満足度★★★★★
愚かさも醜さもあるのが人間
映画版を先に観てましたが、舞台版の方が笑い要素が強く、どちらが良い悪いかではなく、自分が好きなのは舞台版でした。
また、どちらのラストも本当に良かったです。自分は両方とも涙ぐんでしまいましたし。
満足度★★★★★
イキウメの再演は新作のように新鮮
初演との比較・・・強調点が絞られ、際立ち方が変わっており、同じ戯曲なのに着地の仕方が違う、と感じた。その、あれこれは、また。
示唆深い隠喩にあふれた、「人間」を問うSF。
満足度★★★★★
深い・・・・。
2回目は、安井順平さん演じる元キュリオの医師金田にロックオンでした。
彼が覚醒(?)していく様子が、とても興味深いものでした。
前川さんの演出は本当に面白い!
もっと観たいと思う舞台です。
満足度★★★★★
太陽が目に沁みた!!
確かに初演より深化していました!!太陽がまぶしかった…。生まれたからには…生きて行かなくてはならない。理想と現実の中で、哀しく辛いのだけど、何かとても未来に希望を感じられました。
満足度★★★★
濃厚な空間
初イキウメ「太陽」でした。
差別とか憧憬とか憎しみとかでもう板の上はぐっちゃぐちゃ。男性と女性もそうですけど、へたに同じヒト型をしているから期待をしたり裏切られたりしてしまうんですよね。分かり合えないとしても、すべては付き合い方。劇団ならではの俳優力を堪能してきました。
満足度★★★★★
今回も大いに泣いた。
昼と夜に分かれた世界。
新たに発生した夜型の人類は、老いがなく理論的で冷静だが、太陽光を受けると死んでしまう。
日の光の下で生きられる、従来の昼型の人類は、感情的で野蛮として差別される。
やがて、迫害を受けながら減少していく。
葛藤の少ない夜型からは、芸術が生まれない。
それぞれが時に互いに相手を羨望し、時に攻撃する。
左脳と右脳、理系と文系、理論的と感情的、能動的と受動的、発展と衰退・・・
双方の対比から生まれる様々な様相が、色々なことを考えさせられる。
憧憬、侮蔑、友情、裏切り、同情・・・
SF的な設定の中、登場人物の死などではない、この物語ならではの展開から、泣けるラストが素晴らしい。
不思議と嫌味がなくてリリカルでチャーミングな伊勢佳世さんが実に可愛らしい。
客演の中村まことさんの役が、粗野だけど素朴で旧人類の良さを代表していて、
安井順平さんは、夜型に転向しつつも、失ったものの大きさに絶望し、切ない。
特に理論的な医師であったはずなのに、説明せずに崩れてしまう様におおいに泣かされてしまった。
蛇足かもしれませんが、初演時には、円形劇場ならではの、客席間近で見る迫力が凄かった。
すぐ近くだったので、冒頭の場面では、えらく驚いたし、緊張したように思う。
満足度★★★★
生イキウメ!!!
太陽はイキウメが出しているDVDが素晴らしく一度生でみたいと思い、仕事の後シアタートラムに駆け付けた。配役は初演にかなり近くデジャブ感が漂う公演だった。以前よりもセリフの意味が分かりやすくストーリーがとらえやすくなったと感じた。
満足度★★★★
5年ぶり
観劇前に蜷川幸雄氏の訃報を知る。もともと、氏の「太陽2068」演出よりもイキウメ版の方が好みだが、なんとも言えん気分で観劇することになるとは…。
初演も見てるし、話はわかっているはずなのに円形劇場では味わえなかった今回の太陽の光は、妙にドライで明るく感じた。同じように照らし出されていても、その明るさには前回は希望も感じたが、今回は手探りの現実を照らしているようで哀しく思えたのは、今の社会に似た状況だからかな。ザラつくようないろんな後味のその状況に、泣きたいけど泣けない、でも泣けてくる。
影の部分も多いがバッドエンドと思えないのは、作品から発せられる力に前回よりも希望を捨ててない部分を感じたんだが、それは良いように思い過ぎかな。
映画も見に行かねば。
約2時間10分。
満足度★★★★★
面白い!!
ハラハラドキドキの展開に、SFでありながら、リアルな台詞とリアルな人間像・・・がんがん胸に突き刺さります。
葛藤する18歳の少年を演じた大窪人衛くんが、ものすごくいいです!!!