半の導入音楽も素敵です。


    そう、、ワタクシはこの芝居で忘れかけたものを思い出したのです。


  • 満足度★★

    無題
    劇団初見。
    セリフの声量が耳に残る。
    独特の空気感のあるカンパニー。

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