満足度★★★★
妄烈キネマレコード「ぴかぴか」観ました
(→一本目「非!リア王」から続く)
妄烈キネマレコード二本立て公演の二本目。
こちらは、名古屋一満面の笑みが似合い過ぎる女優、澤井しおりによる作・演出。
mだ世界を見始めたばかりの少女と、世界の外からやってきた来訪者の、出会いと交流。
観客も彼女とともに、かつての、そしていまの自分を見つめなおす。
札幌ハムプロジェクト「パレパーレ星の新しい生き物」を思い出す、純粋な子供心の世界。
照明・音響も世界観を大事に構築。
役者陣もステキ。主人公は9才児にしか見えない。宇宙人がキレッキレ。
やや退屈な流れもあったけれど、大多数から好感を持たれるかわいい作品になったので、初手としては成攻でしょう。
実舞台で経験を積んで、もっとイケる作品になるといいなあ。仲間も発表できる場も持ってるし。
ひとつの団体で、ショーケース的な上演を行う意義を感じる二本立てでした。
満足度★★★★
妄烈キネマレコード「非リア王」観ました
名古屋の若手でも、かなり本気度が高い劇団。
春の、こりっち舞台芸術まつりにも、名古屋から五団体中でエントリーしていました。
今回は二本立て公演の、まずは一本目。
「彼女のいるリア充ライフ」に、憧れ求める男子五人のグダグダライフ。
気を許し合う者同士が、未知のものへの憧れと恐れを共有しながら、少しずつ時が流れていく様子を、丁寧に描写。
奇抜な設定や派手な展開はないけれど、若い世代の共感を呼ぶ作風。
二本立てで時間が限られてるためか(約60分)、ラストが少し物足りない?
終盤の、(一応)リア充二人の会話のズレが面白かったので、あと20~30分、五人それぞれの展開がほしい。
それぞれの違う「リア」の変遷をもっと見てみたい。
強度は高いので、伸ばして再演していいかも。
などと書いていたら、
なんと、12/1(日)に急遽、追加公演が!見逃した方は、ぜひ!
(二本目「ぴかぴか」へ続く→)