MY SWEET BOOTLEG(ご来場ありがとうございました!御感想お待ちしています!次回は10月上旬、同劇場にて) 公演情報 MY SWEET BOOTLEG(ご来場ありがとうございました!御感想お待ちしています!次回は10月上旬、同劇場にて)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-11件 / 11件中
  • 20120729
    (^・ェ・^)はいけんしました

  • 満足度★★★★

    ありそう
    前半のオタク要素満載(マニア過ぎるレベルではなく笑えるレベルのさじ加減が絶妙)からの、鋭い指摘の後半(ある意味多くの人に当てはまる??)。
    時間経過がつかみにくいかな?とも思ったが、面白かったです。

  • 満足度★★★★

    羊の皮を被った狼、的な?(笑)
    前半は同人誌を発行している2人組を記号的に(=ベタに)描くほか笑いも多く(MUにしては)驚くほどにポップでワカり易く、がしかし中盤のある場面以降は「本物って何?ものの価値って何?」と問いかけるようで「MUイズム」全開。
    いわば「羊の皮を被った狼」ならぬ「ポップな皮を被ったMU」?(笑)

  • 満足度★★★★★

    アペリティフのような。
    バー公演ということで、いつものMUに比べ、ライトにゆったりと楽しめました。それはアペリティフ(食前酒)のような軽めの味わいで。本家とパロディ、ヘテロな恋愛とゲイセックス、元彼に似た女の子等々。何が本物かで何が偽者か、そんな概念が観ているうちに正に「溶けていく」感覚を、ゆったりとした大人空間で素敵に楽しめました。ああきっとこのお芝居は、メインディッシュを楽しむ為のお芝居。きっとそのメインディッシュは「人生」なんだろうな、と。そんな風に思えます。

    そして今回、夏コミに向けてBL原稿描き真っ最中の友達にMUを紹介したところ、普段イケメン芝居専門で観ている彼女にとっては世界が変わる芝居だったような感想を戴きました。このように心に響く芝居に出会えることは本当に幸せなことだと実感します。思えば私も最初に観た会話劇がMU。MUに出会えて本当に良かった。

    ネタバレBOX

    私も10代の頃少しだけ漫画を描いていて、オリジナルを書く側の気持ちも、妄想して同人誌を書く気持ちもちょっとずつ分かる身としては、「本物」側がどんな意図でどう描こうと同人側には燃料にしかならないという成り行きに納得しすぎてかなりウケました(笑)
    しかし徐々に止んでいく作家・・・演じる古屋敷さんの目の表情の変遷に恐怖を感じて。マッサージと称しての喘ぎ声も、最初はただもおふざけかと思って笑ってしまっていたのですが、2回目もそうかと思ったら様相が違い・・・。やはりMUは、期待を良い方に裏切ってくれるな、と変に安心しました。

    そして、物語の行方を楽しむうちに、鈴木由里ちゃん演じる結花が、いつのまにか私の心にそっと寄り添っていました。
    結花が、酔っ払って先生にキスしようとするシーンで。あっ、と思ったと同時に心臓がふわっとして。そして全力で拒否された結花と共に、私も傷付いて。ショックでした。絶対酔っ払ってキスなんかするものかと心に誓いました(笑)

    腐女子のポジティブなBLエロ妄想も、先生とマスターのゲイセックスも。思えばそれは私にとってセクシャリティ的には全く縁の無いもので。だからこそ、一筋の光みたいに結花の思いが心に射してきた瞬間だったんだなと今になって思います。
    自分にとって異質なものに囲まれた中で、結花が放った「プロだったら無視しろよ」という言葉がほんと、リアルに胸に刺さるのです。「プロ」を「大人」に脳内変換して、観終わってしばらく経つ今でも、自分の抱えるいろいろなモヤモヤに思いを馳せるのでした。

    それにしても、同人誌書いてて処女な姉を説教したギャルな結花が、コンビニでも行くように「デモ行ってくる」と言ったのには、あ、と。そういう時代なんだよな。。
  • 満足度★★★★

