東京コンバット2013 公演情報 東京コンバット2013」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-18件 / 18件中
  • 東京コンバット
    稽古中の裏話や今日の本番の裏話など。
    貴重な話が聞けました( ^ω^ )
    一番驚いたのは、この作品、台本がないこと!
    演出家の方の言った言葉がセリフになるという、驚きの稽古方法で、びっくりしました。
    いろいろな、やり方があるんだなーと実感。

  • もし、大阪が負けたら。
    男A「いやぁ~、本当に東京と大阪が戦争したら、あんな風に殺し合うんでしょうかね?」
    男B「舞台は長野だったが、逆に長野県民は どちらに付くのだろう…」
    男A「それは気になりますね。たぶん、中立じゃないんですか?」
    男B「いや、松本市民でも、ある町を境に、いや 違う、ある番地を境に大阪派と東京派に分かれるかもしれない。いや、もしかしたら同じ家の廊下を堺に…」
    男A「それって、単に家族の仲悪いだけでしょう!」
    男B「『たくみ!、あなたは正統派のお母さんに付くでしょう!』なんて言ってさ。

    男A「だいぶ、戦争のせいで家庭内が大変なことになってますけど…。
    父親は、どう言ってるの?」
    男B「『俺は、どうしても卵焼きは醤油派なんだ』」
    男A「あっ、単なる料理の好みの話!?東京派とか大阪派とか関係ないじゃん!」
    男B「でもさ、もし大阪が負けたら、たこ焼き食べられないんだろ…」
    男A「まっ、それはそうですね」
    男B「たこ焼きの闇市なんか出来ちゃってさ。一個5万円とか。でっ、たまに大阪市内の闇市に辛子入りのが入ってて、大阪人を懲らしめるつもりが、出川哲朗がいつのまにか食って、『辛れえーよ』って大泣き」
    男A「まあ…、出川哲朗はともかく、大阪が負けると、お笑い番組は減るし、お笑い芸人も仕事なくなりますね」
    男B「逆に需要供給のバランスを考えると、日本から笑いが消えるかもな」
    男A「それ、どういうこと?」
    男B「まず、コンビニの店員が終始、睨み付けててさ」
    男A「買い物できないわ!」
    男B「オヤジギャグ言った、そのオヤジは まっさきに会社クビ」
    男A「それは、やり過ぎ過ぎでしょう!それくらいは、笑いのある世の中でも…」
    男B「いやぁ~、でもな、東京が負けたら、おばさんは みんな豹柄義務付けられるよ」
    男「結局、どっちも嫌だわ!」




  • 満足度★★★★

    緊張しました。
    沈黙が覆う
    緊張感

    面白かったですって表現しちゃ微妙な感じですが
    面白かったです。

    ネタバレBOX


    内容的に悲しさを含んでいて


    千葉の軍曹さん
    ちょっとしつこく感じてしまった ^^;
    でも、笑っちゃいました。

    長時間だったのに長さを感じませんでした。
  • 満足度★★★★★


    ここまで間をあけて、しかも緊張感を維持できる凄さを体感しました。
    とても面白かった!!

  • 満足度★★★★

    最前列ベンチシート
    役者さんたちのさすがの演技力により,緊迫した舞台を味合うことが出来ました。うまいし,確かに面白い。ただ,2時間超の舞台で,最前列のベンチシート,少し見上げる姿勢を保つことはしんどく,肩と背中がかなり疲れました。

  • 満足度★★★★

    役者の、
    心理的描写を楽しめました。

    ネタバレBOX

    アトリエという設定の舞台装置を生かしきれていない、エンディングがスッキリしない等が気になりました。
  • 満足度★★★★

    やっぱり凄い…東京コンバット
    小さな物音すら聞こえてしまうほどの緊張感が、客席に冷たく伝わるカンジ、
    笑いの部分でも、つい笑いが尾をひいてしまうような上質なセリフ回し。
    かつて焦がれるほど大好きだった芝居が、また目の前にあらわれた。
    2時間超とは感じられなかったほど、おもしろかったです。

