100人のタナカ! 公演情報 100人のタナカ!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★★

    良いんじゃない
    この劇団はここ3作品続けて観ているが,初期のキャラメルのようなティストで安定して面白い作品を観せてくれている。この作品も面白く,楽しく,心配なく観ることができた。自分が観た会もほぼ満席,人気も出ている様子。良いんじゃない。このティストで頑張ってください。応援しています。

  • 満足度★★★★

    みんあタナカ
    人の脳の中、いろいろな事に「たいしての両面(決断、判断力、真面目・不真面目などなど)をうまく表現されていておもしろかったです。
    すごく立派な衣装ではないけれども色々なコスチュームでよかったです。
    あっという間の2時間10分でした。ただこれだけの時間の公演を行うのであれば開演次官をもう30分早くしていただけるとありがたかったです。

  • 満足度★★★★★

    期待以上の面白さ
    エンターテインメントとして確立した見応えのある作品。
    世界観や設定も無理なくとても解り易いSFコメディ!
    舞台を縦横無尽に使った演出も秀逸でした。
    でもちょっと役者さんが多いのかな…とも思う。
    全ての役者さんにそれぞれのキャラクターと役割が与えられ、
    きっと出役のみなさんのモチベーションが高まり、
    あの壮大な物語が確立する一面もあると思いますが、
    やっぱり話が長くなり、同じドタバタを繰り返すことにも。
    面白い物語をより分かり易く!
    でもこれだけ魅力的な役者さんが揃うと、いろんな事をやりたくなるのか。
    面白い物語を素敵な役者陣いっぱいで楽しめました。次回作も期待です。

  • 満足度★★★★

    観た目より深い内容
    「世界がもし100人の村だったら 」という話...世界には60億人強の人がいるが、それを100人の村に縮めるとどうなるか。インターネットを通じて世界的に流布した人々の相互理解、相互受容を訴えかけるもの。世界には人種、性別などいろいろな人がいて、それぞれが認め合いながら生きている。しかし、実態(現実)は色々な意味で差別などがある。

    本公演は、現実の世界ではなく、天才科学者である田中士郎の脳内とシンクロする仮想もの。人の感情は時や場所、状況などによって違うし変化もする。その感情表現は100どころではないだろう。人は時として自分自身をも持て余す色々な感情を抱え、その気持にうまく折り合いをつけて生きている。
    物語の発端は「愛」であるが、その人間的感情と”AI”が絡むような面白さもあった。
    (上演時間2時間10分)

    ネタバレBOX

    物語は、人間の脳へのアクセスを可能にするコンピューター『QUEEN』 その開発途中、手違いで開発者が意識不明になるという事故が起きる。 そのためには彼の脳に入り込み、原因を取り除くこと。

    彼を愛している女性・藤乃杏梨(和泉奈々サン)が彼の脳内へ行く。その世界にはいろいろなキャラクター存在する。その衣装も様々で、一瞬コスプレ行事かと勘違いするような。しかし、その現れる人たちは全てタナカであり、彼の感情のようである。例えば当日パンフによるタイプ別...インディアン(情深い)・女王・魔女(孤高・世話好き)・裁判長(判断力)・将軍(自尊心)があり、物語にも登場する。それぞれの衣装もそれに相応しい。それぞれは田中士郎(崎嶋勇人サン)の感情を担った擬態である。それらが闘いもするが、彼自信の葛藤の表れであろう。

    この物語で重要なのは、「愛」という思い。士郎が事故を起こしたのも恋している女性のことを考えていたから。もちろん長時間・過密労働という事情もあろう。そして、この士郎の脳内へ危険も顧みず浸入するのも、彼を愛しているからこそ。
    この愛=AI「人工知能」にも通じるようで、人間が知能を使ってすることを機械にさせようとする、その感情操作のような少し怖い面も感じる。

