MY SWEET BOOTLEG(ご来場ありがとうございました!御感想お待ちしています!次回は10月上旬、同劇場にて) 公演情報 MU「MY SWEET BOOTLEG(ご来場ありがとうございました!御感想お待ちしています!次回は10月上旬、同劇場にて)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    無題426(12-169)
    19:30の回(曇)、職場から歩き、18:55会場着、受付していただき中へ。入って両サイドに椅子席。左側前列のみ丸椅子、中央にテーブル2卓、赤いクロスが掛けられフリマ開催中、衣装、シャツ、ジーンズ、帽子、靴…CD、本、本公演台本等々。「5分間だけあげる」に続き2作目。

    さて、あらためて「ブートレグ」ですが、洋楽の世界では(いいのかわるいのかありますが…)「海賊盤」というものは広く流通、近年、ネットでの音源入手も簡単に。「beatleg」という専門の月刊誌もあって、必携、もちろん一般書店で買うことができます(以前はもう1冊「Goldwax」という雑誌がありましたね)。毎月、何十枚という「新譜」のレビューが載っていますが、全部、海賊盤(!)。

    でもです、本作と大きく違うのは、どんなブートレグであってもそれは「本物」なのです、正規盤ではないけど、本人(バンド)のヴォーカル、演奏、アレンジ…、どこまで行っても「オリジナル」。ライブ盤を出していないバンドのライン録りを見つけたら速攻です。

    漫画原作と同人誌との関係ではそこが違います。でもですね、たまに、オリジナルバンドよりいいもの(カバー曲、コピーバンド風)もあります。それにとどまらず、バンド自らがブート音源を正規盤として発売してしまうことが珍しくなくなりました。「説明」のところにブートレグ=偽物、とありますが、少なくとも洋楽でいうブートレグは(ダークサイドの)本物であることに変わりがないのですが、なんだか曖昧になっているようです。

    フリマをみると「渡辺まのレディース衣料雑貨・小物一点500円」...19:25撤収、19:32開演~20:51終演。最初はただの「作家対オタク」かと思っていましたが、いやいやなにがオリジナルなのか、求められているのはどっちだ、みたいに重心が移動してゆくお話でした。すみません続きます。

    漫画家役の古屋敷さん、リジッター企画「林檎ト~」客演ですね。佐藤美佐子さんのB組に行く予定なのであります。

    ネタバレBOX

    ボーイズラブ、読んだことがなくWikipediaをみると「少年愛」。ということは「風と樹の詩」か「トーマの心臓」か。後者ではないが、前者は内容を忘れてしまったので判断できず。

    漫画家とマスターの「関係」、女性3人の関係、漫画家と女との関係の3軸。緩やかな間隔が狭くなり、触れるか触れないかのところで反発するも、なおもその距離はゼロに近づき、いよいよ「痛み」すら感じてくる。

    相手を傷つけながら溶け込むか、どちらかが飲み込まれるか、終盤、緊張感が高まります。で、ここで、原作者としての権利などではなく、もっと「描けない」苦しみを体の奥の奥までねじ込み、周囲を巻き込むとか、自身の重みで潰れるか…でもよかったかなとちょっと考えました。

    1

    2012/07/24 01:13

    0

    0

  •  ご来場ありがとうございました。MUの古屋敷です。

     今回使われている『BOOTLEG』という言葉の意味は確かに洋楽シーンなどで使われているそれとはまた違ったものがありますね。
     ただ、miss_youさんもおっしゃっているとおり、ブートレグがある部分で本物を凌駕するように、今回の物語、偽物が本物にとってかわってしまうという皮肉もあるのかな、と個人的には解釈しております。
     
     ブートレグ・同人などの背景や実情を知っている方、造詣の深い方には今回の公演また一味違った楽しみ方をしていただけているようで嬉しいです。

     古屋敷、リジッター企画ではまたガラリと変わった役柄になる予定ですので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

     

    2012/07/27 22:39

このページのQRコードです。

拡大