    ネタバレBOX

    山口さんの間のとり方、蒲田さんの絶妙なセリフの溜め方、やっぱり凄いなぁ、と思いました。
    スパイの関西組が誰か?ということを、もう戸谷さん・山口さんが関西ご出身ということを知ってたので、もしそれを知らなかったら自分はどんなふうにこの芝居を勘ぐったんだろう?と思いました。最後のヘリコプターの音が「東京のほうがかっこいい」というのが、何とも言えず印象的でした。
  • 満足度★★★

    ちょっと間が・・・
    楽しめた。が、ちょっと長かった。

    ネタバレBOX

    当日パンフの中で宮本氏は「舞台を面白くするのは台詞ではなく〈間〉だと、信じている。」と話す。私も、芝居に限らず笑いは間だ、と長らく信じている。それに照らすと、今作に登場する軍曹(山崎清介)は「間がない」という意味で緊張感あふれる舞台を対極まで弛緩させ笑いをもたらしてくれる。このナンセンスさは宮本作品の醍醐味だ。また前半でアクセントをつけているのは川上(宮崎敏行)の存在だ。こちらはなんともいえない「間の悪さ」だ。爆笑ではなくクスクス笑いといったところ。笑いの面でもう一人付け加えるならグランドカウボーイ(山口雅義)だ。彼のどこか惚けて投げやりな台詞回しは「相変わらずだなー」と嬉しくなった。さて、本編であるが東京と大阪の戦争が勃発するまでの経緯が描かれずいきなり戦場である。大阪軍が近くまで来ていないかと銃を構え息を潜める兵士たち。この後何回か繰り返されるこの無言のシーンは、緊迫感を出すための演出なのかもしれないが、どうも長く感じられて仕方なかった。映像であれば何とでもなるのだろうが(カット割りなどで)、舞台では(当然のことながら)全体が見渡せてしまうため、臨場感が出にくいのだ。それでも音響や終始薄暗い照明、ガンなどの小道具、本格的な衣装など随所に工夫が凝らされ、よりリアルな印象を与えている。そこがこの舞台を氏の作品でも人気作品にしている要因のひとつではないかと思う。あと気になったのはラストシーン。目を負傷したツバメが飛来するヘリの音に「東京のヘリの音はかっこいいだよな」(だったか?)というのだが、これは少し唐突な感じがした。それまで東京vs大阪の構図は、両者ともに相手の言葉を理解できないというシーンのみで、それぞれの土地への思い入れが語られるようなシーンがなかったのにラストでこの台詞というのは納得できない。(いつも観劇中に、作者はこの舞台の結末をどこに持っていくのかと考えてしまう。今回も途中で、この作品はラストが難しいだろうなと思ってはいたのだが。)まあ目が見えないところがミソだけど。全体としてシリアスとコメディのバランスがうまく保たれていて上質な娯楽作品に仕上がっている。が、私は宮本色が色濃いがコミカルなシーンが好みだ。ぜひ宮本氏の全編コメディの上演を期待したいものである。評価は3.5だが次回作に期待し、今回は3点に留める。
  • 満足度★★★★

    好みの舞台でありました
    結構展開の読めない話でありながら、
    笑わせつつリアルに戦争を描くというバランスも、
    迷彩服や銃器など凝っていて楽しめました。

    <2時間15分>だった

    ネタバレBOX

    大阪=浪花と東京の戦争という、
    お笑いテイスト(?)ながら人死にはポンポンでるし、
    戦時行動やら無線&銃器の扱い方は良かった。

    でもライアットガンでバス狙うのはいただけないなー、
    0番スラッグ使っても(距離的に)攻撃力は?だと思うのだが。

    あと人質とられてすぐ銃手放すのは、
    まぁお芝居の展開上仕方ないけどチト・・・だったかな。

    それにデータ持ち出したリスさんが簡単にタンクにやられたらしいのも?
    だったかな(2だな(^^)

