癒し刑 公演情報 癒し刑」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★

    ありそう
    近未来に実際にありそうな物語。ただ、物語の核となるアレがそれ程物語に活かされると感じず、終始カウンセリング物語に感じてしまった (そういう一面を持った物語ではあると思うが)。
    まあ、あらすじから復讐劇なのかと思ってたのが一番の原因なんだが(^_^;

  • 20130824
    (^・ェ・^)はいけんしました!

  • 満足度★★★★

    明るい未来は....
    現状、最も多くの人が抱えているであろう問題の、ひとつの答えになりえそうなテーマ、激しいやりとりではないけれど、じわじわとくりひろがれる心理戦のようなやりとり見応えありました! でも、なかなか難しい問題ですね!?

  • 満足度★★★★★

    期待以上
    ホント期待以上の見事な芝居。内容は深いなぁ。いろんなことを考えさせられる。何でもそうだけれど,是非は単純に言うことはできないよね。役者さんは皆,素晴らし演技をしていたし,ホント良い芝居に出合えて,満足の時間でした。

  • 満足度★★★★★

    無題802(13-231)
    18:00の回(曇)、表に17:15受付、17:30開場と貼り紙あり、珍しくドアが開いているので下におりて聞いてみてとりあえず階段途中で待ちます、時間になり受付(整理券あり)、しばらくして開場、今回も対面式で手前側に座ります。パイプ椅子席、奥3列、こちら4列。横長の床面が高い「濃い青色」の舞台、左右の壁に大きなパネルがあり同じ青、床とそこに白い書きなぐったような筆跡(ペンキ?が盛り上がっている)。パネルの下にはミニ椅子、各6脚(役者さんはここに控える)、舞台上、大きなクッションが6つ、白い椅子が両端に各2脚(足を固定してあるのでしょうか、ちょっと動いたら後ろに落ちるギリギリの位置)。BGMにはせせらぎ、鳥のさえずり…お話とつながっているようです。18:02役者さん登場、まだ本番前ですよといってお客さんに話しかける…95分という説明、他の役者さんも次々に。グレーのお揃いのスリッパ、18:05前説(与古田さん)〜19:39終演。いろいろ考えることができるお話でした。「わたしのゆめ(2011/5)」からで4作目。

    ネタバレBOX

    (精神的な)痛みを和らげるもの…麻薬、鎮痛剤、リフレッシュ、気分転換、適度な運動などではなく、外科的な力を借りて、化学的、精神的な効果を得る。「メンタルペース」はどうやら新しい治療法。みていると基本的になんでも受け入れてしまうようで、ファイルで頭を叩かれても、避けない、怒らない…(ここはよく書いてあったと思いました)。それが副作用なのでしょう。外部の刺激をキャンセル=ノイズキャンセラーみたいですかね。確か、患者(でいいのかな…マイナスの)自身の精神状態の根源をパワー源として機能すると言っていたような。考えてみると、この類の「よく効く」ものは海外のメーカーが技術も特許も独占し、金儲けにはしる..というのがセオリーで、社内の良識的な意見はドラマでしか出てこない。

    「(かなり濃い)青」には何かセラピー的な特性があるのでしょうか…

    レムという作家の「星からの帰還」。ある未来のこと、人々は「ベトリゼーション」という医学的な処置(手術)を受けているため「攻撃性」がなくなっている。闘争心がないので争いがない、平和で安定した社会になっている未来。本作は違って、治療を受けると、俄然、やる気になる。結構なことではないか…「装置」を埋め込まれても他人にはわからないのであればなぜ拒む必要があろう…自分を喪ってしまうから?とある国で整形がよく行われているといいますが…それとこれとの違いは…肉体と精神のように単純なことではないでしょう。

    菊地(未)さんは7月のJACROW、松下さんも7月の「幸せは…」、林さんは3月の「コーヒーが…」、園田さんは2月の「朝日一家…」などをみていました。
  • 満足度★★★★

    メンタルペース
    メンタルペースという機器の発想素晴らしいと思う。まさしく現代社会で必要なものかもしれません。ただそのようなもの使ったとしたら、人間は弱いものなのだから、楽なほうへ逃げ、やがて破滅の道を辿るでしょう。苦しくても向き合わなければ解決できません。とても興味深く観ることが出来ました。

  • 満足度★★★

    ドーピング
    面白い。

    ネタバレBOX

    頭につけると記憶を変えてストレスを感じなくなる(やる気が満ちてくる)機器による治療を行っている診療所。

    緒方(園田裕樹)…医師。娘を亡くしたショックから機器をつけている。自分の罪を人のせいにして生きてきたことを自覚する。
    緒方の妻(立蔵葉子)…娘の件でずっとふさぎこんでいたが、小野田と話を繰り返して生きる力を取り戻す。
    神原(星野恵亮)…患者。機器をつけてハイになるが、そのせいで事故り寝たきりに。
    神原の妻(菊地奈緒)…夫の復活を喜ぶも、竹内に指摘され機器を外すが、結局機器に頼ることに。
    上野(菊地未来)…患者。機器に頼りつつも、竹内の言葉を認め、職場のギスギスを改善しようとする。
    小野田(松下仁)…患者。緒方の娘を救えなかった。機器を外し、緒方妻と対話することで回復を見せる。
    竹内(ヒザイミズキ)…ライター。機器の効果(デメリット)に疑問を持つ。上野にじき機器は使えなくなると宣告する。

