満足度★★★★
独自の世界観...
ここの作演、ずれ方というか、新しい。LEDの使い方や、セットも斬新。目を奪われる演出力。あとから見た、再演の『ロケットマン』(鋼鉄村松)とちょっと似てる世界観と思いました。この後も楽しみです。
SF
舞台ではあまり多くないSF。
まず、舞台装置がすごい。ドアの開閉が個人的に好きでした。
あとはスクリーンでどんどん時代が進んでいく。あまりにも飛びすぎて少しついていけない面もあったかも・・・・・・。
奇抜な衣装も印象的な舞台でした。
満足度★★★★★
すばらしい!
とてつもなく良かった!観ることができて本当に良かった。本、キャスト、明かり、音、映像、衣装、道具他、この作品のすべての要素が素晴らしい。
満足度★★★★
生命。
千秋楽に滑り込み。噂には聞いてましたが舞台美術がすごかったです。映像やレーザー照明等も小劇場のクオリティとは思えませんでした。未来の宇宙船の話だけに仮装みたいな衣装でしたが、その美術のおかげですんなり世界に入れました。厭世観を帯びた熱のこもった舞台。楽しかったです。
満足度★★★★
無題1266(14-305)
14:00の回(晴)。13:15受付、13:30クラシックが流れる会場へ。最前列はミニ椅子、2列目に座ります。暗幕で舞台は見えません。
13:59前説(アナウンス)、14:04開演〜15:58終演。初めて観たのがこの作品2012/1@東演パラータで、以降、「帰郷」「小型」、そして再演となった本作。気のせいか舞台が一回り小さくなったような感じ。
世代宇宙船、セクサロイドとSF黎明期の作品に出てきそうな題材。西暦3000年代の(船内)社会構造がこうなっている理由は明らかにされていませんが、これもまた懐かしさ(「禁断の惑星」「タイムマシン」とか)を呼び起こす素材のひとつ。
満足度★★★
正統派SF演劇
有名なSF映画・漫画へのオマージュを感じる、時間的スケールの大きな作品でした。
地球外生命体がいる星へ350年の時間を掛けて向かう宇宙船の中で繰り広げられる物語で、被支配階級による革命や自由による退廃、孤独と狂気の長い年月、物語の存在意義といった要素がテンポ良く描かれていました。
SF物を舞台で上演しようとすると時間や空間の制約から安っぽくなりがちなのですが、そうはならずにSFらしい雰囲気が出ていて良かったです。
革命後、享楽的に生きる人々が壊れたファッションと言語になり、音楽もそれまでのクラシックから切り替わるのがインパクトがありました。
「実年齢」と「表層年齢」という設定がストーリー上であまり活かされていなくて、作品中で何十年過ぎても外見が変わらないことの理由付けの為だけにその設定が用いられているように思えたのが残念でした。
台詞を叫んだり轟音が響く場面が多過ぎる為に音的に飽和状態となっていて、その効果が感じられずにうるさいだけになっていたのが勿体なかったです。感情の高まりは大声だけでなく、沈黙や敢えて淡々と普通に話すことでも表現出来ると思いました。
天井まで作り込んだ真っ白い空間がレトロフューチャー感を醸し出していました。分割式の円環状のテーブルが場面毎に異なる配置・形状で使い回されていたのが良かったです。
満足度★★★★★
未知へと遭遇する過程で
しっかりSFであり、人間というか生命のドラマでした。
舞台美術がまず圧倒的。
世界観に入るには、これ以上のものはないと思う。
満足度★★★★★
壮大なスケールで極めて人間臭いSFクロニクル
地球から350年もかけて他星に航行する巨大宇宙船内の壮大なクロニクル。
冒頭シーンで状況や設定を決して説明っぽくなく観客に伝えるのがまず見事。
そしてその中でも説明される「表層年齢」のアイデアも巧み。長期間でも老けメイク不要だもんね。
そうして描かれるのは長期にわたる宇宙船内の人間関係。
考えようによってはコンパクトな史劇でもあり、愛憎、堕落、再生など極めて人間的。
また、装置や衣装も「素材」を上手に活用して「それっぽく」見せるのが前作に続いて巧い。
で、とある名作のオマージュ以外、SFとそうでない有名芝居各1編を連想したが、多分考え過ぎだろう。(具体的にはネタバレBOXへ)
なお、夏のブル2作を見逃してしまい久々となる鳴海由莉嬢は(19歳の設定なのに)オトナっぽくて「ありゃりゃ?」と思っていたらあくまでそれは役柄上のものであり、終演後に会った彼女は以前の(笑)キュートな由莉ちゃんなのでした。
女優ってコワい…(爆)
満足度★★★★
スペースシャワーにWao!
たぶんこの劇場で観たなかではセット・音響は№1。照明・衣装・映像・小道具等も水準以上。というか高レベル。A、Bの配役がうまく(ずるく)て違うバージョンも観たくなった。
満足度★★★★★
A Ver
初演と少し設定が違っている気もするけど、それは自分の記憶違いのところもあるのかも?
それにしても、壮大な設定だ。よくこんなことを思いつくな、と改めて。
また中身も深い。ミシマとノニニャンニャンはすばらしい。
エンディングもまたすばらしい。
満足度★★★★★
再演を観て
数年前の初演を観たのですが、この頃、次々に発表させていた3部作の勢いとともに、ある達成感、完成感を感じていました。なので、「何故、ここでまたこの作品を再演?」と不思議に思い、初日を観させていただきました。
「再演やっていただいて良かった」と思いました。
リニューアルされて、初演とはまた別のものになっていたこと、キャストも大きく変り、それもまた新しいものになって、その化学変化も楽しかったです。盛りだくさんなので、稽古が本当に大変だったと推測されます。でもその分足を運んだ人にモトをとらせている。
この公演はwキャストで、それぞれを楽しめるお得なチケットがあり、今日私は別のキャストを観る予定です。とても楽しみ。
これが初めての方も、初演を観た方も、観た方がいいです。