満足度★★★★
実はチャレンジいっぱい!
フルタ丸にとって、劇団員6名のみでの本公演第2弾となる「ビッグマウス症候群」。
前回同じメンバーでの公演を経験したこともあってか、奇をてらわない=無理しない、シンプル&ストレートなStageだった。そういう意味では、「うつくしい革命」を観た時のような懐かしさも感じられる。
「匿名家族」・「Parallel/パラレル」・「共演NG」というチャレンジング興行~客演さんも多かった「愛フォンブース」~フェスとのコラボレーション「食卓のピエロ」・「下北コロッケ」~異色の2人芝居「虎の館」、これらを経ての悟りのような…
今回の作品、前半と後半でその性格が変わる。映像作品だったら、いま流行りの手法で、前編/後編、に分けられていたかも。こういう作風、フルタさんにしては珍しいかな。
珍しいといえば、ストーリーテラーがハッキリと登場していたことも注目したい。作り方によっては、これまで通り”観ていればわかるよね”というスタンスでも良かったかもと思うが、敢えてなのか。。。しかも、篠原さんがその役を担っていたのも不意打ち。オーソドックスに考えるなら、宮内くんなどになると思うが。
ストーリーテラーは、舞台上の第三者に語り掛けるというケースもあるが、今回は客席に向かっての独白。それもかなり長め。日々、自分との葛藤だったんじゃないかな。
(そういや、本公演作品で、客席と正面から向き合ったのは、自分が見始めてからは初めてだった!)
前回の「僕は父のプロポーズの言葉を知らない」は、親=カップルの役柄であったので1人のシーンは少なかったが、今回は真逆。
各メンバーともソロパートがあり、長く、感情を抑止あるいは爆発させるシーンであり、自分の呼吸と客席の呼吸?を合わせながらというのは、苦労もあったんだろうと思う。
エンディング、あの風見町に住む6人の未来は不透明のまま。それでも、宮内くん演じるカレと、篠原さん演じるカノジョとの関係は、ビックマウス前、に戻っていける気がした。
満足度★★★★
意外によく出来ていました
ビッグマウス症候群というタイトル、そして舞台の始まりから、罹患している患者の個人の悩みにフォーカスした、しかしコミカルな舞台かと思ったが、意に反してストーリーがしっかりしていて、見応えがありました。楽しめた舞台でした。
満足度★★★★★
選挙監視団 花5つ星
が必要なのは、日本の選挙。自民党が大勝した選挙でも、多くの疑惑がささやかれてきたわけだし、この「国」が民主主義国家の一員であることは頗る疑わしい事実ではないか? その証拠に国民の政治的無知と肝心な情報の意図的廃棄と隠蔽、意図的無記述など、基本的に事実を捻じ曲げるためのノウハウの信じられないような行使がある。
満足度★★★★
復活した生き様
ビックマウス症候群....出来ないことを、さも出来るように大口をたたく、いわば虚言癖を指すそうだ。この物語は、ビックリハウスのような構造ならぬ構成の錯覚と変容が面白い。
他人の人生を自分の手中にし、運命を握るようなブラックな…そんな怖さも垣間見えたりして観応え十分。大きな運命が個人の人生を決定付けるか、逆に個人が運命を変え拓くか、そんな視点で観ると隔靴掻痒のおかしみが…。
そして地方(岐阜)公演へ拡散していくという。(上演時間1時間40分)
満足度★★★★
ビッグマウス症候群
終演後、本当にこんな病名があるんですか?と聞いてしまったのでしたが、困っている人はいるのかもしれませんね。大口叩く人たちがいっぱいでそれに翻弄されるハチャメチャコメディかなと思っていたので、全然違う展開でしたが面白かったです。
満足度★★★★★
使いよう
精神的な問題の話かなあと思ったら、どんどん別の方向に進んでって面白い展開に。ビッグマウスも使いようですね。選挙の見方が変わりました。
満足度★★★★
爽快感あり
1人のビッグマウスが周りを翻弄する話だと思っていたら、
ビッグマウスは5人もいたのですね。
役者6人のうち5人がビッグマウス。
観劇後それに気付いてびっくり。
もっと取り巻きの登場人物がいたような印象だったからです。
観ているこちらが無意識に町民役になっていて、
少数派の彼らを取り囲んでいたんだと思いました。
話の後半は少し強引にも感じましたが、
細部を検証して説得性を持たせればば周防正行監督あたりが、
映画化してもおかしくない感じでした。
面白かったです。
満足度★★★★★
無題1832(16-122)
19:30の回(曇)
18:45会場着、18:50受付(整理券あり)、19:00開場、7作目。
ハの字の階段状の舞台、市松模様、幾何学的なデザイン、左右は微妙に異なり、何箇所かには風車。
19:30前説(アナウンス、100分)、19:35開演~21:20終演。
お話しの骨子は説明のとおり。これがラストに向けてどう展開するのか。中盤までとてもよく笑っていらっしゃるお隣の一団の方々...観ていて「ここってそんなに笑うところかな...?」と感じつつお芝居に集中(でも足を揺するのは勘弁してほしい)。
いかにも弱りきった面々と沈着冷静な精神科医。失敗談には事欠かず、いまでは「クスリ」にたよざらるを得ない身。クスリの名前が「レミングス」というのは考えさせられる。
個人的には「街(町)」というカタチに思い入れがないので、終盤の盛りがりがやや強引ではないかと感じながら、一方では「そうだ、そこで行かないでどうするんだ」とも感じているのでした。
言っていることは至極全うで、個性はそういうものだろうし、自分だけではなく、周囲に想いをはせることができるようになったことがとてもよかったと思うのでした。
満足度★★★★★
初めは
ビッグマウス症候群という患者を治療する話なぁと思いながら見ていたのだが、
劇が進むにつれどんどんと話が加速し盛り上がり最後まで楽しめた。
途中自分が風見町の住民であるかのような錯覚が何度もおこり、演説に笑ったり、頷いたり、拍手したくもなった。
初見の劇団だったが次もぜひ見たいと思わせる舞台でした!
満足度★★★★
もっとポップなお話かと
思っていましたが意外にも泣かせるお話に。思うにこれは誰しもが夢見る、コンプレックスを生きる力に変えることの出来た人間のお話だからではないだろうか。人が生きるための夢はそれぞれだが、ホンのわずかなきっかけや勇気が人生を変えていくことを教えてくれる。何だかすごく見近な感じのするお話。
満足度★★★★
開放せよ!
「ビッグマウス」。果たせなかった時はそれはそれは惨めで恥ずかしいものですよ。とはいいつつ、無理、とわかっていても、つい口からでてしまう「ビッグマウス」。病気、と言われればそんな気もする。
患者のセリフの数々が、自分の恥ずかしい過去を投影しているようで、胸がちくちくした。そんな、誰の身近にもある「ビッグマウス」のお話。
観劇後、この厄介なビッグマウスとどう付き合っていくかは、人それぞれ。
何かを変えたい!一歩踏み出したい!そう思っている人におすすめの、前向きになれる作品です。
満足度★★★★
ビッグマウスの逆襲
プシコでシュールな話かと思ってましたが、意外な展開でしたね。ちょっととーとつなところもあるけど、結構熱い再起のドラマ。のめり込めました。篠原さんの白衣姿はいいですねー。
満足度★★★★
予想より良かったです
精神科に通う患者さんたちのお話ということで、暗めの舞台かなと覚悟していってきたら、いいお話でした。
8割良かったのに、最期のほうが失速というかどうクライマックス上がっていくのか期待してしまい大人し目のエンディングでしら。