銀色の蛸は五番目の手で握手する 公演情報 銀色の蛸は五番目の手で握手する」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
41-50件 / 50件中
  • 満足度★★★

    ちょっとー!
    せっかく事前予約して会場までの案内メールも届いているのに、
    受付でチケットの用意がされていなかった…orz

    代わりに当日券っぽいものを渡され、ほぼ最後列端っこでの観劇となりました。

    そのせいもあってか、いつものPMC野郎さんらしさを感じることができませんでした。

    物語や演出自体は、良かったです。

  • 満足度★★★★★

    バカである。
    星ひとつはCR岡本物語さんに。
    続けて見ていると前説のCR岡本物語さんに対して「懐かしいコントで頭にタライが落ちてくる」的な安心した笑いが生まれます。くるぞくるぞくるぞキタアアアアという感じ。

    チケプレで拝見しました。
    ありがとうございました。

    ふわっとした感じのいい話やらブラックさを包みながらバカでした。バカに抜けた話が大好きなのでとても満足しました。

    拝見している側がこんなこというのもおこがましいのですが「うまいなあ」って思いました。テンポ。ギャグとシリアスの配分。ちょっと歪んでるシニカルさと、そこに混じり込んだ純粋さと。

    ネタバレBOX

    赤ちゃんどうなったんだとか、結局あのDV夫とはそのままなのかとか、そういう細かいところはすべて投げ捨てて「広げた風呂敷は畳んだぜゴラアアア」な勢いが好きです。
  • あれ?
    劇場の大きさのせいか、何時もはしみじみ感じられるペーソスがあまり感じられず、あれ?という感じ。下ネタもぶっ飛んだギャグも壮大(?)なスペースストーリーも悲しいDVも、これがあってこそツボにハマる気がしますが・・・・・。サッカーシーンは私も「そこでガムを噛めィ!!」を思いだしたなぁ。少年の夢がうまく表現されていて微笑ましかった。

  • 満足度★★★

    ベースはよくある話
    ベースの宇宙人の恋という話は、定番の、普遍的な、よくある話でした。
    でもそれを肉付けする主人公の15年後の職業が、一風変わったエッセンスになっていると思いました。

  • 満足度★★★★★

    現代の昔話!?
     カップルなど若い客が多いのは何より。お陰で会場内に熱気があった。
     毎度の如くぶっ飛んだギャグが目白押しでしんみりとばかりもしてられなかったが、物語自体はまるで昔話のような普遍性を感じさせるとてもイイ話でした。
    「最高傑作の手ごたえを感じております」と吹原さんが書いているのはこの辺りのことを指しているのかも。。
     サッカーシーンに戦友・8割世界の野球演劇『そこでガムを噛めィ!!』の試合シーンの影響が感じられてちょっと微笑ましかったです(笑)。

    ネタバレBOX

     自己犠牲が報われて夢が叶うという、まさに昔話のようなストーリーをサッカーに絡めて巧みに展開していてお見事!!
     ハッピーなラストシーンはもっと引っ張っても良い気がしたが、抱き合って勝利を喜び合う初恋の女性は既婚者なわけで、そこであっさり終わらせるほかなかったのかもしれない。
  • 満足度★★★★★

    銀だこ
    抜群の安定感でベタな展開、なのにこの楽しさは何だろう?
    CR岡本物語(33歳)の強烈なパフォーマンスを見ながら本編の始まりを待つのも楽しい。
    舞台正面奥に出ハケするスピーディーな転換も楽しい。
    宇宙から来たタコが長崎県で友達と仲良く暮らすのも楽しい。
    おじいちゃんが読モを目指して上京、月9に出演するのも楽しい。
    レアルマドリードが地球に棲む宇宙人をかき集めてチームを強化するのも楽しい。
    つまりは一途な気持ちで自分を投げ出す“無償の愛”が一本貫いているなら
    周辺設定は“ありえへん世界”で全然オッケーってことなのだ。

    ネタバレBOX

    早めに入ったつもりでももう8割がた客席は埋まっていて、
    みんな舞台上岡本さんの熱いももいろクローバーZを見て笑っている。
    合間に客席の階段を駆け上がって握手をし、また舞台に駆け戻っている。
    岡本さんほんとすごい運動量、本物見なくても全然いいわ、とオバサンは思う。

    木村オサム(加藤慎吾)は宇宙人。
    15年前に宇宙船が壱岐島に落ちて、おじい(NPO法人)に育てられた。
    友達も先生もみんな彼を自然に受け入れてくれている。
    だが初恋の人ハナ子(小岩崎恵)に振られたのを機に、おじいと東京へ。
    そして15年後、レアルマドリードのキーパーとして活躍するオサムは
    ふとしたことからハナ子の不幸な状況を知り、放っておけなくなる。
    そして彼女を救うため、使ってはいけないあの能力を使ってしまうのだった…。

