ユリコレクション 公演情報 ユリコレクション」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★

    いったりきたり
    写真家だった亡き母と写真家を目指すその娘の物語。

    まず、百合子(母)とかえで(娘)が一人二役で若かりし頃の百合子になったり、現在のかえでになったりと、展開が早かったけれど、分かりやすかった!

    なぜ、分かり易かったかというと、『声』なのだ。。

    百合子のぶっきらぼうな男性的声と、ちょっと自信のない可愛らしいかえでの声の出し方で状況を観客に判断させてた。

    構成は素晴らしかったと思う。

    一人の女優があれほど、過去と現在をいったりきたりすると、どーしたって「あれれ~今は誰の役?」ってことになるのだ!

    しかしながら、ワタクシのようなカエル並みの脳みそでも理解できたと言う事は、それなりの演技力と判断せざるをえないのだ。

    全員が主役?と思えるほどキャラが強く端役はない。。

    それぞれがそれぞれの持ち味でほんわかしたストーリーだったと思う。


    ずば抜けてたのはやはり、源太(世名圭吾)ではなかろうか?
    キャストの中でも演技力と迫力は群を抜いてて、それなりのオーラが出てた!

    愛すべきキャラは真央(古川理沙)ではなかろうか?
    まったき憎めない。
    モデルばりばりのスタイルとマスクは、「おお~ナオミ・キャンベル?」とまではいかないが、「みかん・キャンベル」にはなりそうだ!

    そう、このスタイル抜群の真央がみかんの着ぐるみをお召しになって登場してきたときには、もう笑うほかないっしょ。

    完璧、汚れ役でした!


    その後、みかんにまとわりついて一人芝居をうった大根役者も忘れてはなるまい。。

    大根は大根でもそんじょそこらの大根ではないのだ。
    涙が出るほど笑わせてくれる大根なのだ。。


    で、パンフには、「昨年までのシチュエーションコメディーから一転し、新たな試みで・・・」と説明があったが、これってコメディーだよね?(・・)



    帰りは全員が見送ってくれたけれど、古川理沙と世名圭吾が二人並んでたのには笑った!(^0^)

    めっさ、キャラ濃すぎ。




  • 満足度

    学芸会
    以下

  • 満足度★★★

    方程式に沿った丁寧な味わい
    いわゆる奇を狙った作品ではない。非常に「ありがち」な作品だけど、
    「当たり前」のことを「当たり前」に、ちゃんと仕上げている。
    「基本」や「出来なければいけない事」を軽んじて、
    「個性」という名のもと、メッチャメチャな作品を出している公演が
    目立つ中、「そうそう、いいよいいよ」と、
    安心して、おおらかな気分で作品を楽しめました。
    王道の「方程式」に沿った丁寧な味わいで、非常に好感が持てました。

    話の展開や、雰囲気が、とても女性的な印象を受けましたが、
    たぶん男性の方の作品でしょうか?
    主役の女性の人の作・演出かと思ったけど名前が違うし・・・?
    この作品の作家の人は、今後、映像の世界や商業演劇の世界でも
    活躍できるじゃないかな。
    これから注目していきたい人物です。

    殆どの役者の人が、素人芝居でクッサい演技なんだけど、
    2000円程度の上演だし、多分主催者が友人の学生さんにでも
    エキストラ感覚で御願いしたんでしょうから、まぁそれは仕方ないでしょう。
    台詞をトチらずに、動きを間違えずに出来ただけで、
    上出来と思ってみてれば、満足感が高まります。

    この作品、やりようによっては、
    もっと大きな劇場で、ちゃんとした装置使って、
    ちゃんとした役者を使って上演すれば、
    それなりに見ごたえのある作品になるんじゃないかな。

    こういう女性的な作品は、僕の好みじゃないけど、
    後味悪くなく、約2時間、楽しめました。

    難を言えば、開演時間が10分程度遅れたこと。
    全ての劇団に言えますが、
    時間厳守(タイムマネージメント)は忙しい中、劇場へ足を運んだ人への
    最低限な礼儀です。。
    開演時間には、すでに客席落ち着いていたのなら、尚のこと。

    あと、お見送りもありません。

    ネタバレBOX

    「みかん」のネタ、もう少し、膨らませられた気がするけど、
    あそこまでが、限界かな。
    みかんの撮影のシーンで、あの汗臭い男の一人コントを見て
    周りの役者が含み笑いする部分、あれは安っぽい、あれだけが
    ダメ。
    これは、良くある間違いなのですが、
    まったく一人コントは面白くもなんともないのに、
    手前味噌ネタなのか、内輪ウケするネタなのかはしりませんが、
    自分達だけで受けるネタを披露するのは、最低です。
    これを許されるのは、本当のトップスターだけです。

このページのQRコードです。

拡大