誤解 公演情報 誤解」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.1
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/10/19 (金) 18:30

     カミュの作品を稲葉賀恵の演出で上演。母(原田美枝子)とホテルを経営するマルタ(小島聖)は、旅行者を殺しては金を取り、美波の国で過ごすことを夢見ている。そこに泊まりにきた男は、実は、20年前に家出して成功した息子(兄)だった…、という展開が凄い。抽象的なセリフが多いが、それに一定程度リアリティを持たせる演出の努力は買うが、翻訳劇にありがちな、文化的な違いを乗り越えきれていないようには思う。ただ、セリフのない使用人の小林勝也が最後の最後に放つ一言は素晴らしい。公共劇場ならではの豪華で繊細な美術や照明は見事としか言いようがない。

  • 満足度★★★★

    ギリシャ悲劇風の世話物とでもいうのでしょうか。
    新国立の巨大な舞台空間を活用した演出。

  • 満足度★★★★

    トルコのサウジアラビア総領事館でサウジアラビア人ジャーナリストが残忍に殺されたとするニュースがあったばかりだったので生々しかったです。

    ネタバレBOX

    自分のホテルで金持ち風の泊り客を殺し、金品を奪うことを副業にしていた母娘が、久し振りに実行しようとして殺した客は、実は20年程前に家出して成功して財を成した息子(娘の兄)だったという話に、その後娘があーだこーだ感想を述べまくる話。

    あそこら辺の神様は、良きにしろ悪しきにしろ、積極的に行動する人間に対してはその行動を見守りますが、ただ単にすがってくる人間に対しては拒絶するという、自己責任論の強い神様でした。

    山姥とか、日本でも昔はこういう犯罪が相当あったのでしょうね。
  • 満足度★★★

    文学座の若い演出家は思い切りよくこの戯曲の理詰めに集中していかにもフランス演劇らしい「理屈で行く」舞台になった。
    原田美枝子、小島聖の舞台出身ではない女優が大健闘。ことに小島はその大柄な体躯を白の衣装に包んで舞台映えする。中盤、小島の独白に合わせてほとんどこれだけの大きな釣り布の装置を使ったシーンは見事だった。小林勝也も最後の一言だけの役だが、さすが若いころから唐の舞台に出ていただけであって、こういう芝居の決め所を知っている。
    タッチとしては、文学座のアトリエのような舞台だが、やはり劇場でやっただけのことはある。しかし、中身としては何で今どきカミュなのか、それなりの理屈を聞いてもよくわからない。芝居としてはできているので、カミュもサルトルもやればできるだろうが、これで新国立劇場の新シーズンの幕開き、現代社会の課題・閉塞感からの脱出などと言われても、いい加減せぇということになる。60年前のフランスの現代劇じゃないか。
    新国立劇場の新芸術監督、大丈夫かなぁ。ラインアップを見てもばらばらで焦点が見えない。抱負もこれまで誰もが言ってきたようなことで、これが文化庁の天くだりの言いなり、忖度でなければいいが。何だか自己陶酔的なビデオも流れていて、リーディングの製作形式にスーパーマーケットの大売り出しのようなフレーズをつけて悦に入っていたりするのは、中身が新しくもないだけに、本当に心配だ。新シーズンはまず自分でやるという気概も欲しい。