    他は結構好みでありました
    東京弁と大阪弁で意思の疎通ができない通訳お笑いテイストやら、
    無線のやり取りに加えて、大阪弁のチェック機能つき無線とか。
    ECMやら、きちんとサイドアームを携行してるとことか。
    迷彩服にツバメちゃんのデリンジャーやジャングルハットや、
    タンクや係長と部下のヘルメットなど頑張ったなぁ小道具(^^)。

    さすがにタイトルに”コンバット”つけてるだけのことはある!

    スナイパーの偽装もGoodでした(らしかったー)

    タンクの偽装怪我見抜けなかったツバメのカバーとしてリスさんが、
    衛生兵いないからなぁとか、なんかしらフォローが欲しかったかな。

    さて物語は開演前に漂う煙の中暗転しヘリコプター音が大きく響き・・・。
    明るくなった部屋=絵画教室らしいアトリエオレンジが拠点となります。
    フィクサー”リス”の率いる静岡から派遣された3人小隊フライングタイガーが、
    2人の対戦車砲設置データ収集要因である民間人2名伴って部屋で
    データの収集後撤退という任務をこなすだけだった・・・はずが。
    単独行動していた戦車兵が搭乗戦車が地雷で行動不能になり合流し、
    敵”なにわ”のスナイパーを捕らえたが、実は大阪だった戦車兵=タンクの
    せいで拘束から逃げて民間人である部下さんが犠牲になり。
    次には敵襲で、そのスナイパーと係長が死亡し。
    ツバメが目を負傷してしまうが、2kmおきに来ていた他の4班のうちの2班。
    千葉からのトリプルイーグルの軍曹と、
    東京からのグランドカーボーイの各1名が合流する。
    のだが、軍曹が無線のボイスチェックで敵と判明し射殺される。
    リスはデータをもって本隊に合流しようとし、
    正体を現したタンクがマツを撃ち殺し、リスのデータも奪取したところで。
    グランドカーボーイも大阪と思ったが、東京モノとわかり撃ち合いになったが。
    制したのはタンクであった・・・。
    残ったツバメとタンクが要請していた救助のヘリ音が響き、
    要救助者の捜索のライトが迷走する中暗くなって終劇です。

    まぁ最後に銃声がしなかったからタンクは偽装してヘリに入ったんだろうなと
    でも本部で声紋チェックされたらタンクは大阪とバレルだろうから、
    ヘリは危ないなぁ・・・・・。

    民間人の川上くんのキャラもいいなぁと思っていたら、
    軍曹はその上をいく突き抜けたキャラクターで笑えましたー2人とも(^^)。

    敵の結束に使用の塩ビコードなのもリアルでよかったが、
    でも足まで縛らないのが不思議だったなぁ。

    でも全体的に満足であったです(^^)
  • 満足度★★★★

    大人のコンバットごっこ!
    子供の時はとても手に入らなかったリアルな銃や無線機の小道具が、大人になって手に入って、楽しいね。大人の戦争ごっこ。私も一緒に楽しんだ。敵は誰でもいいよね。大阪人でも宇宙人でも。戦争ごっこだから。緊張感と笑いがバランスよ区まとまった素晴らしい戦争ごっこ。銃を撃ったあとの煙?は直ぐに排気した方がいいね。ずっと舞台が煙ってた。(最前列ベンチシートのせい?)

