法王庁の避妊法 公演情報 法王庁の避妊法」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    ほのぼのした感じ
    ゆっくり息をして観れるお芝居でした。
    ホントに「ほのぼの」しました。
    以前、池袋でこのお芝居を観劇しましたが、
    そのときはいかにも商業演劇っていう感じでしたが、
    今回はお芝居の中で役者さんも生きていました。
    この違いを帰路で考えてみましたが、
    難しい・・・。

  • 満足度★★★★

    その時代の情景が甦るよう・・。
    とある産婦人科医の物語。

    荻野先生は婦人の幸せの為に排卵がいつ起こるのかを、どうしても突き止めたいと願いました。

    不運を嘆いて生きるのではなく、運命を必然として生きる。
    そこに人生を良い方向に向ける秘訣があるような気がして仕方がないからでした。

    公演中なので、ネタバレBOXへ。。

    ネタバレBOX

    まず、役者のカムシーンが目立ったけれど、それでも、一人一人の役者のキャラが確立していて、見ごたえのある作品でした。

    それぞれの役に対しての微妙な表情も素晴らしいです。

    今回の役者陣、脇はおりません。
    そして荻野の妻役の着物の衣装替えも見所です。。



    荻野先生のお見合いの女性が現れるというシーンから、舞台は始まります。
    非常にコミカルで楽しい。。

    先生はやがてこの女性と結婚することになりますが、妻となった暁には今の研究の排卵がいつ起こるのか、を知りたいが為に、月経の時期と夫婦の交わりをメモして欲しいと、頼みます。

    女性はこれを受け入れ妻となります。


    一方、産婦人科に訪れる患者には、それぞれ少しずつ、問題を抱えた人たちばかりでした。

    排卵日が解らない為に、生みたくない子供を身ごもってしまう。また、生みたいのに排卵日が解らなくて生めない。


    そんな女性の悩みを解決すべき荻野先生は奮闘し、月経の論文を仕上げるために努力しますが、妻は夫の研究している事に疑問を感じ始めます。

    子供は授かり物だから、自然に逆らったり、人が操作するというような、そんな事が自由になるのが怖い。と言い出します。
    研究の為に協力して欲しい。と子供を作る事を提案した先生の言葉にもひっかかります。

    その間、荻野先生は葛藤します。

    そこで、荻野の友人のドクターが婦人を説得します。
    「今まで婦人は生むか生まないかを選べないが為に苦しんできた。しかし、これからは選べるようになり悩む。そういう、進歩で幸せになる。」


    妻は、ひっかかりが取れたように、

    「私、幸せになる為にたくさん子供を産みます。」と言います。



    物語の内容は解りやすくベタな芝居ですが、随所にコミカルさも含め、先生の誠実な人間性も見事に演じていました。

    妻役の役者、患者・・・全ての役者の表情がいいです。
    涙を流すシーンでも惜しげも無く涙を流し、ワタクシも勿論、泣きました。
    とにかく、役者が素晴らしいです。


    登場人物には年配の役者もいらっしゃって、それがこの舞台の深みを増してました。


    非常に素晴らしい作品です。



    幕間に10分の休憩があり、揚げたてのカレーパンが150円で販売されました。
    飛ぶように売れた!(^0^)
    勿論、ワタクシも食べました。

    すんごく美味しかった!
    いい企画だーーー!!(^0^)

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