  • 満足度

    総合で星はゼロ。つまらない。途中でうとうとしてしまった。演劇でこんなに眠くなったのは初めて。結末がどうなるというより会話劇が見逃せなくなるはずが、どうでもいいや、と思ってしまった。俳優もかるーい感じの台詞回し。そして、早口&カミカミのオンパレード。こちらが台詞の意味を理解する前に、次にいくので早送りを見ているみたいだった。ある演出家のシリーズみたいだが、何が演出されてるの?ってぐらい凄さもなにもない。ただそこにおいてあるな、という感じ。俳優が自分の台詞に酔ってないのはいい。しかし会話してるんじゃなくて、自分の出番のときに喋って大声出して、なにやってるか全くわからない。この戯曲のおもしろさがなにも伝わってこなかった。千円台の小劇団見た方がまだ楽しめる。
    演劇の内容は好みもあるので博打なわけであってしょうがない。今回は大ハズレにあたったと思うだけなんだが、運営がひどすぎる。こちらの方が腹が立つ。国立と銘売って、国から資金が入ってるのにこのレベルの低さ。企画力のなさ。つまらない舞台やるならクラシックだけにしたほうが良い。無駄なスタッフの多さ。うっとおしいくらい、見張りのように大量にいる。の割に、接遇ですらない。チケット渡す入り口に6、7人。一人以外は黙って私のチケットを見つめていた。無駄。パンフ売り、一人がお金もらって、渡して、他の二人はそれを見つめていた。無駄。トイレありますかって聞いたらございますしか言われなかった。普通場所案内するでしょう。迷ってる人ちらほらいたのに座席案内もしないで突っ立って話しかけられるの待っている。言葉づかいもひどい。帰りの案内も何もなかった。ものをうりつけるばかりで。全く最初から最後まで不快だった。自販機でパンフレットとか物販を売り、改札機でチケット通してくれ。遅いし、多いし、邪魔だし、接遇もしないで仕事しろよ。本当に無駄。無駄に雇用するならチケットを100円でも安くしてくれ。こういう劇場や制作側があるから、演劇は時間とお金に余裕がある一部の人間の楽しみとされてしまっている。民間の劇場ならチケット代高くして、無駄な人を雇うのもけっこうだろう。しかし国立では許されない。自分達で適当に公演して劇場を運営するのではなく国がわざわざ予算を取ってまでこの文化事業を推進するという意味を考えてもらいたい。恥を知れ、と言っても言いすぎではない。ここの公演と聞いただけで、足が遠のく。

  • 小川絵梨子シーズンの第1作目は、演出(稲葉賀恵)の解釈がはっきりと示された、抽象美術のストレート・プレイでした。“わかりきった不幸”が用意された物語に何度もうなずきつつ、どうすれば悲劇を回避できるのかを考え続けられました。教訓を得られる経験になりました。詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/10/05/10838/

  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/10/07 (日) 13:00

    つい、先日には、同じ新国立劇場でサルトルの「出口なし」を観劇したばかりで、今回のカミュの「誤解」の上演を知った時、これは両方観ねばならぬなあ、と当然のごとく思ったのだけれど、そう思った人はたくさんいたことだろうと思う。
    ほぼ同年の作、カミュとサルトルの蜜月時代、ドイツ占領下の作品。主要登場人物も双方3人とコンパクトな構成で、彼彼女らは行き場のない存在だ。(「誤解」のジャンは、外部から戻ってくる存在で、選択的に生きているようだが、「出口なし」のガルサンら同様に、自らの素性を隠しながら、死に導かれるように登場し、そこから抜け出ることができなかった) シス・カンパニーと新国立劇場、とはいえ、両方とも小川絵梨子氏ががっちりと噛んでいる訳なので、この時期の同時上演ともいえるスケジュールには、十分な意図が感じられるのだけれど。

     さて、「誤解」は2年前に岩崎直人企画にて、立川三貴演出で観て以来である。新国立の小劇場よりも、はるかに小さい阿佐ヶ谷マルシェ。それでもホテルのカウンターもテーブルもあったし、何よりもホテルの裏には死体を沈める川が、時として轟音を立てながら存在していた。
    今回の舞台では、ホテルの一室を記号化するかのようなベッドと椅子があるのみ。死体を飲み込む川も、暗鬱な森も、陽光が差さない曇天も、じめっとした暗い背景と登場人物の周辺にまとわりつくような闇で表現される。
     何とも心象世界でのみ、物語りを展開するような演出。登場人物個々の内面に、物語りが浸透していくような舞台になっている。
     ただ、あの川の深淵を感じさせる轟音と川を想起させる舞台装置は必要な気がしたのだけれど。ただ、闇ではなあ。

     やはり舞台では、マルタ役の小島聖と老召使の小林勝也が出色。
    驚いたのは、こうも役者の身体性によって、舞台が変わるのかと思ったことで、2年前の舞台でのマルタ役のコトウロレナと老召使の立川三貴では、全く舞台から受ける印象が異なる。マルタは海と太陽を求め、強い思い入れで生き抜こうとする女性に違いはないのだが、小島マルタはその身体性ゆえに母を道ずれに、ひたすら前に進む女性というイメージなのに、コトウマルタはどこかおっかなビックリで、何かに後ろ髪を惹かれるような臆病さを感じた。逆に老召使は母娘の業を一身に背負う(なぜかは判らない)役割なのだけれど、立川召使が彼女らの犯罪を下支えするような強い意志を感じたのに、小林召使はそっと手を貸すような、むしろ傍観するような諦念をもった存在に感じられた。これもやはり、身体性が故なのだと思う