  • 満足度★★★★

    敵は誰だ
    9年ぶり、4回めの再演らしい。
    2004年版の公演を見ていたが、前作は廃校の一室が舞台だったような気がする。キャスト名と物語の細部は一部変更しているけど、設定はほぼ同じ。
    沈黙と緊張の間がやや多く感じられ、もう少し短く変化あっても良かった気も。
    敵か味方か、不信感と疑惑と不安が増す緊迫した中での銃撃シーンは迫力あり、照明とモヤのかけ具合が上手い具合に緊張感を増幅させて見えた。
    千葉の軍曹さんがやかましいけど面白おじさん。でもそばにいて欲しくはないw。
    最後の場面まで誰がどうなるのか予想を覆す展開ばかり。約145分。

  • 満足度★★★★★

    悲しいけどこれ・・・
    戦争なのよね。

    ネタバレBOX

    緊張と弛緩の具合が半端なく秀逸で失禁しそうになった。
    弛緩モードの最中は笑いっぱなし漏らしっぱなしだった。

    そして音の使い方がうまい。
    風の音、虫の音、カラスの鳴き声。

    AVビデオを無音で見てもいまいち燃え上がれないのはやっぱり音が大事なわけで、そういったわけで音楽の使い方のうまさに完全にイカされた。

    素晴らしかった。

    あとは最後の盛り上がりが少々課題かと。
  • 満足度★★★★

    要通訳
     設定は大阪・東京間戦争である。劇中、東京の人間には大阪弁が、大阪の人間には東京の「標準語」が分からなくなっていることが、恐ろしい。
     戦争が始まるまでは、TVでも互いの文化圏の番組が流れていたわけだし、親族・倦族が、敵対する地域に住んでいる場合も多々あろう。就学、就職、転勤などでも様々なケースがあったはずであるのに、一旦、戦争ということになると、分かっても分かったと言った途端、スパイ扱いされ、銃殺されるということがあり得る。そのような恐ろしさまで意識して描いているとすれば大したものである。

    ネタバレBOX

     東京対大阪の戦争が始まっているが、原因などは一切触れられない。唯、互いの上層部は、戦略が漏れることを恐れてか、自軍の実行部隊に他部隊との関係などの詳細は、一切教えていない。戦局は大阪有利、既に名古屋は大阪側に落ちている模様。東京軍は、大阪軍迎撃・撃滅を目指して、敵の戦車を一網打尽にする為の作戦を開始。その準備作業に5つの部隊を派遣した模様だが、事実関係は、ハッキリしない。
    対する大阪軍も負けてはいない。巧みなスパイ戦略で一歩一歩、東京に近付きつつある。そのスパイ戦略とは、所謂HUMINT。人間が直接タッチするタイプの活動である。潜入したスパイが優秀な場合、味方の損失は相当大きいことを覚悟する必要がある。
    幕開きは、軍事ヘリコプターのけたたましい到着音で始まる。かつてアトリエだったビルの一室に展開するのは、3人の兵士と2人の民間測量技師。先ず、兵士達が、室内の安全を確認し技師達が測量できるようなスペースを確保した後、開口部を固め、リーダーが、外を確認しに行く。そこへ東京軍と名乗る負傷戦車兵が駆け込んでくる。然し、無暗に彼の言葉を信じる訳にはゆかない。ここは、戦場なのである。すったもんだがあるがそこへ、リーダーの軍曹が、敵の狙撃兵を捕まえて帰ってくる。然し、東京軍には、捕虜にした大阪の狙撃兵の言葉が分からない。その通訳をしたのが、かつて大阪の大学に通っていたと言う戦車兵であった。巧みな人心掌握術と言葉のギャップを利用した捕虜との会話で、大阪のエージェントは、仲間を救済するという初期の目的を達した上、銃を所持することを許されるまでに信頼される。
    この劇団の上手さは、この時点で、戦車兵が大阪のエージェントだということを観客に分かるようにしている点である。つまり観客が推理する余地を予め奪い、スパイを早くからそれとわかるようにして置きながら、彼が決定的行動を中々起こさないことで、いわば爆発時刻が分からない時限爆弾を抱えているような緊張感を、劇の開始早々からずっと重奏低音として観客の心の中に鳴り響かすのである。更に、このテクニックを見破った観客には、戦車兵が行動を起こさない合理的理由が、物語の筋として仕掛けられる。即ち、間近に迫った大阪軍との戦闘で、スナイパーは大阪軍に殺されてしまう。つまり、優秀なエージェントには、大阪方も実行部隊同志に正確な情報を教えていないのではないか? という自問が付きまとう。これは、彼の行為を遅らせる充分な理由である。エージェント自身、何時何処で味方に殺されるか分からないような情況に追い込まれ、何時行動を起こせば、最も成功率が高く、当初の目的を達成できるかについても不確実性が高くなっている。
    自分が、今生きている事以外に信じられるものが何も無いような位置に人間を置くものが戦争であるならば、スパイもまた同じ情況に置かれているのである。
    敵味方さえ定かでない不信感渦巻く央で、散発的な戦闘が繰り返され、一人、また一人と命を落とす者が出る。この時、登場人物各々にどんな精神的危機が出来するか考えながら観るのも一興だろう。いっぺんに皆死んでしまわない所も緊張感を盛り上げるのに役立っている。ただ、この緊張感を最後迄持続させた理由の最大の物は、時限爆弾に例えたスパイの決定的行動が、中々起こらないことだ。が、最終的にどうなるかは、観てのお楽しみとして、幕切れは目を負傷して最後迄生き残った東京軍の兵とエージェント、どちらの側の救援か分からないヘリコプターが到着したホバリング音と暗闇の中、サーチライトのように一定の周期を置いて出入り口を照らすランプの異様な緊張感で暗転する。美しい幕切れ、見事である。
  • 満足度★★★★★

