満足度★★★★★
引き込まれる物語
何処の田舎町にもあり得る中小企業と、
今やクラスに一人はいるアイドルのマッチングは実に面白い物語だった。
役者さんも素晴らしい配役でマッチングし、現実世界の様に引き込まれる。
しかし尚更の事、これまでと違う考え方を頭から否定する人。
マイノリティな感覚を茶化す事が笑いだと思っている人。
「みんなが」「世間が」という実態のない型から逃れられない人。
ステロタイプ的に何処にもいる人たちと、
一口にかたずけられないほど身につまされる切なさに目を閉じる。
何となく座ったのが正面席でなくサイド席で、
センターで吐露する役者さんが全て後ろ姿になる。
表情が一切見えず、対角の役者さんもブラインドされチョット残念だった。