兄弟ノート 公演情報 兄弟ノート」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    初見
    なかなかよくできた芝居で、次回作も気になる。

  • 満足度★★★★

    泣けると気持ちよかったんだけど
    途中から、人がわさわさ登場して、別の芝居が始まったのかって思っちゃいました。
    泣かせ担当とお笑い担当。
    担当がきっちり分かれていて、それぞれがいいお仕事をされていたかと。

    ネタバレBOX

    最後、兄妹でノートを見ているときに、泣かせる台詞みたいなのがあればよかったのになあ。
    どっかで泣きたいのに、いまいち泣けない。みたいな。

    もっと泣けるように背中を押して欲しかった。
    でもそういうふうにするのが嫌だったってことですかね?
  • 満足度★★★★

    歌あり涙あり、
    ちょっぴりスパイスの効いたオヤジ風ギャグあり・・・・。とても楽しませてもらいました。家族の絆を何度も噛みしめてしまいます。無理の無いきれいな台詞が聞き易く、心に響きました。劇っていいなぁと素直に思ってしまいますね。

  • 満足度★★★★

    同化
     ヨロタミ。この名前からでも庶民に寄り添うタイプの芝居を作るということが伝わって来そうだ。寄ろう民がヨロタミになったのではないか、と勝手に思っている。手法で言えば同化を用いるということになろうか。自分の好みとしてはブレヒトなどに代表される異化を狙う手法がより好みではあるのだが、力のある劇団であることは間違いない。(追記2013.9.6)

    ネタバレBOX

     今作で明良を演じた大和田 悠太のリアル、長男を演じ作・演出の坂本 直季の内向的だが誠実でひたむきな姿、西村 誠一役の寺林 伸悟が演じる、会社を背負う男の見せる苦悩、宮本 博克役の勝又 保幸は、直季の実父でありながら、複雑な関係を作り出してしまった男としての覚悟を示し、けじめをつけようとする顔の作るなど、光る演技は多い。基樹役の金藤 洋司も神経の細いキャラをいい味で出していた。宏海役の水谷 千尋も性同一障害を抱えるキャラを暗くなり過ぎない形に纏めていたし、守役の河嶋 健太も守の好人物ぶりを良く伝えていた。また純太郎を演じた大矢 三四郎も特殊な好みを持つキャラの味を嫌味にならない形で出していて好感を持った。母親役の五十嵐 さゆりは、微妙な人間関係を歩きぶりや楚々たる態度で示すなど質の高い演技をしており、それぞれが、それぞれのポジションにあった良い演技をしている。結果、観客は、物語の哀調に捉えられ、涙を流すことになる。
     無論、ここに名前を挙げなかった演者もきっちり自分の役割を果たしている。全員が各々のポジションをキチンと見、ちゃんと役割を果たしているからこそ、これだけの舞台が成り立っている。
     だが、と自分は思う。これは、好みの問題なので、演技などよりは、自分の生き方、人生の選択の仕方に関わるのだろうが、泣くことで慰めたり、慰められたりということに溺れてしまっていいのだろうか? と。これだけ、アメリカに蝕まれ、タイプの異なる原爆を2発も落とされた上、被爆者はモルモットにされ、更にはF1でこれだけの事故を起こしておきながら、只、湯を沸かす為だけに、更に多くのリスクを負い続ける「国家」経営を唯々諾々と受け入れる愚か極まる為政者と官僚、企業と御用学者、司法、マスコミの癒着と嘘、隠蔽体質等々の問題を毎日嫌という程見せつけられながら、泣くしかないのか?と。 
  • 満足度★★★★

    実話ベースのフィクション!
    複雑な家族構成、さまざまな過去、現在に問題を抱えている兄弟が身障者の弟に関してはいつもこころがひとつだ。兄弟の絆の強さが受け取れる。統合失調症の4男明良(あきら)が忘れないように出来事を書とめていたノートが兄弟ノート。
    兄弟はそのノートを見て、明良の状態を把握する。
    演出家坂本氏の実弟がベースのフィクションです。
    本当に優しい気持ちの兄弟で、本来のあるべき姿だとつくづく思いました。

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