    ちょっとソフト
    今回はちょっとソフトなお話だったように感じた。

    でも、いろんなタイプの人間にあまり表に出さない側面を見せてくれる。

    もっとデフォルメしてもよかったかと思うが、
    少人数による会話劇、という趣旨からするとお手軽でいいのかもしれない。

    ネタバレBOX

    主従逆転するあたりは、なかなか。

    対面型は観る側の若干集中力が欠けてしまう気がした。
  • 満足度★★★★★

    完成度の高い芝居
    本物の漫画家と偽物のパクリ同人誌オタクとの攻防にカフェのマスターも関わり始め…

    ネタバレBOX

    それほど売れていない漫画が同人誌オタクの少女たちに気に入られてしまいヤオイ漫画にされてしまった。しかも漫画家はオタク少女の妹に好意を持ってしまった。オリジナル作者とパクリ(二次)創作者との攻防に、実はゲイのカフェのマスターも関わり…と、予想を気持ちよく外していく展開がとても楽しめました。舞台のあと脚本を読んでまた楽しめました。
  • 満足度★★★★

    よかったです
    ハイテンションな腐女子的世界から、ちょっと陰惨な愛憎劇になっていく様がいいですね。やっぱりオタクは自己チューなのかな。80分飽きずに楽しめました。

  • 満足度★★★★

    わかりやすくしっかり
    場ごとに意図やニュアンスがしっかり切り分けられていて、
    すっと物語がはいってくるし、
    しっかりとした踏み込みや質量もあって。
    開演前にとなりのバーで呑んだカクテルもおいしく、
    心地よく深く、舞台を楽しむことができました。

    ネタバレBOX

    対面の客席なのですが、
    開演すると舞台にしっかりとした空気が作られて、
    向こう側をまったく意識せず物語を追って行ける。

    場所の設定をほとんど動かすことをせず、
    人を動かして、さらに空間の色を役者たちがすっと塗り替えて
    物語を紡いでいきます。

    シーンの内側に役者たちが織り上げる
    ニュアンスがとてもはっきりしているのが良い。
    それが観る側に足跡を刻み、
    物語の成行きをクッキリとした質感と共に追わせる。
    一つ間違えばあざとく感じるような役者たちの演技も、
    その場には実にしっかりと馴染み、
    だからこそコミックの本家側ととそれを剽窃し展開する側の関係、
    さらには、それぞれに関わるものの強さや危うさが、
    場に重すぎず軽すぎない、
    貫きと変化の感触を織り上げいく。

    舞台の上手側と下手側の空気の密度が
    場ごとに異なることも、
    一つずつの刹那に変化やエッジを与えていて、
    気が付けば、しっかりと舞台の肌触りの変化に取り込まれていて。
    極端に重厚だったり軽質だったりはしないのですが、
    刹那の可笑しさと、滲みだしてくるものが
    個々のキャラクターたちの色にさらなる深みを与えて。

    公演がさらに重なれば、
    舞台の内にある空気が
    もっと研がれ、
    一つの刹那にもう一段の切っ先が生まれるような感じもあって。
    会社帰りなどに
    好適なエンターティメントだと思います。

  • 満足度★★★★

    MUらしいと言えばらしい、ネジくれた感覚
    タイトル、テーマ、会場、フライヤー、そして公演そのものまで見事にMU。
    このトータルコーディネートのセンスがいい。
    個人的にはタイトルがツボ。
    後半ちょっと加速する感じがうまい。笑いもある。
    しかし、もっと「毒」は欲しい。

    ネタバレBOX

    ブートレグと言えば、大昔、ブート専門店で買ったヤードバーズのレコードが私の最初の出会い。ヤードバーズのレコードはもちろん全部廃盤だったので、ブート以外に手に入れることはできなかった。そのブートレコードでは、J・ペイジとJ・ベックのツインリードで有名な、『Train Kept A-Rollin』の歌詞違い、幻の曲『Stroll On』に痺れ、何回も何回も聴いたものだ。

