リメイク~BREAK OR REMAKE~ 公演情報 リメイク~BREAK OR REMAKE~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
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  • 満足度★★★

    モロにチカラ技
    リメイク作品の脚本の執筆に苦慮している映画監督、実は妻とうまくいっておらず妻は出て行くつもりですでに荷物をまとめてあるし、監督が再婚しようとしている外国人女性とヤバそうなその親族は家にやって来るし、というトラブルの火元だらけという状況下でのコメディ。
     
    そんな設定なのでモロにチカラ技ではありながら、キャラクターの濃さ(「アクの強さ」の方が的確か(笑))とテンポの良さでグイグイ観客を引きずり込む。
     
    また、初めてここを観て惚れた作品『航海綺譚』(05年11月)の時よりもブラッシュアップした架空の外国語や、外国語訛りの日本語(おそらく演じているメンバーは実生活でもつい訛ってしまうに違いあるまい(笑))は秀逸。
     
    さらに、監督の娘が母について行かず父のもとに残る理由が泣かせる…。幕切れとともにちょっとズルいくらいかも?(笑)

  • 満足度★★★★

    ばかばかしい。
    宮本ゆるみが演じるサーラが登場した時点でぶっ飛びました。そうきたか・・。


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    離婚した映画監督の家でのホームドラマ。

    監督の黒田良平(キム木村)は韓国マフィアのサーラと結婚するはめになる。
    このサーラの登場から会場の雰囲気は一変する。
    いあいあ、宮本ゆるみ、素晴らしいです。そのお水っぽいイデタチと半ば崩れたヤンキーあがりの姐さん風ドスの効いた話しっぷりぷりは、普通の素人さんじゃあないです!(@@!)

    サーラの家族がまたまた動物的というか、野生の王国みたいな家族です。韓国風言葉はめちゃくちゃです(^^;)
    「かるぼなーらー・・・・」とかいい加減な韓国語バージョンで飛ばします。

    そんな野生家族がサーラと一緒に黒田の自宅に住み込む、なんて話しになって、黒田の娘や周りの人達はびっくり仰天しますが、「いいよ、いいよ。皆で大勢居た方が楽しいし、サーラさんの家族なら私達の家族も同然だから。」と快く受け入れてしまうおばあちゃん。

    このちょっとボケた、おばあちゃんの役割が家族の中で重要な癒しとなって物語りは進みます。

    そこへ、元妻が表れ黒田の結婚話を耳にすると「あんな女に盗られてたまるか。」と俄然張り切って再婚話を持ち出し、再婚話で上手く収まりそうだ。と思った瞬間、黒田は仕事のアイデアが浮かんだ、といって仕事を優先してしまい、またまた喧嘩勃発!

    元妻は激怒し娘をこんな崩れた環境において置けない、教育に悪い。と主張し娘を連れて家を出ようとします。

    娘は「二人とも勝手な事ばかり言って・・。私が居なくなったらおばあちゃんはどうするの?!誰がおばあちゃんの面倒を見るの!」と号泣して崩れます。

    ここは涙なくして語れません。
    両膝をついて崩れ、うつ伏せで泣くシーン。
    健気で切ない号泣です。(TT)滝涙!

    ここで、サーラが二人の仲介をして結局薬局、黒田自身も元妻をまだ愛している気持ちが浮上し、めでたしめでたし。と終演します。



    いあいあ、相変わらずベタで分かり易いストーリーです。
    この劇団は完璧に顧客がついてるようで、キム木村や佐土原正紀らの面々が登場するだけで喜んでいました。
    長い事この劇団を観てる。という観客がいらして、「劇団の関係の方ですか?」と聞いたら、一般の方でした。こういう観客のお陰で成り立っているんですね。

    今回も、相変わらず新田正継が恥ずかしそうに演じてました。彼は役者になりきれない。しかし、そんな素人っぽい演技や何処に視線を持っていったらいいのかの根本的基礎がなってないのに、やたら存在感のある役者です。とにかく彼の表情をじーー!(@@)っと見てるだけで楽しいです。

    次回作を楽しみにしている皆様!次回は新田の表情を穴の開くほど見ると芝居は違った方向から楽しめます!(^0^)

    ZIPANGUという劇団!まるで動物園です!


  • 満足度★★★★

    どこかでこっそり号泣したい
    舞台はとっても非現実な世界なようだけど、現実ですよね。もう、あの環境といい、親の勝手さ、娘の優しさ、おばあちゃんの家族的位置とか、、、多国籍の人たち…。良かったなぁ。28日までやっているのでお勧めですよ。

    ネタバレBOX

    お客さまの平均年齢は高いですよね。初めてのジパングステージだったのですが、雰囲気的と言うか分野に分けるとすれば、ふるきゃら的かな?と思いました。
    また、日本語と外国語が混ざり通訳がいて、というのがいいですよね。
    客演の古川健さんが好演していましたね!!強さと優しさと、、、しかもあの髪型!!面白かった。
    ただ、音響がバランスとかきっかけとか最悪だったのが残念。
    同じシアターサンモールで観たヤンキーでは良かったから会場のせいじゃないですね。

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