満足度★★★★
佐々木梅治に☆5つ!大星もよかったが、なんといってもお軽の母!あのまま歌舞伎座の舞台でやってほしいほどである。チェロを使った音楽、着物風の衣装(着物だと所作が難しいので正解)、障子のような板を使った舞台転換などとてもセンスがよい。ただ肝心のセリフ部分が朗読から抜けでられていなかったのが残念。特にト書きを俳優が読むのは演劇としてはどうかな?もっともこれも俳優の演技力によって差があるが、ベテランさんたちはやはり皆素晴らしかった。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/16 (木)
歌舞伎の派手な衣装と違って、地味などっちかというと文楽の人形遣いみたいな衣装(もちろん顔は出してます)。長い話の本質だけが心に伝わってきます。ときどきテレビの歌舞伎放送で仮名手本忠臣蔵の一部を拝見しましたが、勘平が何で主要な配役なのかわかりませんでしたが、この芝居でようやく理解できました。竹本の語りはテレビで字幕がないと聞き取れませんでしたが、この舞台ではなんとなく全部判ったつもりで観劇できました。これで仮名手本忠臣蔵ってこんな話だぜ、って周りに吹聴できます。
満足度★★★★★
ジグソーパズルのように11個(段)のピースをはめ込むことによって物語全体(主筋)が観えてくる。もっとも一つ一つのピースが大きいこともあり、その一片(脇筋)だけでも楽しめる内容になっている。
この仮名手本忠臣蔵は江戸・元禄14年に起きた赤穂事件の史実を基に、それから47年後に注意しながら著されたもの。当時は幕府批判になることから、事件の場所、人物名などを変えて上演している。本公演はその魅力を余すことなく全段を観せる。
(上演時間3時間 途中休憩10分)
満足度★★★★
忠臣蔵の内容をほとんど知らないまま観劇してしまったため、古典の言い回しなどわからず戸惑いましたが、迫力の演技と衝立の使い方に魅せられました。
きちんと理解してから見たらもっと面白かっただろうと後悔・・・
満足度★★★★★
始めは時代言葉に戸惑い私にこの芝居が理解できるかと危惧しましたがだんだん違和感がなくなります。6枚のパーテーションを使いこなしいろいろな場面に変化させています。3時間夢中で観てくたびれました。ともかく面白かったの一言に尽きます。役者さんたちの演技力もさすがです。
満足度★★★★★
3時間と聞いて長そうだと思いましたが、終わったら短く感じました。
区切りがあるので観やすく、脇にいる人の説明で状況がわかり、入場時のチラシのあらすじでおぼろげだったことが、劇の進行ではっきり分かって繋がりました。
衣装や舞台の簡素な作りが、ちょっとした工夫で着物になり羽織になり、場所が変化するのも驚きでした。
満足度★★★★★
3時間、休憩1回。簡素な道具を駆使、簡素な衣装と相まって主張しすぎないつくりが、原作の良さを引き立てる。最初は時代言葉にとまどうも、四段目あたりからは気にならなくなった。予備知識があるとよく楽しめるので、鑑賞に当たっては「忠臣蔵」ではなく「仮名手本忠臣蔵」の予習を強く推奨する。