あの山の稜線が崩れてゆく 公演情報 あの山の稜線が崩れてゆく」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★★

    観た
    相変わらず不思議な世界観だがクセになる面白さ。
    ユニークな話の展開と細かなこだわりがさすが。
    役者も魅力的で引き込まれる。

  • 20121208
    (^・ェ・^)おもしろかった!

  • 満足度★★★

    見ました。
    満席で客層の幅広さに驚く。観客の平均年齢やや高し。
    ある家庭の一室で繰り広げられる、突然振って湧いたような思いがけない出来事。隣人夫婦も介入して、常人には想像出来ない話の展開で終る。
    毎度の事ながら、時折色っぽいシーンもあるが今回は控えめかw?
    舞台精神がブラックユーモア溢れているかの様で、分るようで分らないセリフ運びに、思わずニヤつきそうになる。約100分。

    次回作はシアターイーストだそうで、今後も楽しみ。

    ネタバレBOX

    何とも言い様がない不安定な気分なんだが、タイトルが示す「山」=家庭が崩壊する様相だったのかな、と思った。
    隣人夫婦の厚顔さと、高崎馬先生の行動の柔軟さにあっけにとられたけど、笑えた。
  • 満足度★★★

  • 満足度★★★★★

    多少ネタばれだが
    ネタばれが不可能な処が城山羊の会の面白さ。

    ネタバレBOX

    城山羊の会【あの山の稜線が崩れてゆく】を観劇。

    タイトルとチラシのデザインからは、全く内容を想像出来ないのは毎度の事。

    今作は家族の話。

    父、母、娘のある平和な家庭に、ある日突然、娘の本当の父親が刑務所から出所してきて、娘と妻を連れ去ってしまう話。そして残された父親は・・・・?

    話の筋を文章にしてしまうと妙に現実感溢れる芝居と感じてしまいそうなのだが、そのような訳ではないのが、この劇団の面白いところである。現代口語演劇の発展した形と言えば良いのか?平田オリザとはやや異なる演劇であるのは間違いない。
    今作の家族内でのいざこざ、父親の苦悩を、社会的道徳で生きていく人達の、本音と建前を混ぜ合わせていく会話劇のサジ加減が絶妙で、そこに笑いを取っていく手法が、違う形の現代口語演劇の応用とも思える。ただ決して笑いを取ろうと作っているのではなく、真面目に生きている人達の姿に感動して、つい笑ってしまうのである。

    兎に角、この劇団の面白さは、一度観るしかないと思われる。どうも文章で面白さを伝えるのが困難のようである。その理由は現代口語演劇だからともいえるのだが・・・・。
    今作で4本目の観劇だが、全て大当たりの劇団。
    かなりお勧め。

    平田オリザ・・・青年団を主催している作・演出家で、現代口語演劇を提唱している。
  • 満足度★★★★★

    なんじゃこりゃ
    面白いぢゃないか。

    ネタバレBOX

    あと、やはり筋トレ的なものはヒツヨウだな。

    ムキムキ(無期無期)である必要は無いかもだけど、
    目の前のどう見てもアホそうな男より
    自分の方がプヨプヨしてたらイヤだな。

    ランボーのように(同性愛者という意味ではなく
    アフリカ行っても、
    一瞬でひからびそうな人(腹)は・・
    やっぱ良くないと思うよ。

    この場合、最初はどう考えても悪役めいた実の父親(前科あり)が、
    どんどんマトモに見えてくるあたり(笑
    スピード感があって面白い。
  • 満足度★★★★

    招かれざる客
    充分面白いんだけど、ちょっとマンネリ。
    古屋は古屋だ。
    胸元見ちゃうよね〜。

    ネタバレBOX

    想定内の不条理さ。安部公房「友達」のパスティーシュか?
    もっと置き去りにしてくれていいのに。
    ここんところ毎回、石橋けいの胸元しか記憶に残らない(笑)
  • 満足度★★★★

    奥さん
    面白い。

    ネタバレBOX

    しおり(岸井ゆきの)とその家庭教師・高崎馬(本村壮平)とママ(石橋けい)が談笑してる中にパパ(古屋隆太)が帰ってきて、北京飯店で飯を食べることになる。そこに隣人の吉岡夫妻が訪ねてきて、しおりを本当の父が引き取ると告げる…。

    しおり…高崎馬を手のヒラの上で転がす、若干小悪魔。
    高崎馬…大学の登山部所属。しおりを想定したエアー抱擁をしおりに見られる。ウブ。
    ママ…精神病に罹ってそうな美人。低血圧っぽい。パパを内心見限っている。
    パパ…しおりの本当の父でない、というつくり話が本当だったってことで動転。なかなかいい体してるけど、ママからウワベだけと見透かされる。
    吉岡妻(永井若葉)…いい感じにウザイ。
    吉岡夫(岡部たかし)…やはりいい感じにウザイ。
    添島テルオ(猪野学)…しおりの本当の父。刑務所に入ってた頃に「ミルフィーユ記念日」を創設する。やはりいい体してる。

    会話から発する絶妙な空気がいい。思わずニヤニヤしてしまう。吉岡夫妻来訪までの4人のとこなんか特に。
    問題ありげな家庭に、吉岡夫妻という厄介者が入ってきて、不穏な空気が作られる。そしてそんな空気を、終盤のパパ混乱で一気に吹き飛ばす。古屋の演技も逐一良かった。

    しおりの身代わりを仰せつかった高崎馬の女装と舞台空気のギャップとか、しおりを取られまいと奮闘するパパを尻目に、添島のいい体が決め手になって離れるママとしおりとか、いいさじ加減で期待を裏切ってくれるとこに惹かれる。

    二人が出ていき、残ったパパにビールを持ってくる高崎馬はしおりになりきる。捨てられた男二人の哀しさが印象的。そして、その反対側にいる女性二人(ママとしおり)の存在もまた、印象に残る舞台だった。「家族」の話だけど、「男」と「女」で区切られた作品だった。

    カーテンコール後、客席に笑顔を振りまく岸井が素敵。

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