満足度★★★
上演時間2時間30分!
今回ほどスタッフの丁寧な案内に感激した事はなかったですね。
とにかく、大塚駅の方から劇場案内が出ており、受付に行ったら行ったで会場までスタッフが案内してくれて、懇切丁寧に対応して頂きました。
以下はネタバレBOXに。。
永井脚本
若い役者に、この芝居をさせるのは、主宰の考えありきなのだと思います。
多分、役者さんたちは、時代背景等、勉強したのでは…。
問題は、観客側の“知識”ですよね。
別の劇団で「用語集」が、配られたことがありましたが…。
満足度★★★
評価の基準
後で気がつきましたが、この公演は「革命」と「自由」の2本公演でしたが、自分が観劇させていただいたのは「革命編」でした。当時をよく描写していますし、観ている者に伝えたいこともちゃんと伝わってきます。ただそれは、いい年した自分だからだと思います。若い方には、これは厳しい作品です。この作品は脚色をあまり加えず、リアルな当時の姿を描き出そうと試みていますので、作中の台詞も出来るだけ忠実に当時の会話を再現していますが、若い方にこの試みが正しく伝わるかどうか・・・、演劇の中に使われる言葉が当時の会話に非常に近いのですが、当時の人たちにはその言葉一言で通じる共通認識を前提にしていたから会話になっていたので、何も知らない方にはこの言葉からイメージをつかめるか疑問です。セクト、内ゲバの一言で当時の学生運動に身を投じ続けた者と脱落していった者の心情、背景がありありと思い浮かびますが、予備知識の無い方がその会話に最後まで集中するにはキツイものがあります。本作品には解説を加える余地は無いので、前説で作品の世界に入りやすくなる予備知識、解説を若い方のために設けてみたほうが良かったのではないかとも思います。意欲のある公演だけに、いい評価にしても悪い評価にしても妥当な評価が与えられずに扱われるのではないかと心配です。