    マジリアル
    カッキー

    ネタバレBOX

    回転灯による表現だけですが、ラストのヘリコプターなんかミス・サイゴンよりもリアルでした。ああいう水筒なんだと装備面もリアル、撃つと薬莢(やっきょう)も飛び出しました。

    敵か味方か、あっという間の形勢の逆転など緊迫感がありました。

    大阪の言葉と東京の言葉には共通するような単語があって、そんなん絶対分かるやろという会話があるのに、東京と大阪ではお互いが通じ合わなくなっているという設定はユニークで面白かったです。

    結局、東京軍は捕虜になった新米兵士を除いてそして誰もいなくなったですが、ヘリの到着でどうなりますやら。

    ただ、リアルな展開の中でどうかなと思われることもありました。

    宮崎敏行さんのウザキャラ振りにはいつも感心させられますが、ここには敵がいないはずという思い込みがあったとはいえ、戦闘の最前線で仕事をサボって無駄話をするようなことがあるのでしょうか。

    いくら新米といえども訓練を受けている以上、兵士が持ち場を離れるようなことも考えにくいものでした。

    この辺りは笑いを取ることを考えず、リアルに徹しても良かったのではないでしょうか。

    また、たった一人の敵に味方の一人が人質に取られたことで、逆に全員が銃を置いて人質になったシーンは、日本ではそんなものかなあと思いながら、アルジェリアの石油プラント人質事件の対応とはあまりにも異なっていたため、臨機応変な対応が必要とはいえ一応マニュアルではどうなっているのかなと気になりました。
  • 満足度★★★★

    かっこよかった~
    マシンガンやショット・ガンを構えてじっとしているときの緊張感がたまりませんでした。
    なが~い沈黙の間がいたるところにありましたが、緊張感があるので、まったく間延びしている感覚はありませんでした。
    それが凄いなあと。

    ネタバレBOX

    東京と大阪が戦争する(武力で衝突する)話。

    いろいろと見せ場を作るために、あり得ないシチュエーションで攻守が交替したり。

    浪速人かどうかを判断することができる、声紋判定の器械がある。
    疑わしい兵士はそれを使って判定すればいいのに。でもそれをやっちゃうと物語がすぐに終わっちゃいますからね。
    すったもんだを維持するために、そのアイディアは無理やり封印されていました。

