満足度★★★★
”祇園の女たち”というよりは
京に生きる市井の方々から見た世の中の動乱、
=歴史の分岐点=みたいな感じが楽しめた約2時間でした。
艶やかな着物姿に、自らの縄張りを見回る任侠者とか。
祇園での生活感が、そこはかとなく伝えられる作品の作りは好ましかった(^^)
満足度★★★★
女たちの幕末
しっかり描かれていましたね。男女を問わず幕末はその時代の人間に存在した時代。幕末に生きる女たちの生き様,良かったです。さすが再演の希望が多かった作品,堪能させていただきました。次はいつ東京に来るのでしょうかね。また観に行きたいと思っています。
満足度★★★
置屋と芸妓
納涼床の舞台セット、華やかな着物姿の女性、京都弁、と良い雰囲気の中芝居を観ることができ良かったです。”京都慕情”は好きな曲のひとつで懐かしい。
満足度★★★★
堪能しました
雰囲気は、京都にドップリという感じでした。殺陣や踊りは見応えありました。特に、階段落ちも素晴らしかったです。
ただ、あの渚ゆう子の唄はずっこけました。
京都に生まれ、京都で育った自分からみて、話されている言葉に土佐訛りがはいっているような感じで、ちょっと気色悪かったです。また、お芝居の前説でも、京ことばで「厠(かわや)」は無いですよ。(「はばかり」では)
劇中で一番映えたのは「久右ヱ門」役でしょうね。力強さは無く女房の尻に敷かれているけど、実は芯が強い京男の真髄(?)が出ていたように思えました。
満足度★★★
しなやかで
とてもていねいに作られた舞台でした。美しい所作でゆったりと観られました。舞台と客席を上手く使って、よく考えられたステージだったと思います。久しぶりの再演とのことですが、今の感覚で観るとちょっとインパクトが無く、少し物足りない感じですね。逆を言えば、落ち着いて観られて良かったかな
満足度★★★★★
ひと時の。
幕末と言う時代安らぎと言う場所が少なかったように思います。その真っ只中で生きていく武士、そしてひと時の安らぎの時間を過ごす場所。ただ悲しいかな裏も表も気持ちの中ではあるんですね。大変な時代だったと思います。2時間あっという間でした。何回でも見たい作品ですね。ありがとうございます。
満足度★★★★
艶やかな着物の数々、舞に魅了。
女優さん方の艶やかな着物と京言葉でのお出迎えにびっくりしました。
祇園に本当に来たかのような一瞬の感覚。
がっつりとした幕末の話を期待すると、ちょっと物足りなさは残ると思いますが、当時の人間ドラマとしては楽しめるかと思います。
良い目の保養になりました。
満足度★★★★★
千年の都
祇園、京都を代表する風流な遊びのメッカだが、幕末、この地は勤皇 佐幕双方相乱れる情報合戦の陣中の場でもあった。そう考えて良かろう。無論、揚屋、茶屋が軒を並べ華を競う街でもあるから、表向きは、華やかで平和、その実、一旦、ことあれば、普段、目立たぬよう裏回りを勤める男達が、用心棒ともなれば、武士を相手の交渉人とも、また強訴人ともなったのである。それはそうだろう。千年を越える長きにわたり、都であったこの地は、たび重なる戦で散々辛酸を嘗めさせられてきた。闘い合う主体は勝てば権力を手中に、大きな力を持てるのだから、勝手にやればよい。然し、トバッチリを喰うのは、常に、ろくな武器も持たぬ民衆である。ろくな武器を持たぬ民衆が、武器を持つ相手や権力者に対して、どのように自分達を守り抜くのか? その答えの一つが、女性が、表の顔になることである。