    さて、意識が回復しない原因は、田中士郎本人の感情にあるようだ。脳内に現れる田中士郎は「建前」、女王(QUEEN)は「弱さ」...そして「本音」の擬態化は誰か。また、杏梨の恋は成就するのか...。
    闘いアクションや笑いネタ、伏線もめぐらせ面白いが、物語を収束させる力や納得度が弱い。なにより余韻が…。
    それでも意味深で、面白味のある公演であった。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    みね打ち に カマかけ
    "建前と本心"のカミングアウトにより「議決」さえ無力化するほどの「独断」が露見。欺き、見くだし、支え、助け合う、感情と理性の二人羽織が脳内狭しと駆け巡る。他者に向けた身を捨てる愛こそ勇気、それが行き先であれば一歩前に進めるんだとおのれの"100人"が活気づく。

  • 満足度★★★

    さてさて なんと言えば・・・
    「ミクロの決死圏外」のVR版と言ったら失礼かもしれない。ロマンス、アクション、コメディの要素をふんだんに盛り込んだ内容で、観ている人に笑ってもらおう、楽しんでもらおうという意欲が肌で感じられる。
    それはそれでいいのだが、周りの人たちが、大笑いしたり、クスクス笑いをしている半分も笑いを発することはできなかった。
    感じたのは「身内の笑い」とも言えるものが大半で、一見さんの私には、「えっ、なぜここで笑いが?」というものが繰り返されていく。16回目の公演とあり、場数を踏まないと理解できないものかもしれないと思った。
    コスプレのオンパレードも、私には観客に媚びを売っているようにしか感じない。
    絶叫型の台詞の応酬も、私には辛い。
    テンポはいいのだから、小さな劇場なのだから、そんなに声を張り上げなくても。
    設定は面白いだけに、残念な思い。
    役者もそれぞれ個性的。脚本と演出にさらなる精進と期待。

  • 満足度★★★★

    楽しめました
    ライトウエイトなSFファンタジックなラブコメとでも言えばいいのかな。結構ベタな設定と展開でしたが、大いに楽しめました。多少冗長なとこともありましたが。

  • 満足度★★★★★

    もっとおもしろくできる余地あり!
    ちょっと脂っこくなった感はあるものの楽しめた。
    観る人によってポケシらしいとも言えるし、いつものやつという感じもする。

    三十路人妻女優・和泉奈々が八面六臂の大活躍。
    さすが狂犬バレリーナ、動きがいちいちサマになっている。
    「え?」「あ。」みたいな一瞬の顔芸?も、なかなかできる人いないと思う。「双鱗姫」の羽斗海(ハト)を彷彿とさせる。

    全体に劇団員やほぼ常連メンバーの力量が目立った。
    ポケシはこの3作ぐらいでキャスティングという意味で一皮むけた感がある。象徴的なのは小泉匠久の配置と使い方。今回かっこよかったしやってる方も楽しかったのではないかと思う。

    高津はる菜(高津春希)はシュッとした立ち姿が美しく、ちょっと前の少年役が似合うイメージとは別人のよう。それほど抜群の美人というほどではないかもしれないが(失礼)声の使い方の上手さとあいまって舞台上で輝くタイプ。
    よく見るとちょっとムチっとしているのも愛嬌があってよし。

    岡部裕樹との対照がもうちょっとハッキリしていてもよかったかも。

    今回初参加の大石歩佳は大物の予感がする。
    クマのプー太郎に出てきたカラオケザルを思い出した。

    あとポケシはいつも音がいい。
    ほとんどの人にとっては不満がないのが普通のことなのかもしれないが、明瞭かつ音量、音圧感、音場感が絶妙。

    杏梨とタナカがあそこまでやっておいてラストの展開は唐突というかちょっと好みが分かれるかなぁ。
    もっとわかりやすいハッピーエンドが見たかった。

    以下ダメ出し。
    全編通して出ハケが多くて少し疲れる。
    相変わらず「会社」の描写にリアリティがないのはあきらめた。
    2つ前の公演「あの日はライオンが咲いていた(再)」のDVDが売り切れで買えなかったのか心残り。