    ちなみに、なぜ題名が「誤解」なのだろう。誰か誤解している?ジャンは自らの名前や素性を明かさなかっただけだし、母とマルタは自らの仕事を淡々とこなしただけ。相互理解はなかったけれど、誰にも誤解はしていないよねえ。

  • 満足度★★★★

    アルベール・カミュの1944年の戯曲。
    チラシのあらすじより少し多くを書くのでネタバレに入れます。

    ネタバレBOX

    『母と娘が営む小さな宿、二人は陰鬱な田舎から明るい海辺への移住を夢見ていた。そのために単身の金持ち客を殺して金品を奪っていた。今夜の客は20(?)年前に二人を置いて家を出た息子。成功した彼は妻を別の宿に泊め、二人を驚かせようと、正体を隠して二人の前へ出る。気づかない二人は…』

    観るべきは予想される悲劇の後の3人の女性の言動でしょう。それは沢山のサブテーマを語っています。自殺、他殺、母と息子、母と娘、現状打破、等々。メインのテーマは…。分かっていないことを書いても説得力ゼロなので止めておきましょう。年老いた使用人も曲者ですね。

    前半はどうにも退屈で時々意識が飛び、後半は娘の大量の言葉に理解が追いつけずで、戯曲を読み舞台を3回くらい観ないと私には分からないなあというのが正直な感想です。言い訳をすると、皆さん声を抑え気味なので集中して聴くのに疲れたということもあります。前日の若者の大きな声に耳が慣れてしまったのか、補聴器が必要になったのか(泣)。分からないものの、久しぶりに脳みそを動かすきっかけをもらったので星4つです。

    公演に合わせて雑誌『悲劇喜劇』11月号(10/6発売)に新訳の全文が掲載され、内田樹さんの解説も載っています。会場でも先行販売中。

この公演に関するtwitter

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  1. せりふがひらべったく突いてくる。交われず過ぎていく長い時間。開けた空間のなかでみせる閉塞感。マルタたちが求めていたのは風土からの脱出ではなかったはず。新国立劇場「誤解」 聖書からみるマルタとマリアの対峙記事になるほどと思う。

    約6年前

  2. ↓新国立劇場『誤解』についての岩切さんの翻訳メモは『悲劇喜劇』に載ってる訳ではなくweb公開って事だよね。ちゃんと読もうっと。

    約6年前

  3. 新国立劇場「誤解」 昨日無事千穐楽を迎えることができました。5週間創作を共にしたキャスト、スタッフの皆さまに敬意を表します。 そして、何よりご来場下さいましたお客様、本当にありがとうございました。 これからも精進いたします。 https://t.co/UAmoEwyZdl

    約6年前

  4. 産経ニュース 【鑑賞眼】新国立劇場「誤解」 不条理な世界に蠢く人々 産経ニュース 世界の不条理感が焼きつく舞台だ。フランスの実存主義作家アルベール・カミュの「誤解」で、文学座の新鋭、稲葉賀恵… https://t.co/EiJj5tgwEO

    約6年前

  5. 【鑑賞眼】新国立劇場「誤解」 不条理な世界に蠢く人々 - 産経ニュース https://t.co/P3Ld6uNsH4 https://t.co/YPoQlvXNIC

    約6年前

  6. 新国立劇場『誤解』観てきた。 素晴らしく面白かった。 これを選んで、挑んだ賀恵さんも、スタッフキャストの皆さんもすごいな。Bravo!!! 公演は明日21日まで。 https://t.co/YEpSAPnS7o

    約6年前

  7. 新国立劇場「誤解」THE新劇な台詞劇。題名通りすれ違う人間関係にハラハラしながらやはりな結末まで見守る感覚。マルタに共鳴してひりつく。原田美枝子さんがこんな母親をやるようになったのか、も感慨深い。小島さんの硬質な台詞が幼い頃から独りだった心の頑なさを表していて切ない。

    約6年前

  8. 【鑑賞眼】新国立劇場「誤解」 不条理な世界に蠢く人々 https://t.co/0XmJy4G1jD

    約6年前

  9. [ニュース速報] 【鑑賞眼】新国立劇場「誤解」 不条理な世界に蠢く人々 https://t.co/6dutImCXsF 申込https://t.co/GCEReTuc2M https://t.co/Ybmzje73XS

