満足度★★★★★
劇場に入ると四角い囲み舞台に上から降りている白い布が印象的。そしてキャスト全員による読経でなんとも言えない雰囲気に。原作を知らない私は見終わって「これは本当にあった事件なんだろうか・・・」「あの兄の行動は気違いではなく妹と子供を彼から守りたいと思った愛の行動だったのではないか・・・」短い時間で濃密な舞台を見せられた。
満足度★★★★★
緊張感あふれる照明とアホダラ経(?)唱和の迫力に冒頭から圧倒された。
正常と異常の境界は誰が決めるのか、複雑怪奇な共依存の心理、
そして謎解きよりも“自己の喪失”に戦く男の孤独と焦燥感に共感する。
狂言回しのさひがしジュンペイさんが軽妙さと渋さのグッドバランス!
愛とは、暴走したがるもの。
満足度★★★★
鑑賞日2017/03/31 (金)
独特の雰囲気のある舞台でした。謎めいたストーリーで、どんどん惹き込まれました。役者さん達の演技や動き、ダンスもカッコ良くて、とても見応えありました。人間は誰しも何かに依存している、自分は何に依存しているのか・・?等、考えさせられ、興味深かったです。面白い舞台でした!
満足度★★★★
日本の3大奇書(黒死館殺人事件、虚無の供物、ドグラ・マグラ)、その最後の小説に着想した本公演は、その世界観の魅力を引き出していた。
着想した小説の難解さ、それは周知のことである。この公演は、あえてその世界を描こうとした野心作のようにも思える。戸惑うような雰囲気は、客席内に入ってすぐ実感できる。囲み舞台のどこに座るか?けっして凝った作りではない、むしらその逆のシンプルな設営。しかし何となく”あやしげな”空間、その視覚から様々な感覚が目覚め、開演までを楽しませてくれる。
(上演時間1時間40分)
満足度★★★★★
鑑賞日2017/03/30 (木) 19:00
価格3,500円
もぴプロジェクト『マークドイエロー』観てきました!!
X役の菅山望さん目当てで観に行かせていたいただきましたが、他にも素敵なキャストさんばかりでした。
初めてもぴプロジェクトさんを拝見させていただきましたが、オープニングからドキドキしっぱなし。ダンスも素敵でしたし、ストーリーも楽しめました。
「このあとどんな展開になるのだろう??」と
ハラハラしながら観劇。
とても楽しめました!!観に行って良かったです。出来ればもう1回は観たかったです。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/03/31 (金) 14:00
とにかく最高でして。 役者さん、演出全部。
ドグラマグラ読んだことないけど、読んでみたいと思った。
もプロは全公演見てきて、すごく進化していると思うし、これからも期待しています!
満足度★★★★★
ドグラマグラの小説は読んだ事はありませんでしたが十分楽しめました。ミステリアスで最後まであきずに観劇できます。脚本、演出、役者の芝居、音楽ともに良かったです。
満足度★★★★
図書館で借りた「ドグラ・マグラ」読めないままに観劇したので、どのあたりがそうなのか分かりませんでしたが面白かったです。舞台を4面から囲む客席だったので、どこに座るか悩みました。
満足度★★★★★
テンポも良くて、小劇場の良さがギュッと詰まったミステリーの佳編-
客席は若い客層が目に付きましたが、万人にお勧めの透明感が有ってとても刺激的で楽しい舞台。
これは面白い!
満足度★★★★
鑑賞日2017/03/29 (水) 19:00
価格3,500円
まずはこれからご覧になる方々へアドバイス。
入場した時に舞台中央にある「もの」を考慮して席を選ぶ必要はありません。理由は推して知るべし。
ま、囲み客席の芝居で問題となるような死角を作る演出家はほとんどいないし。(例外的に下手くそな演出家がやらかす危険は否定できないが(爆))
また、ウィキペディアの「ドグラ・マグラ」の項を(観る前でも観た後でも)一読するとより楽しめるかも? ネタバレというほどではないと思うし、そもそも「原作」ではなく「着想」なので。
さらに言えば、夢野久作の「ドグラ・マグラ」を読んでおけば得心がゆく部分も複数。
かく言うσ(^-^) 、夢野久作の「ドグラ・マグラ」を読んだのは20歳前後のことで詳細は忘れていたが、冒頭とラストの「アレ」は「ドグラ・マグラ」に準拠したもの(冒頭の方にはドサクサに紛れてよく知られている「別のもの」を混ぜていなかったか?(笑))とワカったし、メタ部分のある「ドグラ・マグラ」を包み込んだ「もう一層外側の物語」あるいは「呉二郎の物語」な感じ?と解釈できて楽しめたワケで。
なお、元ネタを知らなくてももちろん大丈夫。
ちなみに「ドグラ・マグラ」を読んだのは佐井好子の2ndアルバム「胎児の夢」がキッカケ。メタフィクションあるいは自らを内包するような層構造が好きなのはその頃からだったのか、それがキッカケだったのか……?
なお、聞いたところによると下平主宰は100分を切りたがっているとのことだが、一部の会話がせわしなく間を取らないのが不自然に感じられたので無理して巻くより会話の自然さを尊重して欲しい気もした。
あと、おぼんろのさひがしさんは「やはり(笑)」ストーリーテラー的な役どころであると同時にメガネなこともあってか「その役職の人」っぽさも醸しだしたシブいオジサンでありました。
【参考】初日の実測上演時間は100分強。