満足度★★★★
鑑賞日2016/12/10 (土)
最初は雑多な笑いから入って行くのに、ラストは真っ直ぐに人の迷いとか想いを鋭く描いてくる筆致は流石。前作『無情』は、激しく感情を揺さぶられが、今作はじんわりと沁み込んでくる感覚。外村道子が艶っぽくて印象的。キャスティングが上手いな。今作にぴったりハマってた。
満足度★★★★
鑑賞日2016/12/10 (土)
面白くて笑えるのに心臓の下のみぞおちの奥あたりをギュッと掴まれるお芝居。
男たちはガキっぽくてその場のノリで生きている感じで、女たちは計算高くて容赦なくて優しく乾いてる感じで、そういった本性剥き出しで交わす会話に心地よく吸い込まれていく楽しい時間
ズレた人にちゃんとツッコんで、意見もぶつけて会話を成立させるから、見ていて胸がつかえずにおかしな人達を笑えるし、ノリや酷い有様も受け入れられる。
とにかく会話劇としての脚本が上手くて、発せられる言葉が素晴らしい。
見せたい自分と、見られたい自分と、求められている自分と、何もしない自分。誰かのためってことと、自分のためってこと。記憶を失って「0」の位置になれば、どれが本当の自分で正しい自分かわかるかも。男である自分には結構刺さった
満足度★★★★
ガス爆発
主演の川島潤哉さんの演技に、観ている私も騙された。
こうまでしないと相手の気持ちは判らないということか。
そして判っても、それが幸せをもたらすわけではないということか。
櫻井さんの”個人の超身勝手な理屈に普遍性を見い出す”視点が素晴らしい。
主人公を取り巻くキャラの立ったユニークな人々が楽しい。
客入れ時から劇中まで、BGMが好き、3ブロックに分けた空間の使い方が上手い。
そして罵詈雑言は相変わらず“愛の証”。
満足度★★★★
見返り?
この閉塞感がパない世の中で暮らす、ちょっと尖ってるんだけど現状を打破出来ずに悶々としてる若者以上中年未満の人間を描くのが上手い劇団だと思います。横長のステージをうまく使ってた。