タヌキさんがやって来た。 公演情報 タヌキさんがやって来た。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★

    小作品ながら
    自身とそして死と向き合うことで噴出する不安や恐れや繋がりがよく描かれていた。

  • 無題679(13-104)
    19:30の回(曇、あまり寒くない)。30分前開場だと思って行ったら20分前でした。19:00受付、19:11開場。白い(木製)台が4つ、ひとつは2つ分の高さ(テーブルと椅子)、床にビニールカーペット、奥にカーテン、みんな白。19:33前説(山田さん、55分)〜20:27終演。姉妹、'たぬき'とよばれるホームレス、看護士。早いタイミングで見えてないんだな…と気がつきますが、その後、そのことが巧く活かされていないように感じてしまいました。

    ネタバレBOX

    たぬきは「伝える」役でこの役は人から人へ引き継がれる(?)、それとたぬきと命名された理由は関係なさそうだけど…。病名は不明、熱を測る程度だと(設定として)弱く感じ、ふたりの会話の中に何か潜められているようにも感じられないのでした。これだと見えていてもお話は作れるし、ホームレスでなくてもいいし、ここがそういう所だとすると同じように「伝える役」が他の病室にいても不思議ではないが、どうやって識別するのだろう、などなど考えてしまいました。

    たぬきであり、ホームレスでなければ語れない「何か」が欲しかったと思いました。
  • 満足度★★★★

    お互い
    こういう仕組みがあるといいですね。

    ネタバレBOX

    タヌキさんのタヌキとは、ホームレスの親方が名前なんてどうでもいいんだと言って勝手に付けた名前とのことでした。そりゃ名前なんて誰かと誰かを区別するためのもので、特にホームレスの世界では本名を使うことは避けるでしょうから確かに何でもいいのですが、初対面の人にタヌキなんて名前を付けるでしょうか、ちょっと失礼なような気がします。

    じゃあ、キムタクが来たでもいいじゃないかと思ったりもしました。

    ま、英題には『A raccoon dog has come.』とMrも付かず、タヌキがやって来たになっていることなども考え併せると、題名を考えるときに何かミスリードを目論んでいた、少なくとも死神のイメージから少しでも距離を置こうとしていた作者の意図が窺えますが、初めて公園に来たときに土埃で薄ら汚れていて、親方には私がまるでタヌキのように見えたそうですよと言えばそれまでのことで、変に違和感を覚えさせることも無かったのではないかと思いました。

    死んだ者がこれから死ぬ者に対して、生の意義や死の意義を自分の経験を活かしながら説明して安心させる…、こんな仕組みがあるとすれば、死ぬ者も心穏やかに死ねますし、死んだ者にももう一つ遣り甲斐ができていいですね。

    ラストの看護師さんがバラの花を片付けるシーンは患者さんの死を象徴していますが、実際にはお姉さんかお父さんが片付けていたはずでしょと言いたくなりました。

    全体として少し不自然さが目に付き、話を作った感がありました。
  • 満足度★★★★

    切ないな・・・
    あらすじからなんとなく想像していたけれど、これは切ない臨死ファンタジー。自らを受け入れる喜怒哀楽の過程が見事でした。

  • 満足度★★★

    淡淡としていて良かった
    淡淡とした会話劇がとても良かった。
    主人公:高橋久美子役の北見直子さんの演技がとても良かった。

    ネタバレBOX

    主人公:高橋久美子役の北見直子さんの演技がとても自然でいいな~と思って見ていた。
    それに対して、最初、タヌキさんの演技も衣装もちょっと過剰かなと思ったり、
    主人公とタヌキさんとの距離感が唐突に近づき過ぎる場面が何度かあり、
    疑問に思ったところも多かった。
    それでも、観進めていく内に、タヌキさんは異界からの使者なのだと認識されてくるので、ある種の幻想譚ならば、それはそれでいいのかなと納得した。

    淡淡としたこういう対話劇はとても好きなので、面白かった。

    ただ、観終わった後、心に残るものがあまり無かったので、満足度は★3つにしましたが、とても良い中篇(短篇?)だったと思います。

    上演時間の問題なのかどうかはわかりませんが、
    願わくは、もう少し長い作品として観てみたかったです。
  • 満足度★★★★

    チチキトク
    雨の中やっと会場を見つけ観劇出来ました。 ストーリーが二転三転し,後半になるにしたがって話に引き込まれました。 ラストも良かったです。

  • 満足度★★

    コンパクトな会話劇
    1時間弱のシンプルでストレートな会話劇で、生きることについてのメッセージが込められた作品でした。

    入院している若い女性のところにタヌキと名乗る小汚い格好の男がやって来たことから、女性が内に秘めていた心情を表に出して浄化する物語で、姉やタヌキさんとの会話の中に入院中の女性の不安が細やかに描かれていました。

    普通ならタヌキさんの正体をはっきりさせ、彼が伝えようとしていたメッセージを感動的なシーンとして見せるところですが、そうはせずに敢えて省略して観客が想像するのに任せていたのが良かったです。
    しかし、そのことによってドラマとしては少々平坦に感じられ、物足りなさを感じました。またエピローグ的なシーンが勿体ぶっているように感じられました。

    話の展開が唐突に感じられる数ヶ所あり、もう少し上演時間を拡大して感情の変化が滑らかに描かれると良いと思いました。

  • 満足度★★★★★

    良い内容・良い仕上がり
    朝1番の 11時開演の方へ行ってきました。

    雨の中 結構お客さんも来てました

    ネタばらしはしませんが

    全体的にまとまった良い作品でしたね

    題名と内容がどうかみあうのかが 解りませんが

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