ワンス・アポン・ア・タイム・イン・バルコニー!! 公演情報 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・バルコニー!!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-5件 / 5件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/01/31 (金)

    面白かった。ラストに「なるほど!」があり
    その間のお祭り騒ぎが可笑しくって、たくさん笑いました。
    からの、
    手と手をつなぐシーンがとても綺麗で素敵でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    東京にこにこちゃん萩田氏がこの企画に過去作を持ち込んでお馴染みの役者に登場願っての舞台化。駅前劇場との違いか、若干の出演俳優の違いか、作りそのものの違いか、過去3作観た東京にこにこの方がちょうどのバランスに感じられた。放たれる小ギャグの質は同じでも場内の空気で「滞空時間」が変わる、のか、ギャグの質そのものが低かったのか。。
    ベースが「お笑い」でそれに「お芝居」まで付いて来るなんて贅沢~~、というノリなら、可不足なしであるかもだが(そういう目で観てないので判らんが)、「芝居を観る」つもりで作劇を凝視すると、「超有名な悲恋物語の変奏」である今作の場合、原典との関係は緻密に書き込まれていたい、という願望がある。如何せん元が糞真面目な頭では、厳しい評価に流れる。

    ネタバレBOX

    二人が死ななかったとしたら・・。ロミジュリが自死を回避したその後、三人の子に恵まれた日常がナンセンスまじえて描かれるが、登場人物らが一人一人消えて行く。一人ジュリエットが事の成行きを受け入れているが、「ごめんね」が混じっている。手引きをした薬屋は、日常の中にも薬屋として登場していたが、消えるのは約束の範囲だったのか、ジュリエットが薬屋の言いつけに従わず自分の願望を優先したからなのか(祭が嫌いな薬屋の意向に反して、皆が楽しみにしていた夏祭りが話題となりそこに友情話も恋愛話も収斂していく)。ロミオの思い残しであった「バルコニー越しに二人の手が届く」場面を実現する、というのがジュリエットの「夏祭り」に寄せた願望であったなら、約束を犯してまでも断行する動機はあるし、それを最後に全てが消え去る、という儚いラストが想定される。だが一体ジュリエットが飲む事を義務づけられていた薬が何なのか、約束の中身は何だったのか等はぼんやりのまま、なし崩しで一気呵成にラストに持って行く。最後の「キメの絵ヅラ」頼みであったがこれは前の台詞から読めてしまうし、なし崩しでぼんやりした過程からあの絵に到達した所で、それをどう喜べば良いのか戸惑ってしまう。
    そうした欠陥にも関わらずノリで持って行く技、細かく笑わせる役者の技量は買いであったが。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/02/01 (土) 13:00

    不条理な笑いが面白かった。
    アフタートークも脚本家同士の裏話が聞けて楽しかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/01/31 (金) 14:00

    110分。休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    面白かった。
    初演の諸々の部分を金掛けてパワーアップ。衣装美術なんかにメジャー感。テンポが良くなった気がする。

    物語は『ロミオとジュリエット』のその後。仮死状態になる薬を飲んで死を偽装するジュリエット。その情報が伝わらず本当に死んでしまったと勘違いしたロミオは毒薬で後追い自殺。目を覚ましたジュリエットはロミオの死体を見て、絶望して短剣で自殺。これがシェイクスピアのオリジナル。
    今作はジュリエットが頭の悪いロミオに先に仮死状態になる薬を飲ませ、何とか二人が生き延びられた未来を生きようとする話。

    圧倒的。吉増裕士氏(内藤大助っぽい)とブルー&スカイ氏(梶原善っぽい)の狂気の大暴れをひたすら見せ付けられる。東野良平氏(飯尾和樹系)も負けずにハッスル。話がどうこうではなく、狂った笑いを執拗に求める病的なストイックさを感じた。観客に伝わらないであろう無駄に細かい笑いを無理矢理捩じ込む。台詞の神経症的な練り。台詞の被せの多用など視点が俯瞰的。ヲタクが突っ込みながら作品を観ている様をメタ的に被せているような演出。

    清水みさとさんは元グラドルだけあってスタイル抜群。初日のアフタートークのゲストがサバンナ・高橋茂雄氏なのが謎だったが二人は夫婦だった。
    内田紅多(べえた)さんの妙な存在感、不思議。

    笑いに真剣な玄人衆がこぞってチェックに来ている場のうねり、ビンビン来る。この作家は一体何処に行き着くのか?
    間違いなく笑える。是非観に行って頂きたい。

    ネタバレBOX

    初演から
    木乃江祐希さん→佐久間麻由さん
    細井じゅん氏→海上学彦氏
    加藤睦望さん→清水みさとさん
    モリィさん→土本燈子さん
    尾形悟氏→ブルー&スカイ氏
    澁川智代さん→内田紅多(べえた)さん
    四柳智惟氏→東野良平氏
    インコさん→吉増裕士氏

    てっぺい右利き氏、髙畑遊さんは続投。代えが利かないのだろう。

    『ロミジュリ』の後日談からホーム・ドラマ『ジュリさん』になっていく感覚を今回は余り感じなかった。

    幻覚剤の効果が切れてくる伏線が欲しかった。時々、ふと一人ぼっちになった時にだけ姿を見せる謎の薬屋の男。段々と薬が効かなくなってきて情景にバグやブロックノイズが混じる。登場人物が消えていく描写は無音に時間が止まって無機的に片付けられていくような。そして消えたことにただの一人も気付かない。主人公は自殺ではなく、薬にもう肉体が耐え切れず・・・の方がいいような。全ては妄想で現実逃避していただけだった虚しさ、だが妄想の家族がゆっくりと手を差し出す。その手が触れた刹那・・・、全てが報われ救われる。

    客層は事務所絡みの招待客がかなり多かった印象。そこがちょっと残念。

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