    で、この公演のフライヤーである。どうやらミケランジェロ・アントニオーニの『Blow Up(邦題:欲望)』のポスターからインスパイアされた構図の写真が表面に使われている。ミケランジェロ・アントニオーニと言えば「愛の不毛」なので、MUにはなんかぴったりくる。
    しかしここで言いたいのはそうではなく、『Blow Up』と言えば、ヤードバーズが劇中で『Stroll On』を演奏していることがロックファン的には有名な映画なのだ。
    ということで、ブートにまつわる個人的な記憶とMUが、あれあれと言う間に結びつく。フライヤー見てちょっとだけ驚いた。

    と、まあ、どうでもいい個人的、感傷的な導入からの、この公演のこと。
    ストーリーはフライヤー等にも書いてあるとおり、あるマンガ家とそのマンガをもとにした同人誌を書く女子たちのあれこれである。

    ブートというのは、多くはライブを勝手に録音して、アーチストの承諾を得ず売ってしまうものであり、中身はホンモノがやってるけど、作品としてはニセモノであるというものである。

    ブートとオフィシャルリリースは、ホンモノとニセモノの境界ははっきりしている。しかし、買う側からすれば、ブートはニセモノと知っているけれど、ホンモノでもあるから買うのであるという、実に曖昧な世界にある。
    しかも、当たり前だが、ニセモノは売ることができないはずなのに、ヨーロッパで作っているCDです、というインチキな建前で、堂々と売られている。こんなことは日本だけらしい。胡散臭く、ホントは真っ黒なのに、灰色ですよ、と言い張る。

    舞台の内容も、ホンモノとニセモノの境界ははっきりしているのに、「商品」として存在するところにおいては、曖昧になっていく、オリジナルと同人マンガの微妙なラインが描かれていく。同人誌の「二次創作物」は、「黙認」という形で、堂々と作られ販売されていく。いわゆるブートとは違うのだが、その曖昧さにおいては同等だ。
    劇中での「コスプレ」なんていうのもそうだ。また、マンガ家の男の恋愛対象さえも、境界線ははっきりしているはずなのに、曖昧。自分でもよくわからない。
    デモに行ってるのも、どこまでホンモノなのか、なんていうところまで見せたりする。
    「萌え」が「過去の記憶のすり替え」みたいなこととして描かれており、それもホンモノとニセモノははっきりしているのに、脳内では曖昧になっている。

    ここで、冒頭の映画『Blow Up』に戻るわけなのだが、この映画は、「本当にそれは起こったのか?」と、虚・実が曖昧になるストーリー。ラストには、それが実に印象的なシーンで表される。なので、見終わって、フライヤー見て、またニヤリとしてしまうのだ。

    同人マンガでありながら、「創作」という点においては「オリジナル」であることを、同人マンガ家の女は意識している。彼女たちに犯されてしまった「オリジナルマンガ」を描いているはずのマンガ家が、逆に彼女たちの「オリジナル」を犯していくというあたりからMUっぽくなっていき、ストーリーに加速度が増していく。

    いろんなことが曖昧になりながらも、微妙なコミュニティーが成り立ち、一見、バラパラだった人たちが結びついていく。
    しかし、その蜜月はあまりにも短く、1人の恋愛感情によって破壊されていく。ちょっとした出会いが、マンガ家と同人マンガ家たちとの関係だけでなく、その前にあった、マンガ家と店長、同人マンガ家の2人の女性たちの関係も「個」にしていくのだ。
    もともと、いろんなことに不器用そうで、いかにもグラグラした不安定な足場の上に立っている、この4人だから、軽い一押しで簡単に壊れてしまう。
    そういうものとは無縁の同人マンガを描いている女の妹・ミカには、関係ない出来事である、という視点が入るところがいいのだ。

