満足度★★★★★
復讐と美味しい料理は後を引く
ドロドロ女の闘い60分。
「ある盗聴」が音がメインのリーディングとすれば
こちらは心の内側のリーディング。
だれに味方するかは人によって変わるかも?
ある盗聴
リーディング自体が初めてなので なんとも基準というものがわからないのですが・・・。
脚本やっぱりうまく書かれてると思いました。
それから役者さんは素晴らしいし 目で演技してるのもすごい。
ただ座ってる以上 そこまでたくさんは見えないこと。体の動きがないことで 少し退屈してしまう傾向があるのは リーディングの難しいところなのかな。
時間は短いはずなのに 脚本はよいのに 集中力が切れてしまうときがある。
市原文太郎さんは何の役でも 十分にこなしてしまう すごい役者さんだし。
佐藤蕗子さん、宮城美寿々さん、は魅力的というか ほんと魅惑的だったし。
小西耕一さんの アキオっぷりには 何度も笑ってしまいました あの演技は この作品の味になってたと思います。
次回公演も 楽しみにしています(^^)
満足度★★★★
リーディングのための戯曲
・・として書いたものだという。ラジオドラマというジャンルがあり、聴き手の想像力を当てにすれば無理な設定も可能になる。例えば人物の容姿の設定も、読み手の容姿とリンクさせる必要はない、どころか、少しリンクしていたりすると笑いがもらえたりする。良い事ずくめかと言えば、やはり「読む」行為に終始する役者を見るのでは物足りない、という向きもあるだろう。
今回観た2作は、簡潔にして、飽きさせない展開で観客を引きつけた。展開が命だ。
「復讐・・」は美女三人が三様の魅力を発揮し、読了して礼を終えた立ち姿も美的に様になっており、リーディングの演出の一環かと思われる麗しさ(恐らく三人の組み合わせと、作品中でのキャラの振り分けが良い)。 中学時代の酷薄ないじめの対象となった主人公と、それを主導した張本人が、社会に出て共通の「親友」となったもう一人の結婚話によって再会する事になる。復讐心の行方は・・・。それはともかく、三人の関係のキーとなっており、かつ「復讐」のストーリーを潤色する背景(無自覚の内に)となっているその女性との関係の内実が、最後に一瞬垣間見える。媒介でしかなかった存在が、二人の関係(怨恨であれそこには濃い関係性がある)を相対化するものとして、初めて見え、でもってドラマは終わる。こういう急展開のオチも、リーディングならではと言える。
「ある盗聴」は主人公の女性が夫の死の現場に居る、という非日常の状況から始まり、以降もつづく「非日常的時間」の終息までの物語。「盗聴器」と郵便によるコミュニケーションを受け入れた女は、秘密を共有されてしまったその「相手」を信頼し、そこにある関係が育って行く。その途上で夫の弟との関係もあるがそれも「盗聴」ありき。女は「相手」の指示されるままに弟と関係する、というあたりで相当な異常領域に踏み込んだ事になるが、観客はその状況も受け入れ、さらにその先へと誘導される。
謎解きは、「相手」の物語が語られる段で遂げられるが、ただ受動的にみえた女が実は「相手」に変化をもたらしていた顛末がそこにはあって、関係の可能性のようなメッセージが、「オチ」となっている。
リーディングの演出も様々あるが、二つの作品は「読むだけ」の形式にふさわしい、またそのために書かれたと分かる作品。
満足度★★★★★
「復讐と美味しい-七世さんの回」鑑賞
想像以上に面白かった。
リーディング公演怖るべし!!
陰気なつばぜり合いがとても楽しい。
美女お三方を動かさないのは何とも勿体無いが・・。
満足度★★★★★
無題1897(16-187) 「復讐と美味しい料理は後を引く」
20:00の回(晴)。
19:30受付、開場、今夜の舞台、椅子が3つ。
下手から、かおる(服部さん)、桜子(舟橋さん)、友梨佳(岩井さん)の順。「後を引く」とは納豆のような粘りか、餃子のような残り香なのか..予定してはいなかったのですが、深夜0時に予約してしまいました。
20:00前説、開演~21:00終演。
三人とも全部違う。服(デザイン)、靴、ヘアスタイル、アクセサリー、マニュキア。ペットボトルのみ同じ。
「過去」のどこかでつながっていた三人...復讐が始まる。「説明」の通り。
表情、キラッと光る秘密めいた眼差し、ちょっとしたしぐさも見逃せないポイント。
服部さん「爆弾魔メグる(2014/11@王子)」。舟橋さん「月ノ原中学校音楽準備室(2016/4@ミラクル)」、COoMOoNOの「腑の住処(2016/2)」「マーシー、朝の憂鬱,昼の倦怠,夜にトけて水飴(2015/6)」他3作品。岩井さんは初めて。
満足度★★★★★
動きがなくても、とても楽しめる...
両作品観ました。前回の中野あき公演から、比較的動きを作らない作品が続いている感じ。ですが、やはりストーリィで振り回していく、私が勝手に重要とおもっていることですが「どこへ連れて行かれるかわからない感」がやっぱり良い感じ♪「ある盗聴」が、スリリングな味を提供していると思えば「復讐と~」はタイトルに比してちょっと明るく、本来の競泳水着の世界かも? 次作も期待しています!
無題1893(16-183) 「ある盗聴」
13:00の回(小雨~晴)
12:30受付、開場。入って奥に4つの椅子、
小角さん、毛利さん。武子さん、加藤さん。
なぜか男性お二人は足を組んで、女性は揃えて。
競泳水着は2014/2以来。
13:03前説(65分)、13:04開演~14:11終演。
作品紹介を読んでミステリータッチの倒錯作品かと思いましたが、とても普通のお話でした。メインは小角さん、毛利さんは徐々に寒気を感じる役柄。比べて男性陣は受け身的。