    約6年前

  10. 【鑑賞眼】新国立劇場「誤解」 不条理な世界に蠢く人々 https://t.co/yYTPPqNnvK  産経新聞速報 https://t.co/D0tOmzErvk

    約6年前

  11. 新国立劇場「誤解」何も語らない謎の使用人が、最後に巻き起こす大いなる誤解。ブラックすぎて超ウケた。人類の大いなる誤解。 そばにいるのは青山テルマ https://t.co/IQa4bmZrLh #誤解 #新国立劇場 #カミュ

    約6年前

  12. 東京へ向かう。13時から新国立劇場『誤解』アルベール・カミュ原作なのだ。楽しみー

    約6年前

  13. ヘッダを裏で支えてくれた後輩たちのユニット、明日初日だそうです。 アフタートーク回には、新国立劇場『誤解』が上演中の稲葉さんも出るみたいです。 10/19(金)-22(月) @新宿眼科画廊スペース地下 https://t.co/nDt4173tir #平泳ぎ本店

    約6年前

  14. 今から観ます‼︎ 新国立劇場 『誤解』 https://t.co/g9HnAmQ6qb

    約6年前

  15. 新国立劇場『誤解』①美術セットと照明が美しい。壁だったものがたゆたう海に変わる。 ラストでケーキカットの如く舞台を二分する光✴は、家族や愛情を引き裂くように見えて、幸せへの開門のようにも見えた。やがてその光✴を二分する光も射し込む… https://t.co/DASRg9jilM

    約6年前

  16. 新国立劇場『誤解』 フォーカスの当て方や戯曲の解釈に自由度が高い分、例えば同じ装置で違う演出・キャスト…等の複数パターンで上演すると、浮かび上がる色の差異が明確になるかも。 実際に東欧で起きたこの事件を同じカミュ作『異邦人』の中… https://t.co/Tbz5YCx1qh

    約6年前

  17. 新国立劇場『誤解』 台詞が一言の使用人役・小林勝也さんが圧倒的だった。 ラストの彼の台詞、多分、海外では爆笑になるはず(今日はきょとんとしている観客多し💦)。 稲葉さんの光と布の演出は美しいが、もうひとつ踏み込みがあっていいような… https://t.co/iUmSsTyVCT

    約6年前

  18. 【移住生活】新国立劇場「誤解」 みずみずしく大胆な稲葉演出=評・濱田元子 https://t.co/j6V8TXQtRI 舞台はヨーロッパの田舎で、母(原田美枝子)と娘マ… https://t.co/VPIWi0Skvu #田舎暮らし #田舎 #移住

    約6年前

  19. 舞台を見た。 小島聖さん、実際大きかった。 舞台映えするなぁ。 おとぎ話のような、 そんなかんじだった… 新国立劇場 誤解 https://t.co/otzPUk2o4f

    約6年前

  20. 新国立劇場『誤解』。未読で初見だが、カミュの雑さに驚いた。冒頭で過去とその後の展開をほぼ説明し、工夫もなく展開していく。あとはその誤解をどう捉えていくかというところだが、演技も演出も工夫の跡は見られるものの効果はさほどあがらず。ラストの神の拒絶にも戦慄は覚えさせる衝撃はなかった。

    約6年前

  21. 新国立劇場『誤解』を観ました。カミュは天才。寂しい。悲しい。苦しい。辛い。助けて。愛して。理解して。遠くに行きたい。抜け出したい。この舞台を観たならば、人として生まれてしまった以上、深いところに響く言葉が聞こえてきてしまうのではないでしょうか。美しく、素晴らしかったです。

    約6年前

  22. 新国立劇場『誤解』観に行くよこれから。 最後のオフに観劇キメてくる。

    約6年前

  23. 10.12のこと🌷 同期と 新大久保でランチ🍴 そのあとみんなで 新国立劇場 「誤解」 を観劇☺︎ 充実した休日でした🐷 https://t.co/MF8dXdXItQ

    約6年前

  24. 新国立劇場『誤解』見てきました!巨大タペストリーとポスターを見れて嬉しかった! 『誤解』罪の意識とほんの小さな希望で繋がってる母子、不器用で、己の欲に純粋なまでに貪欲だ。お互いに、想いあっているはずなのに、生きていくために 「その… https://t.co/i4Hfy3U0zH