    かつてのMUの作品には、誰にも埋めることができない「虚無」を強く感じていた。今回もそういう片鱗はあるのだが、少し角度が変わってきたように思える。
    もちろんそれはそれでいいのだが、個人的な好みとしては、もっと「痛く」てもいいような気がする。それが強すぎると、観客の中に生まれるリアリティの範疇を超えてしまい、作り物っぽくなっていまうのはわかるのだが、それでももっと攻めてほしいと思う。

    こういう言い方は失礼なのかもしれないが、MUは「うまくまとめてきすぎ」ではないかと思う。特に今回の、この作品ではそれを感じた。
    「うまくまとめる」ことは、大切なことなのかもしれないが、丁度、当パンにハセガワさんが書いているように「映画と演劇の違い」という点からも、「映画では重視している構成」はぶっ壊して、「演劇は台詞」にすべてを託して、ナマのありようを見せていいんじゃないかと思うのだ。MUの舞台は台詞が濃厚だから。

    だから、今回のエンディングで言えば、犯人は店長以外に考えられないと観客の誰もが思っているはずだから(そう思えない観客は捨ててもいい・笑)、あえて店長の姿をラストに見せる必要はなかったのではないかと思うのだ。行方を眩ましたまま。
    そこでは、バラバラになった登場人物たちのバラバラさを感じさせるラストか、または、唯一彼らのコミュニティに(本当は)いなかったリア充ギャルの姿でもよかったのではないだろうか。
    あるいは、冒頭のシーンとのつながりで、店長が(斬られる)ポーズを取り、彼が死んだのではないか、と思わせるようなものでもよかったのではないかと思う。
    まあ、素人が今思いついたことだけど…。

    ついでに書くと、「中野ブロードウェイ」よりは「池袋・乙女ロード」界隈のほうがBL同人誌っぽいのでは?
    あと、同人誌を描く2人の女性の台詞回しは、まるで自分自身だけに向けて話しているふうな感じのほうが「一人感」が出たように思える。
    店長の、オネェ言葉じゃないのに、語尾のちょっとしたニュアンスで、ソレと感じさせる台詞回しは良かった。

    MUから底なしの虚無感が(ストレートに)感じられなくなったのは、劇団化という、「リア充」のせいではないか、と勝手に思っている(笑)。
    いや、冗談はさておき、劇団化することで、新しく変化していくのはとても楽しみだ。

    MUはこの作品以降、こうしたバーやカフェでの公演を定期的に行うということなので、「劇団」としての「練りの時間」がいい感じに取れていくのではないだろうか。だから期待できる。

    また、上演時間70分ぐらいなので、観ることが負担にならず、飲食OK、しかも笑いがあって、アイロニーもありの、気が利いている演劇は、平日アフター5に丁度いい。
    バーやカフェでの公演は、今までも多くあったが、単なる「演劇の会場」としての、パーやカフェということではなく、きちんと方向性とポリシーをもって公演を打つことで、うまくすれば文化として定着するのではないかと、やっぱり期待している。
    面白い試みだ。

    あと、客入れの音楽は、せっかくだからスマパンのブートとかがいいのでは。それってベタすぎ?(笑)


    参考(笑) → The Yardbirds『Stroll On』@『Blow Up』
    http://youtu.be/p8ff13foV5E
  • 満足度★★★

    萌え
    コレドは初めて。ちょうどいい雰囲気の会場で気分良かった。駅から近いし。
    公演時間80分弱もちょうどいい。値段も手頃で平日夜公演にぴったり。

    ネタバレBOX

    女にふられた反動でゲイの道に入り込んだ、マイナーな漫画家・室田(古屋敷悠)の漫画キャラを、同人作家のミカエル(大久保ちか)がBL本に扱い、キレる室田だったが、意に反してBL本はヒットする。そんなBL本を無視できず作品を見失う室田は、逆にミカエルからネタを取ろうとする…。

