音楽劇「ファンファーレ」 公演情報 音楽劇「ファンファーレ」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★

    なんか、もの足りない
    柴幸男さん、三浦康嗣さん、白神ももこさんの3人のコラボによる音楽劇ということで期待した。

    しかし、内容は、想像の範囲を超えることはなかった。

    ネタバレBOX

    柴幸男さん、三浦康嗣さん、白神ももこさんの3人のコラボによる音楽劇ということで期待した。

    しかし、内容は、想像の範囲を超えることはなかった。
    「普通」の印象。

    なぜこうなったのだろうか?

    演劇、音楽、ダンスという3つのパートに舞台そのものも分かれていたようで、それぞれは素晴らしいと思うのだが、その融合が感じられなかった。

    主人公のファーレも3人の女優が演じるのだけど、「ダンス系」「お芝居系」「歌系」の3つのパートに分かれていたようで、なんだかもの足りない。
    それぞれの得意の分野を受け持つのはいいんだけれど、それだったら、最初から3人が出て同一人物を演じていたほうがしっくりしたように思えるのだ。

    ストーリーもなんか普通な印象。
    歌がうまいファーレがまた歌う自分を取り戻していくのだけど、単に歌がうまい人は途中歌を諦めていたとしても、やっぱりうまかった、というだけで、成長のようものはないし、きっかけとか、気づきとかあるわけではない。

    もちろん、成長物語を期待していたわけではなく、ファーレが(また)歌い出す一瞬だけをこの舞台にしたら面白かったのではないか、なんて素人ながらに思ってしまった。

    確かに普通に観れば、普通に面白いとは思うのだが、柴幸男さんならば、もっと予想を超える面白さになったのではないか、という想いが残る。

    曲はいいし、生演奏も楽しい。歌もうまいし、セットの雰囲気もいい。
    だけど、もの凄くもの足りない感じだった。

    この作品は、それぞれの上演地域でのmixが今回のポイントの1つということだが、それを一般の観客が簡単には体験できないので(その上演場所に行かなくては体験できないので)、その良さがわからないのがさらに残念。
  • 満足度★★★★

    とってもよかったです
    プレビュー公演をみにいきました。
    あやふやで危なげな絵本のような世界観。大丈夫か?この世界についていけるのか?一歩身をひいてしまったらおいてけぼりになるんじゃないか?と不安いっぱいに観始めましたが、音楽とキャストがひょいひょいっと素敵なところに連れて行ってくれるかんじです。
    ただ、心地よくなるまでには時間がかかる。でもすごく素敵だからいいか!
    となりでみていた男子二人。たぶん最初は乗り気ではなく、カワイイ女の子を探していましたが、終わる頃にはワイワイ物語りの話しをしていたので、お前等もかかったな!と思いました。

  • 満足度★★★★


    ソワレ鑑賞。
    さすが。

  • 観てきた。
    “音楽”劇でした。別都市のリミックスVer.も観てみたくなりました。

  • 満足度★★★★★

    音楽劇
    まるで音をベースにした世界に足を踏み入れたようなオープニング。

    様々な旋律が劇場の空気に溶け込んでいて観客を包んでいる感覚。

    最後のほうで少し間延びした印象を受けたが楽しくて満足できた。

    地方公演では主軸キャスト12人を超える現地オーデションのキャストが加わると聞いたがいったいどうなるのか興味がわくところだ。

  • 満足度★★★★★

    楽しい!
    ストレス吹き飛ぶ。
    1幕のファーレかなり良い。

  • 満足度★★★★

    素直に良いと思える渾身の作品
    「ファ」と「レ」しか歌えない少女、「ファーレ」の成長を描く物語―

    『わが星』『あゆみ』の柴幸男氏の、待望の新作は誰もが
    肩の力を抜いて楽しめるストレートな音楽劇。音楽に、
    柴作品では欠かせない「□□□」の三浦氏、振付に
    「モモンガ・コンプレックス」の白神氏を迎え、三者で、
    この二時間の心地良い物語を描き出します。

    柴作品特有の、音楽と動きのある見せ方、優しげな世界観は
    そのままに、より多くの人が楽しめる作品が生まれました。

    ネタバレBOX

    衣装が凄くポップで可愛らしく、ファッショナブルで、でもどこかで
    見たような…と思って確認してみたら、faifaiの人がデザインしていました。
    この舞台に完璧に映えてて、とにかくセンスがいいなぁ、と思いました。

    柴氏の過去の作品に見られた、物語のカットアップやリバースの
    手法は本作では息をひそめ、氏の作品を初めて見る人でもかなり
    楽しめると思う。

    逆に、氏の言葉遊びやヒップホップ、連想ゲーム的な台詞回しが
    好きな人は少し普通に感じるかも知れません。今回、結構みんなが
    普通に台詞を口にしていたのに驚いたくらいです。

    柴氏がいうには、「ファーレ」という女性の過去から今に至るまでの、
    文字通り成長の軌跡を描きたかったそうです。成長の中で、「ファ」と
    「レ」が歌えるようになるんじゃなくて、他の音を他の人が補完
    していく事で何かが生まれる。