    約6年前

  25. 新国立劇場『誤解』。 時代設定がわからなかったので、すべての行動の必然性がわからず、元の事件を調べておいて良かった! 安藤聖さんの心が辛く、原田美枝子さんは肝心なところでドキッとさせてくれた。 小林勝也さんの存在のさせ方は、演出… https://t.co/AEKhdwsNOs

    約6年前

  26. 新国立劇場『誤解』。 布を使った美術と、青の照明と衣装が美しい。カミュの戯曲は未読なんだけど、岩切正一郎さんの訳は心地よい。 人物心理の揺れ動きがわかりにくいので、すこし翻訳が活かしきれてなかった気もする……。物語より関係性や心理… https://t.co/ld0RgaUyuj

    約6年前

  27. (評・舞台)新国立劇場「誤解」 運命に抗い叫ぶ魂:朝日新聞デジタル https://t.co/2laHzM3AcL

    約6年前

  28. 新国立劇場『誤解』非日常語満載のカミュを緊迫感十分に立ち上げた、新人演出家・稲葉賀恵の晴れ舞台。出演者5人中一番の長身・小島聖が威厳ある美しさで、「リア充」を憎む余りの取り返しのつかない犯罪をギリシャ悲劇の次元に高め共感させてしまう。重鎮小林勝也の締めの一言、絶望を通り越し爆笑。

    約6年前

  29. 新国立劇場『誤解』どんな作品かわかってなくて、見ているうちに「これはカミュか」と思い、カミュだと思ったら内容にもすごく納得。1944年のカミュには、世界がここまで絶望的に見えていたのかな。今の日本と世界もこの作品みたいな不条理と絶望が蔓延してるよなあ。

    約6年前

  30. 新国立劇場「誤解」 よかった点はこの戯曲を初めて観られた事と、美しい美術照明。 他は面白く感じず。あの強烈な宣伝美術にしながら、なぜ"母娘"を見場も演技もこんなキレイ作りに?灰色の田舎の古宿というよりスイスのシャレーでも経営してそ… https://t.co/UYGrS5IJaw

    約6年前

  31. 新国立劇場『誤解』観てきました。めっちゃ楽しみにしてたんだけど、期待を裏切らない舞台だった〜!!それぞれのシンプルな願いが絡まって屈折してどんどん悪い方に向かっちゃう話大好き、全員片想いみたいな(?)。あと南の国に行きたい気持ち分… https://t.co/n6vJWS4eFD

    約6年前

  32. 新国立劇場「誤解」面白かった! セットも役者さん方の演技も凄かった! もう一度観てみたいと思った!

    約6年前

  33. 新国立劇場「誤解」とても面白かった。とりいそぎ呟きます。

    約6年前

  34. 新国立劇場「誤解」。来訪の最初でジャンが妻の言う通りさくっと正体明かしてればとも思うけど、それならそれでマルタは激怒したか。彼女一人ならもっと早くここを出ていけたけど、母を一人ここに残すのも、とかずるずるやってたらぽっと出のあいつに母の一番美味しいとこを持ってかれたという(続

    約6年前

  35. 新国立劇場「誤解」 異国での裕福な生活を渇望する時代背景が、大きなポイント。 あと、カミュの母性の理解がすごい。いつの時代も男性作家の女性的感性の高さに驚かされる。 もしかしたら、母は息子を一生自分の手元に置くために、あの行動に至ったのかもとも思ってしまうのです。

    約6年前

  36. 新国立劇場「誤解」。共感できなかったという感想も結構ある中、なんとなくマルタの思いがわかるような気がした自分はちょっと危険なんだろうか。小島聖の語る言葉に説得力みたいなものを感じて引き込まれた。

    約6年前

  37. 新国立劇場「誤解」 文句なしに面白かった。コミュニケーションの不在が人と人との繋がりをバラバラにして最後には死に至らしめる。ベッドと椅子と大きな布だけのシンプルな舞台セットもよい。あの老人は神のメタファーか。 最後のセリフ「いやです」は原文のフランス語ではNONかな。

    約6年前

  38. 新国立劇場『誤解』 稲葉賀恵ちゃんは、シンプルかつ品があり、ある瞬間でゾワって震えるような美しい舞台を創るすごい人。 若い世代にこんな素敵な演出家がいるって心強い✨ 小島聖さん演じるマルタが、苦しく悲しくてすごく美しかった。 そし… https://t.co/9z6xvvgg1h