    オタク(腐女子)であるミカエルとか尾山先輩(両角葉)とかが、イメージするオタクとちょっと違うような印象。セリフがオタクっぽいのに、雰囲気がオタクっぽくなくちょっと気になる。序盤はそんな感じでちょっとタルいけども、室田vsミカエル・尾山あたりから面白くなった。
    室田をフった過去の女に似ているという、ミカエルの妹で非オタクの結花(鈴木由里)との終盤のやりとりは見ごたえあった。心に傷をもつ室田を見抜き、「同属嫌悪」で「無視もできない子供」と一刀両断。ここらへんいい空気だった。
    室田と恋人のような関係にあるマスター(吉岡そんれい)が、室田の心変わりからミカエルらを敵視し、暴行を加え店に戻ってきたところを室田から指摘され幕が降りるのだけど、ちょっと味気ない感じがした。コミケ出店もなくなり、ミカエルは男と逃げ、室田も結花もマスターも傷つく、アンパッピーな話なので合っているのだけど。

    オタク要素での表面的な笑いに終始せず、オタクの性質を掘り下げたり、人のつながりを描いたりと面白い台本だった。スパイスの効いたセリフもあったし。
  • 満足度★★★★

    無題426(12-169)
    19:30の回(曇)、職場から歩き、18:55会場着、受付していただき中へ。入って両サイドに椅子席。左側前列のみ丸椅子、中央にテーブル2卓、赤いクロスが掛けられフリマ開催中、衣装、シャツ、ジーンズ、帽子、靴…CD、本、本公演台本等々。「5分間だけあげる」に続き2作目。

    さて、あらためて「ブートレグ」ですが、洋楽の世界では(いいのかわるいのかありますが…)「海賊盤」というものは広く流通、近年、ネットでの音源入手も簡単に。「beatleg」という専門の月刊誌もあって、必携、もちろん一般書店で買うことができます(以前はもう1冊「Goldwax」という雑誌がありましたね)。毎月、何十枚という「新譜」のレビューが載っていますが、全部、海賊盤(!)。

    でもです、本作と大きく違うのは、どんなブートレグであってもそれは「本物」なのです、正規盤ではないけど、本人(バンド)のヴォーカル、演奏、アレンジ…、どこまで行っても「オリジナル」。ライブ盤を出していないバンドのライン録りを見つけたら速攻です。

    漫画原作と同人誌との関係ではそこが違います。でもですね、たまに、オリジナルバンドよりいいもの(カバー曲、コピーバンド風)もあります。それにとどまらず、バンド自らがブート音源を正規盤として発売してしまうことが珍しくなくなりました。「説明」のところにブートレグ=偽物、とありますが、少なくとも洋楽でいうブートレグは(ダークサイドの)本物であることに変わりがないのですが、なんだか曖昧になっているようです。

    フリマをみると「渡辺まのレディース衣料雑貨・小物一点500円」...19:25撤収、19:32開演~20:51終演。最初はただの「作家対オタク」かと思っていましたが、いやいやなにがオリジナルなのか、求められているのはどっちだ、みたいに重心が移動してゆくお話でした。すみません続きます。

    漫画家役の古屋敷さん、リジッター企画「林檎ト~」客演ですね。佐藤美佐子さんのB組に行く予定なのであります。

    ネタバレBOX

    ボーイズラブ、読んだことがなくWikipediaをみると「少年愛」。ということは「風と樹の詩」か「トーマの心臓」か。後者ではないが、前者は内容を忘れてしまったので判断できず。

    漫画家とマスターの「関係」、女性3人の関係、漫画家と女との関係の3軸。緩やかな間隔が狭くなり、触れるか触れないかのところで反発するも、なおもその距離はゼロに近づき、いよいよ「痛み」すら感じてくる。

    相手を傷つけながら溶け込むか、どちらかが飲み込まれるか、終盤、緊張感が高まります。で、ここで、原作者としての権利などではなく、もっと「描けない」苦しみを体の奥の奥までねじ込み、周囲を巻き込むとか、自身の重みで潰れるか…でもよかったかなとちょっと考えました。

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