    タコメイクがすごくて配役を確かめないと誰がやってるんだかわからない。
    でもこのタコがいい子なんだな、優しくて我を忘れるほど一途でしかも芯が強い。
    おじいもハナ子も、みんなこのタコに救われて生きている。
    そしてその結果タコはみんなに助けられて復活した。
    このベタな展開がどうしてこんなに面白くてジーンと来るんだろう。

    下ネタを含むギャグや、危ないジョーク、ナンセンスなバカ騒ぎも
    全ては“幸福な王子”みたいな幹がしっかり根を張っているから。
    このバランスが素晴らしくいいのと軽快なテンポがポップンの持ち味だ。
    “青春もの”、“純愛路線”だけでなく、“スポ根もの”の要素もきっちり押さえている。
    これらひとつひとつを丁寧に重ねているところが、全体がバラケない理由だと思う。
    この集中力とまとめ方が、どこかテレビドラマ的で私は好き。
    お約束で安定させつつ、いかに新しいものを加えていくかが
    今後の吹原氏の腕の見せどころだが
    構成の上手さとあの映像センス、ベタなだけでない洗練という隠し玉もありそうで
    新しい年もコメディ部門を牽引していくのではないかと期待する。

    いつもながら小岩崎さんが可愛らしさを嫌みなく出して上手いし、
    増田赤カブトさんも余裕が出て来たせいか面白くなった。
    おじい役のNPO法人さん、スーパー高齢者に笑った。
    劇団も進化し続けていくんだなあ。
    岡本さんも来年は34歳か…(超余計なお世話)。


  • 満足度★★★★★

    突き抜けた
    今回はとにかくスケール感が凄まじいものがあった。コメフェス未見ですが、前々回公演を遥かに上回る作品だった。迫力、笑い、そして切なさ。ちょっと面白さだけでいえば、最近では突き抜けた存在かと。緻密に計算されているのが鼻につかないところが、やはりこの団体の魅力。

  • 満足度★★★★★

    安定感抜群
    安定感抜群の面白さ。年末に観るにふさわしい、元気がもらえるお芝居です。
    今回も開場直後に入らないと損をする客入れ・前説と、どこからどうやって出てくるかわからない突拍子も無い発想と、ベタな人間ドラマと、なぜか爽やか青春ドラマが渾然一体となって展開されます。才気あふれる吹原氏に脱帽です。

    ネタバレBOX

    一点気になったのは、前回、そして前々回の公演内容と似たところがあり、それがパターン化してしまうかもしれないところです。マンネリズムは、それがいつものこととして安心して笑えるケースと、また同じネタかと飽きてしまうケースがあり、後者が増えるのは望ましくないと思います。(具体的には、おじいさんが最後絶命するところなど)
    前説からオープニングに至る形式が毎回同じで、いわば”フォーマット”が確立しているわけですが、これを今後も続けるのか、別のフォーマットを模索するのか、今後の方針が気になります。
  • 満足度★★★★★

    (^o^)
    ポップンマッシュルームチキン野郎さんにハズレはありません。
    面白かったです。
    サッカーシーンもすごかったです。
    オサムが、よく出来てました。
    ロビーで、近くに行ってまじまじと見てしまいました。
    観に行って良かった~☆

  • 青春の一コマを深く信奉しているように感じる

    劇団『ポップンマッシュルームチキン野郎』は所見だが、間違いなく、これが最高傑作なのだろうと思う。逆に、「これを上回る作品があったのか?」と疑ってしまう仕上がり である。


    宇宙人を登場させ、銀色に光る脚八本を左右へ揺らしながら、「学園ドラマ」「人間ドラマ」「スポ根 ドラマ」、どれを取っても、普遍性を有している。すなわち、本舞台は、主人公を宇宙人ではなく、「不思議な力を持つ少年」に置き換えたとしても、全く等しい感動を与えることができたはずだ。



    ※バレてないネタバレ



    私は、不覚にも、泣いてしまった。裏を返せば、基本、バカバカしいコメディ舞台だけあり、「喜怒哀楽の破壊力」を発揮していた。このことは、舞台作品をジャンル別で分類する考えに異議を申し立てている。また、沖縄辺野古基地移設、オスプレイといった、政治社会問題を、下ネタを交え「笑い化」する。これも、アメリカの人気テレビ番組『サタデーナイトライブ』へ通じる手法なのではないか。必ず批判を浴びるネタ(黒人)もあった。今回は二、三個だったが、ブラック•コメディの開発発展を、今後 期待したい。




    ネタバレBOX

    名門サッカー•チームに加入した主人公は「勝ち組」だろう。その彼が、「優しさ」故に、枯れ果ててしまう。銀色に光る脚が何本も落ちる。「もし、あの時、あの行動をとらなければ…」という、紙一重の、スリリングな後悔を観客は抱く。それも、普遍性だ。ところが、ラストにかけ、観客は次のことを気付かされた。「彼こそが(ほんとうの) 勝ち組」だと。

    ※同窓生との再会を、もっと厚く描いてもよかったか

    ※結局、離婚したのか、していないのか?心残りである

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