満足度★
23日『白鳥の湖』ソワレ
うーん、せっかくのブルメイステル版白鳥の湖、エスメラルダに比べていろいろと不満の残るステージだったような・・・。
見慣れてる作品だけあって、ちょいちょい期待値に達してない部分がいちいち気になっちゃったり。
東京文化会館のステージの狭さ、そして露骨に踊りづらそうなダンサーの面々。
通常24人で踊られる白鳥コールドが18人と少なくなってるにも関わらずまだせせこましさが漂ってて・・・。せめて袖を後1mくらいずつ広げられなかったんだろうか^^;
王子役のスミレフスキにキレがほとんど感じられなかったのもガッカリ。
エスメラルダでは全然気にならなかったオケ人数の少なさも、さすがに聴きなれた白鳥の湖だと、弦と管のバランスの悪さだったり、管の音数の足りなさだったりに残念さが。
パーカッションとか、ティンパニ以外のパートを全部一人でこなしてたりして、結構聴いててハラハラしちゃいましたよ。
ブルメイステル白鳥の本編ともいえる第三幕が、なんともオケとダンサーの息があってないものに感じられちゃったのも、なんとも言えない哀しさが。
まあスパニッシュダンスはさすがのエレガントさとダイナミックさで魅せられたんで+☆1で
満足度★★★★
20日『エスメラルダ』マチネ
「タンバリンの踊り」が有名なバレエ、全幕を観るのは初めて。
で、全幕上演が日本でなかなかスタンダードにならない理由はなんとなく分かったり。
民衆の反逆やらフロロのフェビュス殺害やら、ドラマチックに盛り上げるべき部分がやや中途半端に感じられなくもなく、転換の時間も多いような。
そんな作品でも、ダンサーのパワーで圧倒させちゃうモスクワ音楽劇場バレエ団はすごい。
ステージからピットに落ちちゃうんじゃないかってくらい舞台全体をエネルギッシュに踊る群衆。
パドブレで後ろに下がるだけで「エスメラルダ」ってキャラクターが鮮やかに刺さってくるタイトルロールのオクサーナ・カルダシュが素敵。
予算の都合かびっくりするくらい小編成だったオケも、そんなことを感じさせないくらいダイナミックに歌ってて素敵。
主演のカルダシュの次に終幕後の拍手が大きかったのはカジモド役とジプシー女役のダンサーだったんだけども、カーテンコールで登場するのはエスメラルダの他にはフェビュス役とフルール・ド・リス役のダンサーのみ。
向こうの客と日本の客の喜ぶモノの違いを見たような気がした。
満足度★★★★★
白鳥の湖
ブルメイステル版はミラノスカラ座のDVDで観ていましたが、まったく印象が違いました。
衣装、セットがとても繊細で、エレガントで、豪華です。
色の使い方がすごく素敵です。
音楽の構成や演出も新鮮で、面白いし、すごく楽しみました。
【エスメラルダ】の時も思ったのですが、このバレエ団はとてもまとまっていて、優雅で、繊細な雰囲気がして、素晴らしいです。
自前のオーケストラの演奏も深くて、柔らかで、ブラボ~!でした。
満足度★★★★
エスメラルダ
ドラマチックなバレエでした。ダンスの雄弁さをあらためて、感じました。
女性ダンサーさんがすごく魅力的な方が多かったです。
男性ダンサーさんはちょっと小粒な感じですが、どなたもとても丁寧なダンスを踊るバレエ団だと思いました。
白鳥の湖がとても楽しみになりました。
そうそう、一番の悪役フロロガとてもハンサムで、スタイルが良かったです。