シオンの眠るとき 公演情報 シオンの眠るとき」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-5件 / 5件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです。ただ、ハッピィエンドが好きなので結末が残念でした。キャストの人数が多く、見応えが有りました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    持田千妃来さん出演の花チーム。
    月チームを観劇済みなので、複雑な人物関係は頭に入っています。余裕を持って楽しむことができました。

    主役の蛍火(けいか)役の鈴木翔吾さん。月チームの岡さんとは表情がぜんぜん違って見えました。表情の作り方が違うのかな。どちらが良いということはないですが、それぞれ個性があって良かったです。

    劇団6番シードの椎名亜音さんと藤堂瞬さんが夫妻の役ということで息ぴったり。
    椎名さんは何度も拝見していますが最近では5月の「ほぼほぼ心霊スポット」での豪快な演技が印象的でした。激しい感情表現がほんとにお上手で、今回もさすがでした。
    藤堂さんも何度も拝見しています。もっともお気に入りは2019年の「熱海殺人事件」の「水野朋子物語」で、冒頭から迫力に圧倒されました。今回も期待通り、迫力ありました。

    花奏和音さんは3年前「おいてきぼりの桜の園」での主演が強烈でした。今回は秘密を知っているお医者さん。袖の下のお金の受け取り方が月チームの清田さんとはだいぶ違って、さりげないけど嬉しそう、でしたね。

    優希クロエさんは「将棋無双第30番」の伊藤宗看がすごかったです。今回は進藤静香の娘のレイラ役。月チームの葵さんとは180度違う印象でした。優希さんは葵さんと比べると明らかな大人に見えるので、葵さんと同じセリフに少し違和感を覚えました。見る順番が違えば逆だったのかもしれません。

    持田さんは相続権をもつ貴依子(きいこ)。安井先輩という、相思相愛の彼氏がいる役。ご本人もおっしゃってましたが、持田さんが恋愛に絡む役は珍しいです。朗読劇では「Unknown」がありましたが、演劇としては60本以上見てますが記憶にないです。新しい持田さんを拝見・発見できました。

    夕莉(ゆうり)役の黒木美紗子さんは2018年「音楽劇ヨルハ」のリリィでした。その後も何度か拝見していますが、やはりなんといってもリリィの印象が強く残っています。

    その夕莉。花チームには最大の見せ場がありました。

    ネタバレBOX

    幼馴染で蛍火を家族と思っていた夕莉は「良かったね」と去ります。蛍火は取り繕おうとしますが拒絶されます。

    ここからが月チームと違うところ。

    蛍火は追いかけます。夕莉は蛍火を抱きしめて言います。私だけのものでいてほしい、不幸なままでいてほしい、と。さきほどの銃を取り出し、蛍火の背中から自分に向けて押し当てます。もし撃てば貫通して二人とも、という位置です。
    蛍火は抱きしめたまま「いいよ」と言います。夕莉は銃の位置を変え、自分の首だけに向けます。そして再び、蛍火の背中に押し当てます。
    暗転して数秒後、銃声が響きます。

    沢田美佳さんがSNSで「Flowerの分岐脚本を担当」「正直、完成した台本の別パターンを考えるのはめちゃくちゃ難しかったです」と書かれています。つまり、花チームの方があとから考えられたところなのですね。

    もし花チームを先に見て、月チームを見たらどうだったでしょう。個人的には、月→花の順でラッキーだったと思いました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    麻衣愛さん出演の月チーム。
    両チーム見ましたがこちらを先に見ました。結果としてこの順で良かったです。理由は花チームの感想で書きます。

    日替わりゲストが藍菜さんでした。そのわりにはずいぶん役割が多いなあと思ってましたが、アフタートークでご本人もそれを訴えておられました。

    主役の岡延明さんの表情がとても印象的でした。27年の人生でずっと辛い思いをしてきた背景をもつ役です。笑顔はありません。その悲しみや怒り、あるいは絶望でしょうか。よく伝わりました。

