満足度★★★★
鑑賞日2016/07/27 (水)
価格3,000円
いつもの(?)ビター風味かと思いきや痛快ファンタジーにちょっぴり感動もまぶしてちゃんと落ち着くべきところに落ち着くのはさすが。
物語はワカり易く人物設定/役割分担も的確かつやはりワカり易く、肩肘はらずに観ることができたし、何より面白かった。
憎まれ役的な2人の人物に、ある大好きな有名作品を連想したりも……。
満足度★★★★★
引き込まれる物語
何処の田舎町にもあり得る中小企業と、
今やクラスに一人はいるアイドルのマッチングは実に面白い物語だった。
役者さんも素晴らしい配役でマッチングし、現実世界の様に引き込まれる。
しかし尚更の事、これまでと違う考え方を頭から否定する人。
マイノリティな感覚を茶化す事が笑いだと思っている人。
「みんなが」「世間が」という実態のない型から逃れられない人。
ステロタイプ的に何処にもいる人たちと、
一口にかたずけられないほど身につまされる切なさに目を閉じる。
何となく座ったのが正面席でなくサイド席で、
センターで吐露する役者さんが全て後ろ姿になる。
表情が一切見えず、対角の役者さんもブラインドされチョット残念だった。
満足度★★★★
「HOW TO」本のような話...面白い!
タイトルと芝居の内容の好い意味でのギャップが凄い。
物語は、立体化した経営者向け読本といった印象である。シチュエーションは、地方のガス会社という、現代のエネルギー政策にぴったりの設定である。そして世襲社長、中小零細企業、地域密着、高齢者との関わりなどを示唆する問題の数々。そのどれにも明確な回答は示さないが、観客(自分)なりに考えるという、提起はしている。その道化的な役割を元アイドルが担っているようで興味深く観た。
この物語の最大の見所...率先垂範する社長の「視点」と「行動力」が魅力的であった。それはアイドルも社長も「人」を思う心、そして...。
(上演時間1時間40分)
満足度★★★★
人間関係の推移とかが巧く描かれていたかなぁと
割と多数意見になってるような結末に関する思いは
まぁ同感かなぁと賛同するッス(^.^;)
判りやすく共感もしやすかった登場人物たちは好感が持てて
物語の進み方もサクサクとしていて
あっという間の100分に感じました♪
満足度★★★★
面白い
元地下アイドルが会社を立て直すお話し。芝居には向くのかなぁと思っていましたが,いつの間にか引き込まれていました。役者さんの演技が良いですね,人物のキャラクターが見事に演じられていました。中小企業の悲哀,立場,納得できない上下関係や同僚関係,最後の本音も含めて,身につまされるようです。とても面白い観劇となりました。
満足度★★★★
見応えある“会話劇”
“ガラス玉遊戯”は本作が初見です。
電力自由化に次いで、ガス自由化を目前に控えたこの時期、タイムリーな舞台設定の本作。
“元・地下アイドル”が新社長として会社の再建を画策するというのは、少々現実離れしているようにも感じるかも知れませんが、建て直しの方法(作戦)は現実的であり、さらには主人公含め登場人物それぞれの機微が巧みに描かれており“会話劇”としてとても面白いものになっていました。
過去公演の高評価が頷けました。。。
満足度★★★★★
無題1889(16-179)
19:30の回(晴)
18:45受付(整理番号あり)、19:00開場。
L字の客席、長テーブルとパイプ椅子、ホワイトボード、ファイルの棚、脚立、古いガステーブル。
19:27前説(100分)、19:31開演~21:11終演。
ガラ玉は「わたしのゆめ(2011/5@「劇)」からで6公演目。「説明」にある通りの筋。
本作では(THE TRICKTOPSの)國枝さん客演。
息継ぎが必要なほど長いタイトルは今風で苦手ですが、お話は、なかなか骨太でした。
こういった筋立てですと、どのくらい憎たらしく、日和るキャラクターが生き生きしているかが関心のひとつですが、瀧下さん、本東地さんが巧い。
飲み込まれそうになる中小企業の悲哀、年を重ねることによる気持ちの問題は他人ごとではないのでした。