    落語のマクラのような、世間話風の導入。林剛央のタバコ確認ボタン話で客をちょっとイラっとさせてから始まる。

    日常的なイライラもそうだけど、大きな心的外傷(トラウマ)を負った際の立ち直り効果が抜群の機器で、ぜひ欲しいなと思う。反面、危機を認識する能力が低下するというマイナスもあり、記憶の書き換えという恐ろしいものもある。
    院長みたいな向井(林)と竹内の対立のように、どっちが正しいのかっていいトコついてくる難題を、変にややこしくすることなく描いたとこが良かった。95分で短さも○。

    近未来医療SFな題材で、「ストレス」にさらされ続ける現代人の心にヒットした。機器を生きるドーピングと表現したが、それが機器でなくて人であればベターなのかなと思った。
  • 満足度★★★★

    SF
    役者さん方みんなお芝居が上手くて、最後まで楽しめました。

  • 満足度★★★★

    劇団初見!
    いろんな事に真摯に向き合っていったら、心が破綻してしまうんじゃないかと観ていて思った。いかに責任転嫁して自分を守るか、物事を斜に構えて嘘をつき狡賢く人の後ろからニヤつく自分をあらためて感じる。性格悪!(笑)

  • 満足度★★★★★

    本当にありそうな話!
    精神をコントロールすることの是非論の他、一つの真実のもう一つ奥の真相が明らかになる展開には息を呑みました。素晴らしかったです!!

    ネタバレBOX

    マイナス思考に陥った人に過去の僅かな喜び体験の感情を増幅させることによって、差し引き前向きな性格に変える機器、メンタルペースを埋め込んだ人たちの話。

    トンネルの崩落事故で同乗していた娘を失った緒方はクリニックの先生、その女の子と目が合いながら正にコンクリートが崩れそうな状況下で恐怖に負けて助け切れなかった救急隊員はクリニックの患者、この二人の関係と事故の状況が明らかになる過程は見応えがありました。

    危険極まりない状況下では已むを得なかったと誰もが評するにも拘わらず、責任感の強い救急隊員は職務を全うできなかったことに悩み、一方救急隊員を憎むことで精神的に安定しようとする緒方夫婦という構図だとばかり思っていましたが、実は事故後真っ先に逃げたのが緒方で、身動きの取れなかった妻は救急隊員に助けられ、その後娘はコンクリートの崩落で亡くなったというのが客観的事実でした。事実から逃げるため、あるいは普通の社会生活を送って収入を得るためにメンタルペースを埋め込んでいた緒方でした。メンタルペースを外した後の緒方の落ち込みようは凄まじく、この重層構造には恐れ入りました。

    ブスとかグズとか言われてもイラッとしないメンタルペースの効果にも驚きますが、心の病気に落ち込む人間が悪いのではなく、職場環境が悪いのだは至極当然で名言でした。

    メンタルペースは医療用の麻薬のようなもの、医師の管理の下で末期癌の患者に対してとか限定的に使用するのは有りかなと思いました。
  • 満足度★★★★

    「もうひとつの現代」を描いたSF的寓話
    人のストレスなどを制御する技術ができた「もうひとつの現代」のSF的寓話。
    根本的治療ではなく対症療法にすぎないその技術は必要悪?などと考えつつ観るが、各人物それぞれに理解できる部分がアリ、「正解」は見出だせない。
    そうして迎えるラストは最大公約数的なもので、その落としどころが実に巧み。

    ネタバレBOX

    「メンタルペース」が隠喩だと考えて観るのもまた楽しからずや。
    現代の様々なものに当て嵌めることができるのでは?
  • 満足度★★★

    心のコントロール
    予告の文面からすると紆余曲折があり劇的な展開が予想されましたが比較的静かな流れの中で進んでゆく物語。
     人の心のコントロールが今回のテーマですが、ストーリーのバランスはよく登場人物の設定もしっかりしていて台本としては良くできており、配役もうまく合っていた印象を受けました。
     ただ演出面では場面転換にもっとメリハリをつけるとか音楽を使用するとかあってもよかったのではないかと思います。

  • 満足度

    実験公演?
    医療ドキュメンタリー・ドラマ。脚本は、筋が通らないというテーマのため、
    どんな立場の人が見ても疑問を残すように出来ている。
    初日観劇、役者の稽古不足が気になる。ブラッシュアップに期待しています。
    作演出・役者共にこの作品への責任が見られないように思う。
    宮崎雄真、松下仁の一本通った上手さが目立つ。

  • 満足度★★★

    まとまりすぎ?
    物語は、狂気に陥るという感じのハラハラするようなものではなく、心の病についてのドキュメンタリーのような落ち着いた感じだった。

    特徴を挙げていく。
    音響なしの舞台だったが、そのことでマイナスに感じることはなかった。
    開幕のサインがないが、それはそれで良い演出だった。
    役者が安定しており、観ていて気持ちよかった。
    自分の好みの問題だが、物語がまとまりすぎていたように感じた。物語として違和感を感じるところはほとんどなかったが、もうちょっと発想の止揚があれば、と思った。

    とはいえ十分、楽しめました。居心地の良い空間でした。

  • 満足度★★★★★

    SF定番ネタ
    医療の進化により心の病がなくなろうとしている近未来。人類は治療で記憶や気持ちに手を加えてよいのか、SFではありがちなテーマだけど、劇としてどこに着地させるのかぐっと引き込まれる。

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