満足度★★★
創像工房 in front「僕僕僕僕僕僕僕」
ある女性が漂着した島の主、「僕」は彼女の過去の知り合いらしいが彼女には覚えがなく…から始まる物語。
衣装・メイクによって虚構性を高めることで寓話っぽくして逆にメッセージを強く伝える感じは好ましいが、個人的には各キャラクターが多少クドく感じ、往き来する自制の中で演じられる場がいつのことなのかすぐに察することができないこともあったのが残念。
満足度★★★★
the pillow talk「砂」
いかにもいそうなキャラをやや誇張した高校生たちの部活予算確認会議を描いた50分。
マンガチックとも思える個性的な面々のぐだぐだっとした討論(?)は、アガリスク・エンターテイメントの「ナイゲン」と対照的で、また別の味わいが。
喩えて言えば理詰めの「ナイゲン」は「怒れる男」で、なあなあ(?)のこちらは「優しい日本人」、みたいな。
後半で最後の1人が出てくることで流れが大きく変わる構成や前説アナウンスまで取り込むイントロ的な部分も愉しい。
あまり出てこない先生なども巻き込んだ長編版も機会があれば観てみたい。
観劇レポ
学生演劇祭というより、演劇祭というものには、
なんどか観客としてかかわることも多く、知り合いを通して運営する側にたつ人の気持ちもわかる。
だからこそ、なるべく客観的に芝居を観たいと思って楽しませてもらいました。
満足度★★★★
【A block】観劇
客席ではアンケート用のボールペンをカチカチさせる観客が多く、観劇マナーの面でもそうですが、大学の授業中もカチカチやって教授や周囲の学生をイライラさせているのかなと、学生たちの想像力の無さに幻滅しました。