    そうじゃないか、と思って、この『ファンファーレ』を造ったそうです。

    上記の「協働」に関する事は、劇場で配布している「ままごとの新聞」にも
    書いてあるんですけど、柴氏がとても良いことをいっています。曰く、
    自分ですべてをコントロールしたい欲求から、誰かと一緒に作品を
    作り上げていくことへと関心が移ってきたようで。

    今後の作品も、そのことを念頭において作られていくようで、
    早くも柴氏の次の展開が楽しみだったりします。

    話自体はシンプルなんですけど、絶対に堪能して欲しいのが、
    この舞台のテーマ曲になっている「うたえば」ですね。「音楽劇」と
    銘打たれているだけあって、歌が話の流れで大きな比重を占めます。

    この『ファンファーレ』は3幕から成っていますが、そのラスト3幕目の、
    本当に良い場面で「うたえば」が鳴り響くので、心を打ちます。会場では
    泣いてる人もいましたが、すごくよく分かります。
    私も結構涙腺まずかったです…。

    「うたえば」(※実際には、もう少しいじられていますが)
    http://soundcloud.com/musical_fanfare/0903-1

    最後に。やっぱり坂本美雨氏(実際の舞台にも出演!!)の声は素敵だな!
  • 満足度★★★★

    音楽劇!!
    シアタートラムに緞帳があるぞ!(笑)音楽劇を楽しみました。生の演奏、生の唄声、そしてダンス。それぞれの演出がうまく一つになっていて、あっという間の楽しい時間でした。終演後、思わず口ずさむ「ファ、レ」「う・た・お…♪」なるほどな柴幸男作品ですね。他の公演も観てみたいです。

  • 満足度★★★

    楽しさ溢れる音楽劇
    傑作『わが星』のスタッフが再び集結して作った音楽劇で、3人の共同演出だった為か、良くも悪くもエッジが取れてリラックスした雰囲気が感じられました。

    両親が分からないまま育った主人公が真実を知るという、文章で書くと数ページで終わってしまうような内容の可愛らしいファンタジーで、田舎町の劇場を思わせる温もりが漂うセットの中で、ダンスと音楽によって物語が豊かに彩られていました。
    当初は『魔笛』という仮タイトルでしたが、物語としてはモーツァルトのオペラとは全く別物で、共通しているのはメルヘンチックな雰囲気と変ホ長調を主調にしている程度でした。

    柴さんならではの、日常的スケールが人生や宇宙といった壮大なスケールに重なる緻密な構成を期待していたのですが、今回はストレートな物語の力に重点を置いていて、凝った構成は控えめだったので、少々残念に思いました。
    物語のフレームの外へ出入りする登場人物がいたのですが、その設定が有効に使われていないように感じました。
    個人的に苦手な、ワイワイと子供っぽく振る舞い、笑いの取り方もベタな学芸会のようなテイストでしたが、エンターテインメント性に富んだ、バランスの良い作品だったと思います。

    ドレミファソ…の音名を歌詞に落とし込み、その音名の通りの音高で歌うことによって旋律が形作られたり、ベースとなる歌詞の間にアクロスティック的に言葉を埋めていって徐々に歌詞が発展したりと、言葉と音の関連付けた手法が独特の効果を生んでいました。
    金管楽器や弦楽器の柔かい響きが印象的な生演奏も素敵でした。

  • 満足度★★★★

    楽しめた
    キャスティングが見事。心躍る素敵なエンターテイメント作品でした。

  • 満足度★★★★

    「良い」音楽劇
    随所に作り手の創意も感じるし、キャストたちはしっかりと歌えてもいるし、踊れてもいる。

    音楽劇というかオフの「良い」ミュージカルを観ている感じ。
    それなりにわくわくもしたし、満たされた。

    でも、そのうえで更なる満ち方が欲しくなりました。

    ネタバレBOX

    自由席、整理番号もなく、列を作って並んで開場を待ちます。
    この舞台には、なにかそれがとても似合っているような気がする。

    場内に入るとネオンのファンファーレの文字が目を引く。
    深紅の幕と板張りの床。

    登場人物たちが劇場のあちらこちらからあふれ出してくるような
    冒頭のシーンから楽しいし、
    観ていてあっという間に舞台のペースに乗せられる。
    パーツの積み重ねのように作られていく音楽。
    すっとバラけキレとともに観る側の目を奪い
    不思議に場を形成してくダンス、
    そこには、たくさんの、
    観る側を素敵に裏切りつつ物語の骨組みにつなぎとめていく
    たっぷりの創意があって。

    演者たちにも、一歩観る側の期待の先を行く
    パフォーマンスの力があって。
    音楽劇としての基礎である歌に、常ならぬクオリティがあるし、
    ダンスにしても、振付の洒脱な発想の具現からさらに踏み出した
    身体表現のクリアでふくよかな広がりを感じる。
    また、楽器の使い方にも、観る側を微笑ませるようなウイットがあって。

