ケレン・ヘラー 公演情報 ケレン・ヘラー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-8件 / 8件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    21日観劇

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    個人的に気になったのは、役者が張り上げるような発声になってたところ。
    それ以外は、ああ良くできてる、良いなあって思うところばかりなんだけど。
    モヤモヤした感じがずっとあって、良かったとは言えない感じ。
    入場して美術に感心して、役者は個性も魅力も技術もある人ぞろい。
    着眼点も面白いし、セリフもなかなか切れてた。
    それでも、面白くは無かったです。観て損したとかは無いんですが。
    初演は観てないんですが、今年、アトリエ春風舎で観た短編は、めちゃんこ面白かったんだけどな。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/12/22 (日) 16:00

    2度目の観劇。切なくて、そして考える芝居。107分。
     「面白い」とはどういうことか、についての深い芝居。2018年の初演時にはもっと笑いが起こっていたと思うが、時代の変化を考えさせられる。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/12/20 (金) 14:00

    素晴らしかった。戯曲、演出(観劇素人で判ってないのかも知れないけど)、舞台美術、その配置、照明、
    中井千聖さん、名村辰さん、大場みなみさん、花戸祐介さん、佐藤有里子さん、てっぺい右利きさん、柿原寛子さん、谷川清夏さん、永井一信さん、俳優の皆さんも素晴らしい!見惚れてました。大場みなみさんのサングラス姿への展開に涙!
    陰と陽、笑と怒り、単純に線引きして区別出来ない世界を描き切っていた。
    その結果、シアタートラムの劇場の雰囲気、舞台のサイズに負けていないくによし組をみれた。
    今下書きを用意している今年のベストの原稿に「くによし組『ケレン・ヘラー』」を書き加えました!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/12/21 (土) 14:00

    110分。休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    話の筋は良く判ったものの、そこへ行くまでの状況が納得(共感)できなくて…モヤモヤしてるうちにどんどん進んで行った。
    不条理劇だから、話の流れにリアリティを求めてはいけないのかな?
    アフタートークがあったおかげで、話の趣旨はわかったけど…

    ネタバレBOX

    熱望(物も人も)するものもなく、SNSなどとは距離を置いて生きてきた私には、刺さるところが無かったが、今を生きるワカモノには刺さるのかもしれないです。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    アフロ子(中井千聖さん)とケイト(大場みなみさん)によるお笑いコンビ「ポジティboo」。十八番ネタの「ヘレン・ケラー」(ヘレン・ケラーの「WATER」を茶化す)にクレームが入り謹慎中。名村辰氏はアフロ子の内面として話の進行役を務める。二人はバイトしている古本屋の二階、ケイトの家で一緒に暮らしている。古本屋の性欲旺盛な店長(花戸祐介氏)、バイトの谷川清夏さん、新しく入ったてっぺい右利き氏。てっぺい右利き氏はケイトにガチ恋していてストーカーのように付きまとう。「ヘレン・ケラー」ネタはお母さんが初めて大爆笑してくれたもので、アフロ子にとって絶対に譲れないものだった。それをやれないことに我慢ならずコンビを解散。お喋りロボット、サリバンちゃん(柿原寛子さん)を購入して新しい相方に。タブーなしで面白いと思うこと全てをやる芸風で突き進む。

    中井千聖さんは「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の「いまきた加藤」を思い出した。
    大場みなみさんは幸薄いATG顔。当時の原田美枝子っぽい。
    谷川清夏さんも華がある。

    ネタバレBOX

    店長がケイトにプレゼントした香水「ケレン・ヘラー」をアフロ子が煙草の臭い消しに使っていた。実はそれは麻薬成分が混入された非合法の幻覚剤だった。幻覚として現れた神様さん(佐藤有里子さん)のアドバイスに従いどんどん過激な芸風にシフト。唯一自分の味方だったマネージャー(永井一信氏)をも踏み付け傷つけていく。SNSでケイトと谷川清夏さんの同性愛を暴露、花戸祐介氏の刺青を暴露、てっぺい右利き氏の童貞を奪い、永井一信氏に谷川清夏さんを襲わせる。周りの皆を傷つけ皆に嫌われて誰もが離れていく。そのうちネタにしていたヘレン・ケラーのように視力と聴力を失っていくアフロ子。サリバンちゃんを自分と世間との伝達役にするがいつのまにか自分自身を乗っ取られてしまう。失恋を逆恨みしたてっぺい右利き氏はケイトに硫酸をかけ、ケイトも失明。全てを失った二人は「NEWポジティboo」としてコンビを組み直す。角膜の移植手術で少しだけ見えるろう者のアフロ子と耳は聴こえる盲目のケイトのお笑いでラスト。

    面白いとは何なのか?他人に受けるとは何なのか?他人の顔色ばかり伺ってやりたくもないことをやる無意味さ。自分が主でなくては意味がない。他人を主にすると自分なんてどこにもなくなってしまう。他人なんか所詮どこまでいっても他人でしかない。結局は「自分と他人」というテーマに行き着く。自分にとって他人の存在とは何なのか?

    自分はこの作品を全く面白く感じなかった。作家の笑いのセンスが自分と根本的に合わないのだろう。

    唯一、ケイトがてっぺい右利き氏の童貞を奪おうとするシーンだけ笑えた。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/12/19 (木) 18:30

    笑っていいのか考えてしまう、笑えない、お笑い芸人の物語。深い。(1分押し)105分。
     2018年初演作品をリライトした再演で、初演も観てる。ヘレン・ケラーをネタにしたギャグをする女子2人が不謹慎だと活動休止に追い込まれるが…、の物語。不謹慎と笑いの境界がどんどん難しくなっている現在にこそ考えるべき作品だと思う。初演はもっと笑いが多かったように思うが、劇場の規模が大きくなったこともあって、観客が笑う場面が少なくなった気がする。國吉らしい細かいギャグはいっぱいあった。役者陣もみな好演だが、ロボット役を演じた柿原が特に良かった。

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