    そういいった意味で展開が不自然なのですが、演技に緊張感があるので、なんとなく納得させられるというか。

    軍曹がふたり登場するのですが、ふたりとも面白かったです。
    最初に登場する軍曹(リス)は、静かな声だけれども、強い意志が感じられて。かっこよかったです。

    後半に登場する軍曹は、騒がしくて元気。いい味出してました。
    『地獄の黙示録』に登場する軍曹(だったかな)を連想させました。

    最後のセリフは「東京のほうがかっこいいからだよ」
    でもこの最後のセリフはなんだかなあ。

  • 満足度★★★

    おもしろかったです。
    普段見ないジャンルを観てみようと思ってフラッと観劇してみました。こういう方法で、宝物のような団体に出会うことがあるのです。

    おもしろい公演でした。たまにはこういうのもいいかな、とも思いましたが、どうしてもやはり時間が長く、長いことによって生じたメリットがそこまであるかと言うとそうとも言えない感じでした。キャラクターはみなさんとても素晴らしく、もっと観ていたい気持ちになる方も何人かいらっしゃいました。

  • 満足度★★★★

    評価3,5(笑)
    2時間半の長い公演でした。ソファーシートは首は疲れますが、腰が快適で良かったです。

    ネタバレBOX

    アフターパンフレットに「変わらないもの。舞台を面白くするのは台詞でなく間だと信じてること」と書いてあるわりに、台詞が間延びしてほぼ等間隔で、あまりメリハリを感じないのが最大の疑問でした。

    基本的に、ゆっくり時間を感じさせようとしていて、イライラさせるのを狙っているのは分かるのですが…えっ本当にこれがその良いテンポなのだろうか、私がズレているのかなと終始考えさせられました。

    おそらくあの常時流れているBGMをやめれば恐いくらいの緊張感が生まれ、緊張感狙いの場合、もしかしたら、ちょうど良かったのかもしれません。個人的にはあまり長時間緊張したくなかったので、BGMあって気楽に観れて助かりました。

    ストーリーは、普通のコンバットもの(?)で、東京と大阪が戦争をしていて、その一部隊が拠点で測量のミッションを完遂させようとしているところに、大阪の兵が紛れ込んでくる。民間人2人も打たれ、大阪兵の擬態は巧みで、なかなか見破れず、東京兵は大阪弁が分からないせいで目の前で話されても内容が分からなくて少しずつ殺されていく。

    人物背景とか、どんでん返しとか、大阪人気質とかのコメディがある訳ではなく、「あくまで他国同士の兵の戦い、でも外国語話すと客まで分からないから、設定を東京と大阪にしたよ」という、シンプルなワンシチュエーションドラマです。

    明らかな大阪兵が1人、東京兵に味方だと信用されて、銃を渡されて一緒に行動しているので、最後まで「志村、後ろ後ろー!」状態でハラハラします。
    後半、KY な軍曹が登場して長々と騒ぐシーンのあと、リスがいつものノンビリした声で「軍曹、踊ってるよ~」「三点倒立してるよ~」と言ったコメディ部分は笑いました。

    キャラクターとして、リスは常に優しい返しができて、平常心で、人を信じて現代の理想の上司だと思いましたが、戦地で一軍のリーダーをやるには甘かったのですね。死んだとき一番悲しかったです。
    マツはビシュアル含めてかっこ良かったです。仕事できますし。
    川上とツバメの、仕事放棄ぶりには常にイライラさせられました。
    ボスとタンカも、演技上手だなと思いました。

    ヘリコプターのSEと、丸めた新聞紙を敷き詰めた舞台美術が、良い効果を出していました。

  • 満足度★★★★

    笑って戦慄して超充実の2時間25分
    めちゃくちゃ面白かったです。4度目の上演でも内容は新しく作られているそうです。人物の設定やセリフも全然違うとのこと。

    ネタバレBOX

    怪我して目が見えなくなる人物をつくるのも巧い!

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