満足度★★★
土曜ソワレを観劇。
けっこう難しい役が多い芝居だったと思うけど、役者陣はみなそれぞれ好演していたと思う。特に小学生役の3人は非常に”らしかった”♪
ただ作者が見せたい”テーマと画のイメージ”は伝わって来るものの、全体的に平板というか説明不足な感じがした。
登場人物たちがお互いにもっと絡んでくれば、全体的に繋がりが生まれて、物語としての奥行も広がったんじゃないかと思う。
あと演じる役者によって”役の人物像”が創られて行く部分もあると思うので、稽古の中で、ある程度セリフや設定を変えて行く柔軟さがあっても良いと思う。
テーマは良いと思うので、”人・間”をもっといろんな側面から描いて欲しいなと思います。次回に期待。
満足度★★
理解が・・
出来たような、出来なかったような・・という感じでした。他の方も仰っているように、街の人達との絡みが分からなかったです。個人的には、主役の方には魅力を感じませんでしたが、オタクを演じていた役者さんのインパクトが強く笑ってしまいました。
満足度★★★★
よかったです
玄関先にたたずむ少女。こんな風景は琴線に触れます。自分も子供の頃ボケーっとたたずんでいましたから(電波の受信はしてませんでした)。とりあえずここで生きるしかない。なんかグッときましたね。多少難有れど、いい話でした。
満足度★★★
もっと絡みを
おそらく作者は、真面目で、この閉塞した世界を、なんとかしたい、なんとかならないかという好青年なのだろうと思う。
癒しを「目指した」劇である。
私自身、「明日から頑張って生きていこう」「なんと人ひとりひとりの人生は、重く、しかし尊いのだ」と、思えるような劇を、いつも希求しているから、この劇にも期待をもって、足を運んだ。
さて、この劇は、はたして成功したのだろうか、そう考えると、疑問符をつけざるを得ない。
まず、登場する人物同士に、関係性が感じられないこと。もちろん、主人公とのやりとりはあるものの、軽く、そして薄い。主人公のスタンスを揺るがすような人物は、残念ながら一人も出てこなかった。
次に、それとも関連するのだが、主人公の彼女は、何に寄って再生されたのか。私には、最後まで分からなかった。
弟くんの、最後に語る「手を繋ごう」発言なのか。ずっとそれを忌避してきた主人公が、簡単に、そんなメッセージで変わるとは、到底思えない。
これらの不満のもとは、どうやら脚本にあるようだ。
現実が描かれていないこと。
人と人とが絡み合っていないことではないだろうか。
内にこもった、遠くの、あり得ない声にしか、聞く耳を持たない彼女の再生は目の前の現実から目をそむけないこと。
これしかないのだと思う。
しかし、脚本は、それに応えられなかった。
心と心とを繋ぐ人間模様を描くことは、それこそきわめて難しいものである。
しかし、だからこそ、それを避けないで、観察し、観察し、考え、考えぬいて、ドラマにしてほしいのだと思う。
まだ若く、可能性に満ちた劇団。
たこ足配線で、熱くなった接続部分を、さらに熱くさせて、目も眩むような炎を発してほしい。
無題400(12-143)
13:00の回(雨、梅雨入りです)。12:20会場着受付、12:30開場。木の塀、古風な家の玄関前、上手側はアパート風、階段が見えます。コンクリートブロックがひとつ、いつもここに座って何かを待っている女の子のお話。13:01前説、BGMが流れているので聞きにくい(少し音量を下げませんか?)。13:06開演〜14:29終演。終わってみれば、ああそういうことだったのか、とわかるのですが、そこに至るまでほとんど解りませんでした…すみません。