    観ていて、とても楽しいし、
    そのなかに浮かび上がる、
    絵本のような世界に込められた
    人が生きることの質感にも柔らかく染められて。
    ぞくっとくるような精度を手作り感に織り込んで、
    観る側を包み込むような時間を織り上げていく。
    ほんの少しだけダルに、
    作り物の質感をそのままにやってくる生きる事の実感は
    どこか行き場がなくて切なくて、
    その猥雑な世界に対する諦観と達観の狭間に、
    観る側を素一と置いていくような・・・。

    あとに、単なる楽しさだけではないたゆたう何かが観る側に残る、
    余韻を持った音楽劇だとは思うのです。

    ただ、なんだろ、観終わって
    満たされた中に、
    どこか淡白な感じというか、物足りなさが残ったのも事実。
    この舞台はとても良いものにはなっているのだろうけれど、
    凄い舞台にはなりそこなっているようにも思えて。

    ダンスも音楽も物語も、それぞれに旨く調和してみる側を
    誘い込んでいくのですが、
    でもその調和の内側ですべてが描かれているような感じもあって。
    物語の骨組の内側は色とりどりに
    色とウィットに満ちた描かれているのですが、
    舞台のさまざまな要素がくみ上がった時、
    物語にしても、歌にしても、ダンスにしても、
    いろんな遊び心にしても、
    それぞれの小奇麗さのなかで足踏みをしているようにも思えて。
    もっと踏み出し観る側を圧倒していく力が
    作品をバランスの内に置くリードに繫がれているように感じたりも。

    観る側を包み込むような調和は間違いなくあって、
    それは「良い」舞台のひとつの完成形ではあるのだろうけれど、
    でも、その完成形は、
    この作り手や演じ手に対して、
    その創意や能力の片鱗を観た観客が
    さらに期待するような 観る側を凌駕し震えさせるようなような刹那を持った、
    「凄い」舞台への出発点に過ぎないようにも思えるのです。
  • 満足度★★★★

    楽しかった
    不思議な世界観のファンタジー。
    主人公ファーレの成長を描く分かりやすいストーリーで、歌や踊りやパフォーマンスのバランスが良くて、誰もが楽しめるエンターテイメント作品。
    ミュージカルっぽくなくて、まさに音楽劇なところが良い。

  • 満足度★★★★

    ファとレと、ソとラと。
    たわいないおとぎ話のようで、実は神話のような重厚感もあり。音楽は優しいし楽しいんだけど、悲しみが常にひたひたとさざめくようで、好きでした。前売り5000円で自由席って新鮮。劇場へは早めに行く方がいいと思います。

  • 満足度★★★★

    funfare
    音感はよくないほうだけど楽しかった。
    劇中歌「雨が唄えば」が好き。

    ネタバレBOX

    ファとレの音しか歌えないファーレの人生を、歌とパフォーマンスで華やかに彩る。

    一幕
    ファーレ(名児耶ゆり)はレッサーパンダ先生(重岡佐都子)のような歌い手になりたいと願い、歌のレッスンに励む。先生から自分の出自をきいたファーレは両親を探すため旅立つ。
    二幕
    劇場裏に住み、仲間のbable(bable)とあしのうらみょうが(北川結)と音泥棒をしては人生(今井尋也)に追われる、満たされない毎日を送る、若干不良なファーレ。劇場で行われるオーディションに仲間や人生の協力をえて参加する。
    ~休憩15分~
    三幕
    オーディションで才能を見せつけたファーレだったが、ファとレしか音が出せないため、オーディション2位地引網(清水久美子)のマネージャーになる。カレーライスのラジオ番組?「カレーレディオ」出演のチャンスを得た地引網だったが、ファーレの才能を認めその役を譲る。ファーレの歌を聴いたカレーライスは、兄(本当のカレーライス)が歌っていた歌と同じことからファーレと兄の関係を見抜き、ファーレに父と母が死んだこと(と自分がハヤシライスということ)を告げる。目標を見失ったファーレだったが、「ン」しか言えないけどやさしく微笑む友人のポリ夫(大柿友哉)との「会話」から、歌い前向きに生きていくことを決意する。そしてアロンアルハ(西尾大介)と結婚する。

    話はシンプルではあるが、音楽と動きの演出で楽しい舞台になっている。そのバランス感覚が上手い。出演者も色んな畑の人(舞台人ではあるけど)がいて、その配置がいい。とはいえ、歌を本業でやっている人と違う人ではその差がでるけど、さほど気にならないかな。それも味と思えるように仕上げたのかもしれない。

    一幕ファーレは、子どものかわいさと両親不在のストレス感を上手く表現できてたと思う。二幕ファーレが一番好み。笑顔がいい。音を盗むって発想と演出が面白い。三幕ファーレは華やかなラストを彩る魅力がもっとほしい。ただ、ダイアモンドが降ってくるって歌(雨が唄えば)は聞き入ってしまった。
    bableは動きもいいし、なにげに声もいい。今井尋也もいい声だったし、バランスとってた。清水久美子は綺麗な足のラインしてた。

    ビタっとハマったという感はあまりないが、多分、今後の調整で色々変えるんだろうなと。3,000円で満足の舞台だった。

このページのQRコードです。

拡大