もし、大阪が負けたら。
男A「いやぁ~、本当に東京と大阪が戦争したら、あんな風に殺し合うんでしょうかね?」
男B「舞台は長野だったが、逆に長野県民は どちらに付くのだろう…」
男A「それは気になりますね。たぶん、中立じゃないんですか?」
男B「いや、松本市民でも、ある町を境に、いや 違う、ある番地を境に大阪派と東京派に分かれるかもしれない。いや、もしかしたら同じ家の廊下を堺に…」
男A「それって、単に家族の仲悪いだけでしょう!」
男B「『たくみ!、あなたは正統派のお母さんに付くでしょう!』なんて言ってさ。
」
男A「だいぶ、戦争のせいで家庭内が大変なことになってますけど…。
父親は、どう言ってるの?」
男B「『俺は、どうしても卵焼きは醤油派なんだ』」
男A「あっ、単なる料理の好みの話!?東京派とか大阪派とか関係ないじゃん!」
男B「でもさ、もし大阪が負けたら、たこ焼き食べられないんだろ…」
男A「まっ、それはそうですね」
男B「たこ焼きの闇市なんか出来ちゃってさ。一個5万円とか。でっ、たまに大阪市内の闇市に辛子入りのが入ってて、大阪人を懲らしめるつもりが、出川哲朗がいつのまにか食って、『辛れえーよ』って大泣き」
男A「まあ…、出川哲朗はともかく、大阪が負けると、お笑い番組は減るし、お笑い芸人も仕事なくなりますね」
男B「逆に需要供給のバランスを考えると、日本から笑いが消えるかもな」
男A「それ、どういうこと?」
男B「まず、コンビニの店員が終始、睨み付けててさ」
男A「買い物できないわ!」
男B「オヤジギャグ言った、そのオヤジは まっさきに会社クビ」
男A「それは、やり過ぎ過ぎでしょう!それくらいは、笑いのある世の中でも…」
男B「いやぁ~、でもな、東京が負けたら、おばさんは みんな豹柄義務付けられるよ」
男「結局、どっちも嫌だわ!」