    葵千瑠さん。2年前同じ星レトさんの「黄泉の国でも愛してる」に人型の猫の役で出演されてた「るん」さんですね。今回は麻衣愛さんの娘役。アフタートークで「この親子のビジュアルがすごい」と演者さんに称賛されてました。

    クシダ杏沙さんは2012年の「世界は僕のCUBEで造られる」で拝見しましたが、なかなかすごい恰好の役だったので、お顔はよく分かりませんでした。今回はストレートプレイ。12年越しに普通のお姿を拝見できて良かったです。

    仁藤あいのさん。麻衣愛さんの2018年の初舞台「モデラート」で共演された日生愛乃さんです。たしか歌手として参加されていて、ほとんど演技はされていなかったような。今回演技を拝見できて良かったです。

    ゲストを除く14人がほとんど常に舞台上にいる会話劇。表情含めて常に演技しているわけなので、演者さんの負担は大きいものと思います。しかしみなさんそれを感じさせず、流れるように演技をされてました。

    ちなみに安井先輩役の小野寺雫さんは、初舞台だったそうです。アフタートークでその話になり、他の演者さんの多くが驚いてました。

    ネタバレBOX

    序盤にいくつか伏線が張られます。貴依子の彼氏である安井先輩が序盤になぜか頭を抱える。実は国税局の職員で、桜庭の脱税疑惑を知っているから、といった具合。

    麻衣愛さん演じる進藤静香は子のレイラが相続権利者ということでやってきます。最終的に取引して2億円で手を引くことになります。最終盤のセリフで「2億」と念を押しました。「全部智則に」という総意に対するものとして、さりげないけど大事なセリフだと思いました。

    主役「けいか」を「蛍火」と書くことは、あとで印刷物(いわゆる当日パンフレット)を読んで知りました。名前はけっこう大事な要素だったと思うので、どんな字を書くのか劇中で明確にして欲しかったですね。どんな思いで実の両親が名前を考えたか。こちらは字が分からないので分かりませんでした。

    蛍火が銃を持っていることが唐突だと感じましたが、のちに警察官ということが分かったので納得できました。夕莉が銃を構えるところはどうかと思いましたが、よく考えたら「復讐屋」。所属の3人が銃を扱えることも分からなくはないですね。

    蛍火の「結局不幸なのは俺だけか」という思い。雅之と貴依子が血縁が無いことを暴露したが、期待に反して雅之は不幸にならなかった。智則が桜庭への復讐に燃えていたことを知って仲間と思ったが、妻への思いからその矛を収めていた。蛍火は「不幸であれ」という思いからか銃を取り出すが、桜庭の遺言書でその思いを知り、矛を収める。血族姻族含めた5人のきょうだいの、家族としてのつながりを確認する。

    幼馴染で蛍火を家族と思っていた夕莉は「良かったね」と去ります。蛍火は取り繕おうとしますが拒絶されます。最後、蛍火は希望がある未来をほのめかし、物語は終わります。最後の最後のここだけが、チームで大きく異なるところです。

    さてさて。花チームは。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    🎥配信ありの
    フラワーチーム観劇です

    何か想像していた全てが
    詰まっていたような濃厚な作品でした
    シオンは花で
    花言葉の引っ掛かりがタイトルでしょうか
    秋の終わりに咲く花だそうで
    時期も話にピッタリですわね
    なかなか凄かったと思えた
    125分の作品

    ネタバレBOX

    プロローグとエピローグが
    上手に繋げてあったが
    オチが凄かったんで
    星数オマケで増したんですよ
    いやぁ想像できなかった
    それまでの話が
    割と王道な展開だったんで
    安心していたら んーデスよ
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    すばらしかったです。最後、話があっちこっちにいき「えっ?話そっちのほうに行きますか… えっ?今度はそっちにいきますか…」という感じでしたが、でも楽しめました。いろんなところで子ども5人もつくれば、理由はどうであれ、そりゃ遺産相続で揉めるよなーと思いました^^ 女優さんが、おそらくモデルもやっているのでしょうけど、美人さんぞろいでびっくりしました。

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