  • 満足度★★★★

    楽しかったです
    ストーリーが面白く、テンポも良く、色々なキャラクターが登場し、とても楽しい舞台でした。自分にも色々なキャラクターが存在しているんだろうなぁと思いました。ただ、捕まって逃げてというパターンが何度もあるので、「また?」と思う部分もありました。2時間10分の舞台なので、もっと違う展開にした方が良いと感じました。役者さん達の熱演、衣裳、舞台美術共に見応えあり、笑いの絶えない楽しい舞台で満足でした。

  • 満足度★★★★

    観てきた!
    とても良く出来たエンタメ劇。
    分かりやすい内容、演出で観劇後感も良いので、老若男女が楽しめる作品なんじゃないかなと思います。

    伏線の効いた二転三転する展開、ラストのオチもとても良かったです。
    田中だけに限った話では無く、人間誰しも色んな一面を持ち合わせているよね、
    と感じた通りの結末で、すごく得心のいくラストでした。

    各キャラが人格(性格)を反映した役作りになっていた点、
    脳についての知識を生かした設定や演出がなされていた点に作品の特色が出ていて良かったと思います。
    オーバーリアクション気味な演技が最初は気になりましたが、後半は慣れてきました。
    脳内のお話ということであえてデフォルメ感をだしていたのかな?


    やはり、2時間越えは長いですね。
    捕まる→助ける、のくだりが多くて冗長に感じました。
    もう少し削れるところは削ってコンパクトに仕上がっているとなお良かったと思います。
    この上演時間なら19時半開演ではなく19時開演希望です。

    ネタバレBOX

    舞台美術(衣装や小道具)のクオリティが高くて良かったです。

    演出ではチョークで書いた物が現実になる演出がとてもお気に入り。
    扉と武器の2回だけだったのはもったいないと感じました。
  • 満足度★★★★

    自己増殖
     第3研究所では、残業、休日出勤は当たり前のハードスケジュールで、新たな研究を完成させようと励んでいた。

    ネタバレBOX

    研究対象は「queen」と名付けられたコンピュータ。人の脳に直接アクセスすることのできるコンピュータである。チームの中心は、若干変わってはいるものの天才の誉れ高い田中 士郎。彼に対する室長の期待値は高く、彼が思う女に心を奪われてチェックが疎かになって起きた重大事故についても殊更彼を庇い責任追及はしなかった。だが、彼は内心自分の罪だと深く悩むことになる。その為、元々非外交的であった彼は自らの魂の中に避難してしまう。脳に異常は認められない。その為、彼の昏睡から彼を覚醒させるためあるミッションが企てられた。彼の脳内にミッションで派遣される者の意識を送り込み彼を覚醒させようというのである。無論、実態を送り込んでオペをするという訳ではないから、サイコダイバーが負うようなリスクをミッション担当者は負うことになる。人選はあっさり決まった。志願者が居たからである。志願者の名は杏梨。彼を慕う乙女であるが研究職ではない。だが彼女の熱意は専門職ではない困難を乗り越えた。そこで派遣された彼女の意識の見たものは? といった展開で話としては中々面白く、恋に夢中になる女性本能を骨太に描いてもいるのだが、演じ手が劇場サイズを勘案していない。のべつ幕なしに大声のキンキン声で発声するものだから音に敏感な人間は辟易してしまう。後半話が佳境に入り他との相乗効果で余り気にならなくなるものの、この辺り演出家はもっと気を使うべきだろう。
  • 満足度★★★

    好みが
    分かれる芝居だなぁと思った。
    演者さん達はフルパワーで動き回り、大きな声で会話し楽しそうだったのだが、
    箱が大きいといいのかもしれないが、少し大げさとも思える台詞と動きが私には合わなかった。

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