満足度★★★★
初日、25日ソワレ、千秋楽と観劇
久々に見る新国立劇場バレエ団のプティ版こうもり。
前に二回ほど観ていたけど、「こんなに面白い作品だったんだ・・・」と新鮮な気持ちで。
主演からアンサンブル、立ち役まで、舞台のどこを見てても面白く、同じキャストのものをもう一回別視点で観たくなってしまう。
バレエ団団員ひとりひとりが「どう演れば面白くみせられるか」をちゃんとわきまえてる感じ、安心して楽しめた。
ただ初日の主演だったABTからのゲスト、エルマン・コルネホは派手なテクニックに「おっ!」とは思ったものの、残念ながら正直ハマってなかった感も否めず。
リハーサルの時間が少なかったのだろうか、新国立ダンサーたちの作り上げる作品の雰囲気に上手く溶け合わずに、終始キャラクターが硬今間に感じられてしまっていて・・・。
満足度★★★★★
今日も素晴らしかった!!!
今日は、プリンシパルの湯川麻美子さんの引退公演でもありました。
彼女のあたり役のこの主役ベラは、彼女ならではの色気、情感にあふれ、素晴らしかったです。
どんどんバレエ団のレベルが上がって、舞台上の誰を観ても楽しめ、一人、一人がその役割をきちんと果たしていました。
目がいくつも欲しかったです。
満足度★★★★★
ブラボ~!!!
米沢唯ちゃんは、またまた見事に変身しました。
疲れた主婦の演技は抜群で、その後に小悪魔的美女に大変身・・・そして、夫をその手に取り戻した彼女の笑顔は余裕たっぷり・・・。
まるでお芝居の舞台を観ているようでした。
今日は、池田武志チャルダッシュの素晴らしいダンスも観れ、今村美由紀さんのユーモラスで可愛いメイドも観れて、本当に良かったです。
全体のクォリティもとっても高い舞台でした。
しかし、新国立劇場さんは、お客さんに不親切です。キャスト表に主役は出演日を記載されていますが、そのほかの主な役は交替出演とあるのみ・・・・当日、受付に聞いても「誰が出るかわかりません。」の返事。そんなわけはないでしょう!他のバレエ団は、ツィッターでお知らせし、なおかつ会場にも張り出してあります。そんな手間はかからないでしょうに。
発表されなかったせいで、友達は彼らのファンなのに観れませんでした。知ってたら、チケットを取っていたことでしょう。
満足度★★★★★
極上の時間。
アメリカンバレエシアターのプリンシパルのエルマン・コルネホさんと新国立劇場バレエ団のプリンシパル小野絢子さんのペアは、とても色気があって、美しかったです。
二人の表現力も素晴らしくて、平凡な生活に飽き飽きしている夫が生き生きと遊ぶ様、平凡な主婦が大変身して夫を翻弄する様子、すごく楽しかったです。2幕の留置場のパ・ドゥ・トゥは、すごく色っぽくて、ドキドキしました。
雄大くんの怪演(?)も愉快でした。
東京フィルの演奏も素晴らしくて、ダンスとの一体感も楽しみました。
満足度★★★★★
小野絢子のダンスと演技を堪能
21日午後、新国立劇場バレエ公演『こうもり』初日を観に行った。このバレエは、ヨハン・シュトラウスが作ったオペレッタをダグラス・ガムレイがバレエ用に編曲にしたものにローラン・プティあ振り付けした作品である。初日の配役は、以下の通り。
ベラ 小野絢子
ヨハン エルマン・コルネホ
ウルリック 福岡雄大
以上3名はプログラムに名前と写真が明示されたもの。
この他の出演者であるメイド・グランカフェのギャルソン・フレンチカンカンの踊り子・チャルダッシュ・警察署長に関しては、入場直後に手渡された配役表に出演日不明記で記載されたいた。どうやらプログラムの作成時には配役が決めかねられていたものと拝察。出演者にも観客にも配慮の足りない公演?のような先入観が頭のなかを過ぎった。
さて、肝心の舞台であるが、この作品の振付には芝居的な要素やコミカルな踊りなどがふんだんに取り入れられていて、ダンサーのダンス力の他に演技力も試される。そうした面を総合して観た限り、主役ベラを演じた小野絢子とウルリックの福岡雄大の出来は素晴らしいものであった。ヨハンを演じたコルネホも頑張っていたが、舞台後半での演技が少々雑になった印象。まぁ、これはこの作品自体、後半が雑な編曲と振付がなされているように思える点から、ダンサーにとっては損な役だったかもしれない。
とはいえ、常にこまめな動きを求められるソリスト陣は、総じて及第点を与えて良いと思う。
また、フレンチカンカンやチャルダッシュは新国立劇場のダンサー達が粒ぞろいであることを観衆に見せつけた点で、高く評価したい。
少々簡素化し過ぎのような舞台装置と、軽く流したような音楽(アレッサンドロ・フェラーリ指揮東京フィル)には若干の不満はあるのだが・・・・
次回の新国立劇場バレエ公演『白鳥の湖』は、千秋楽を鑑賞の予定。久しぶりに長田の踊りを楽しみたい。