    約6年前

  39. 新国立劇場「誤解」 @ 新国立劇場 舞台から発するエネルギー。セリフと役者の力強さ。カミュはこれを31歳くらいで書いたのか、と圧倒です。 最後のセリフ「○○○○」がずっと残ってる。

    約6年前

  40. 新国立劇場『誤解』のプログラムを読んでいて「俺、この話知ってる」と思った謎が解けた。5年前にシアタートラムで中屋敷法仁演出のリーディング公演を観ていた(お恥ずかしい)。因みに娘役は人気が爆発する直前の黒木華で「主演映画『シャニダールの花』公開日なのにいいの?」と思ったんだったわ。

    約6年前

  41. 新国立劇場『誤解』。原田美枝子・小島聖母娘の破綻した論理と自分勝手な欲望を一蹴するのは容易いが、この戯曲がナチ占領下のパリで書かれた事を思えば、行先の知れない閉塞状況から抜け出す事への渇望が生んだ、ドアを壊れる程叩く音、悲鳴、そし… https://t.co/7EyctIZ5OW

    約6年前

  42. 新国立劇場『誤解』。物云わぬ使用人に文学座の大先輩であり稲葉さんの守護神のような(笑)小林勝也を配役しているんだが、飄々としたマイム芝居であり乍ら親子の抗えない運命を体現しているのに驚かされる。最後の最後に台詞があるんだが、小川絵… https://t.co/8AIAvdBmc7

    約6年前

  43. 新国立劇場『誤解』。稲葉賀恵はこれまで『野鴨』『ヘッダ・ガーブレル』の2本を観たが、彼女は悲劇に到る前奏としての人間の関係性みたいなものを満身創痍で掘り下げているひとだと思う。今回は万能ブレヒト幕みたいな舞台装置が効果を上げていて… https://t.co/XeBzEBWpbn

    約6年前

  44. 新国立劇場『誤解』 作 アルベール・カミュ 翻訳 岩切正一郎 本日、観劇。文学座の稲葉賀恵の演出。一枚の布の変化する演出に目を見張る。 状況は小山内かおるの「息子」に似た部分があるが、結末は全く違う。 小島聖演じるマルタのセリフ… https://t.co/q59zSWDpMq

    約6年前

  45. 夕べ、新国立劇場「誤解」を見た。実存主義の現代的解釈でも見られるのかと思って出かけたが、不自然な設定をたいした工夫もなくただ観念的なせりふを鏤めて見せただけ。小島聖は久しぶりに見た。水橋謙二はミスキャスト。舞台に出るのは十年早い。

    約6年前

  46. 覚悟はしていたけれど、本当に悔しく悲しい😢 昨日は新国立劇場『誤解』初日の最前列、 今日はシアタートラム現代能楽集『竹取』プレヴューの2列目。 どちらも本当に楽しみだったのに悔しい。 8組の親子を迎えてイジメ問題😱 本当に疲… https://t.co/lPM9y8XLw2

    約6年前

  47. 【舞台写真が届きました!10/4追記】新国立劇場『誤解』稽古場レポート~美しくシンプルな舞台で5人の登場人物が奏でるカミュの世界~ 陰影のある舞台写真にゾクゾク! https://t.co/uwTxLxTmDV https://t.co/xYgLdBR2dc

    約6年前

  48. 無事、初日あけました。 新国立劇場「誤解」、21日まで公演しております。 たくさんのお客様にご覧いただけたら嬉しいです。

    約6年前

  49. 新国立劇場「誤解」は約1時間50分、休憩なし。定時開演!わかっているのにハラハラして、待っていた事件が起こった後に意外な展開が連続。面白い戯曲だわ〜。稲葉賀恵さんの攻めてる演出で、私の弱い脳みそフル回転。新訳戯曲掲載の「悲劇喜劇」… https://t.co/vSrHWJF6Wl

    約6年前

  50. 【10月6日発売】本日初日を迎える新国立劇場『誤解』(アルベール・カミュ)の戯曲が、『悲劇喜劇』11月号に掲載!内田樹さんによる解説「人が真率であること――『誤解』という世にも奇妙な物語について」も併載。劇場で販売しています!… https://t.co/G0rBpJYQXW

    約6年前

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